【合格体験記】過去問中心の学習スタイルに転換&緻密な学習計画で独学合格!がっきーさん

 

おはこんばんにちは。岩塩です。本日も合格体験記をお送りいたします。

本日1本目は、メーカーで営業のお仕事をされているがっきーさんです。

がっきーさんは、仕事を通して汎用的な技術が身につかないこと、また学生時代に学んでいた経営組織論の知識を活かす機会がないことに、もどかしさを感じていました。過去問中心の学習スタイル緻密な学習計画&進捗管理は、特に独学の皆さんに参考にしていただきたいです!

それでは、どうぞ!

 

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(0)受験生情報

名前:がっきー、年齢:32歳

(1)自分の診断士受験スタイルを一言で表すと

合格するための学習計画を継続的に見直し、最後までやり抜く。

(2)診断士に挑戦した理由・きっかけ

会社給与以外でもお金を生み出せる力を身につけたかったから
(メーカー営業職ということもあり、汎用的な技術が身につかないことに漠然とした不安感があった)

学問を社会に役立てたいと考えたため
(学生時代、経営組織論のゼミで沢山勉強したのに、会社では(少なくとも当社では)生かせる場が無くもどかしい思いをしていた)

(3)学習開始時の知識・保有資格、得意科目・不得意科目

学習開始時の知識
・経営組織論(大学ゼミ研究分野)
・簿記2級

得意科目
一次:経済学
二次:事例Ⅰ

不得意科目 
一次:運営管理・法務
二次:事例Ⅲ

(4)学習スタイルとそのメリット・デメリット

独学(診断士ゼミナール)

① メリット
費用負担が受験校と比べ抑えられること、通学の時間が省けること
学習の濃淡を自分で管理しやすいこと。

② デメリット
勉強仲間、ライバルが身近にいない為、自分のレベルが把握しづらいこと。
 (地方在住のため、そもそも受験校が無いという事情もありました。)

(5)合格までの受験回数、学習時間とその作り方

学習開始時期:2019年1月頃から
受験回数:1次2回、2次1回
1次学習時間:700時間
2次学習時間:300時間

(6)合格までの学習法

① 1次

2019年1月から市販のTACスピードテキストを使って学習を開始。過去問を取り組まずにテキストをひたすら読むだけを200時間程度かけて本番に臨む。中小企業政策の科目に至っては当日初めて試験問題を解くような状態。結果はズタボロで、情報システム1科目のみ科目合格。

2019年11月から2020年の合格を目指し、①診断士ゼミナールに申込み、②過去問中心の学習スタイルに方向転換。また、2020年8月の1次試験までに、各一次試験科目を何月までに6割以上のレベルに到達できるようにするか、そのための学習計画を作成。

計画に則り、19年11月から20年3月頃まで週に10時間程度の学習で一次6科目分のインプット、過去問6年分を行う。

4月は苦手科目の運営管理・法務に力点を置きつつ、全体の復習を行った。

5月は、「各科目6割の目途付け」をテーマに、一次の過去問2・3週目に取り組んだ。また、二次試験のイメージを捉えるために2年分4事例を解き、受験生支援団体の2次対策セミナーにも参加。これによって、2次試験合格レベルには程遠いことを痛感。

5月末には予備校の一次試験公開模試を受験し、満遍なく6割取れる実力が付けられていることや自分の立ち位置を確認できた。

6月は、「どの科目が難化しても6割を確保出来るように各科目7割のレベルに持ち上げ(経営法務は除く)」がテーマ。過去問の3週目及び、難化した年の過去問を繰り返して仕上げを行った。ただ解き直すのではなく、不正解選択肢の何が間違っているのか説明出来るようにすることを意識した。また、運営管理・中小企業政策対策で、統計データ関連をネットで探して空き時間に読む等を行った。

7月受験の一次試験結果は、6科目平均68点で目標の7割には到達しなかったが、昨年のリベンジで自分の勉強方法が間違ってなかったことに安堵。

 

② 2次筆記

10月の二次試験までに60事例(4事例x5年x3回)行い、合格レベルまでもっていくことを計画。テキストは、各年ふぞろい本を5年分10年データブック全知識、事例Ⅳ計算問題集を使用。

7~8月
二次知識の定着化をテーマに学習。理由は、ふぞろいの合格者答案・A答案と比べて、自分は与件文・設問文を読んで連想できるキーワードが圧倒的に少なかったから。そのため、二次知識の定着関連ワードが出た時の瞬発力を単語帳を使いながら鍛えた。

8月末
予備校の模試を受験。知識の定着化が進んでいることは確認出来たが、与件文無視で知識に引っ張られた“妄想”解答が多く、初見問題への対応に課題があることに気が付く。

9月~10月
過去問の2・3週目を取り組むことに加えて、2015年以前の古い過去問も使って初見問題を継続的に取り組んで与件ファーストの訓練を実施。

9月末頃
模試の結果が返却され、全体総評Cで落ち込むも、得点が低い理由は分かっていたので与件ファーストを意識しながら勉強を続けた。

10月初
受験生支援団体主催の2次直前セミナーに参加。キーワードからの連想瞬発力が先輩合格者や他の受験生と比べてまだ不足していることを実感。

直前期~2次試験当日まで
更に知識の定着化を意識して学習、また、過去問を繰り返し複数年行うことで少しずつ設問者が求める「書いてほしいことのヒント」が与件文から浮き出るようになってきたことを感じる。

当日
実際に受けてみると全事例について設問での問われ方がこれまでと何か違う、と思えてしまい、手ごたえがなく終了。例えば、事例Ⅰだと情報システム化の手順、事例Ⅱでは取引先の方向性、事例Ⅲでは納期遅延のことばかり聞いてくる、事例ⅣはROIと全く対策してなかったことが出てくる、等。また、予備校の2次試験採点サービスでは事例Ⅰ~ⅢがB、事例ⅣがCだったので21年の再受験はほぼ確実かと落胆。

しかし、結果として口述試験に進むことが出来た。試験当日を振り返ると、分からない設問に遭遇しても、①みんなが書きそうな最大公約数を目指したこと、②何か書くことを諦めなかったこと、がよかったのかもしれません。得点開示前ですが、事例Ⅳで足切りされなかったのは、計算過程や苦し紛れの記述にも多少の部分点が与えられていたのではないかと推測。

 

③ 再現答案について

受験前は受験当日の晩に作成予定だったが、あまりに疲れて断念し、翌日に作成。

(7)学習時・受験時のエピソード及びこれから合格を目指す方へのアドバイス

独学生や地方在住の方は、自分の立ち位置(学習レベル)が把握しづらく継続的に集中して学習することが難しいと思いますが、過去に合格された方の学習法等を情報収集自分のやり方を確立して頑張って下さい。

 

========ここまで========

 

いかがでしたでしょうか。

インプット中心から、過去問を使ったアウトプット中心のスタイルに切り替え、緻密な学習計画&進捗管理で試験当日にしっかりピーキングしている点が素晴らしいですね。

独学のデメリットである「自分のレベルが把握しづらいこと」に関しても、予備校の模試受験生支援団体のセミナーを活用してしっかり克服していらっしゃいます。

また1次の学習期間中に2次の事例を解いてみたことも、学習のスタートダッシュに繋がったのではないでしょうか。

これまでは使う機会がなかったかもしれない経営組織論の知識も、診断士活動では強みになりますね!

がっきーさん、合格おめでとうございます!ご寄稿どうもありがとうございました。

以上、岩塩でした。

 


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