【合格体験記】80:20の法則を意識し、頑張りすぎない学習法で一発合格!たこすさん

本日3本目は、たこすさんの合格体験記です。

たこすさんは、ご自身の受験スタイルを「コスパ重視」、「低燃費」、「頑張りすぎない」とおっしゃっています。

1次2次合わせて学習時間が約450hと短時間でストレート合格を果たした学習方法は必見です!

それでは、どうぞ!

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(0)受験生情報

たこす 27歳

(1)自分の診断士受験スタイルを一言で表すと

コスパ重視、低燃費、頑張りすぎない。

(2)診断士に挑戦した理由・きっかけ

将来を見据えた自己啓発です。入社以来、海外営業として働いていたところ、ローテーションの一環で工場の生産管理部門へ突然異動となり、転職が頭によぎりました。自身のキャリアについて考え調べていった結果、①ビジネスマンに必要な知識を体系的に取得できる、②難関資格取得でキャリアに拍がつく、と考え診断士の受験を決意しました。また、転職しないとしても今後管理職を目指すにあたり周囲と差をつけられるだろうと考えました。
※情報収集の際、「若いうちにMBAや中小企業診断士を取った方がいいと思う7つの理由」という以下のnoteを参考にしました。
(参照元:池田紀行@トライバル|note)

(3)学習開始時の知識・保有資格、得意科目・不得意科目

①学習開始時の知識
総合重工メーカー勤務のため、工場の仕事・生産管理の知識あり。海外営業だったため英文契約書にも抵抗はありませんでした。
②保有資格
診断士試験に有利となる資格は特になし。
しいて言うならVEリーダーを保有、TOEIC 915点です。
③得意科目
特になし。
④苦手科目
1次:経済学、財務会計
2次:事例4
営業だったくせに数字が苦手なのが弱点。

(4)学習スタイルとそのメリット・デメリット

1次試験:診断士ゼミナール(通信)と過去問マスターで独学
2次試験:独学
①メリット
費用が掛からない。
②デメリット
孤独な戦いなので、だれてしまう。

(5)合格までの受験回数、学習時間とその作り方

①学習開始時期と受験回数
開始時期:2019年9月~  受験回数:1次1回、2次1回
②1次学習時間:320時間
③2次学習時間:137時間

(6)合格までの学習法

①1次
診断士ゼミナールでインプット → 過去問完全マスターでアウトプット】
王道ながら安定の作戦だと考えます。まず動画講義を1周して全体感を把握し、2周目で理解を心掛けながらインプット。診断士ゼミナールは動画をDLできる(スタディングは確かできなかった。)ので、iPhoneに入れてベッドやカフェで見ていました。動画を倍速再生できたので時間はそれほどかかっていません。1周目は「木を見て森を見ず」とならないよう細かい疑問点はスルーし、2周目でわからない箇所をググったり、きゃっしいまとめシートを確認しながら進めました。
その後過去問完全マスターのA・B問題を全科目1周解き、経営戦略・経済学・財務会計・運営管理のみ2周しました。この時もきゃっしいまとめシートが欠かせませんでした。中小企業経営・政策はTBCの問題集YouTubeで対策。(試験1週間前まで全く手を付けずかなり焦る)。

②2次筆記
 【過去問を解く → ふぞろいきゃっしい流で自己採点 → エクセルに反省点や得た知識をメモ → 繰り返し・・・・】
 自己採点でかろうじて1次合格を確認したものの、従来の怠け癖がたたり8月は遊び惚けていました。9月頭に焦り始め勉強再開。「過去問は5年分くらい解けばいいか」とラフな計画を立て、わからないなりに解き、ふぞろいときゃっしい流で採点(一方のノウハウに偏らないように)、反省会をしてまた過去問を解く、というのを5年分実施しました。
 ファイナルペーパーは本番で見ることより自分の思考を整理する目的で作成し、本番に臨みました。(さらっと書いていたアンゾフの成長戦略が知識問題としてそのまま出てきてラッキー。)

③再現答案の作成有無
 2日後に作成。採点サービスは2社実施し、いずれもB判定でした。

(7)学習時・受験時のエピソード及びこれから合格を目指す方へのアドバイス

自分は80:20の法則を意識していました。80:20の法則は、「結果の80%は、たった20%の原因から生み出されている」という考え方です。資格試験でいえば、本当に大事な20%を抑えちゃえば80%の結果が得られる、と解釈しています。自分はかなり怠けものなので、診断士の勉強をするにあたり、「本当に大事なエッセンスは何か」「どんなツボを押さえれば効率がいいか」「楽に合格する方法はないか」ということを考えていました。そうした試行錯誤の中で一発合格道場は情報の宝庫であり、何回もお世話になりました。ありがとうございました。参考になる記事を印刷してマイ教科書を作ったりさせて頂きました。

1次試験はまず全体像を把握し、そこから体系的に学んでいくのが良いと感じます。最初からテキストにかじりつき疑問点が出るたび立ち止まるより、試験で学ぶべき領域=森を先に把握する方が合理的です。自分の場合、動画の流し見で試験範囲全体のボリューム感が早期に掴め、心に余裕が生まれました。

2次試験は答えが公表されていないので、過去問を解いてPDCAを回すことがベストだと考えます。自分の勉強法をまとめると、高得点を得られる解答パターンをふぞろいで把握し、きゃっしい流でロジカルな解答テクニックを身に着け、道場記事やネットの情報を参考に反省会を行い自分の答案を洗練していく、という感じでした。お役に立てれば幸いです。

また、もし時間があれば試験委員の著書を読みたかったです。なぜなら、試験問題は毎年新作で未知のものであり、著書を読めば出題者が考えるその分野のエッセンスなり出題者の思考の癖なり、ヒントが得られそうだからです。この点は文系大学の論文試験と似ている気がします。教授の本を読むと教授の好む言い回しやキーワードが書いてあり、解答に盛り込むと教授は「そうそう、こういうことを答えてほしいんだよ。お前はわかっているな」と気持ち良く採点してくれる気がします(経験上)。知識一辺倒の解答より印象は必ず良いはずです。あくまで個人の意見なのですが、診断士の2次試験もこの点に通ずるものがあるのではないでしょうか。少なくとも自分は、採点者が「そうそう、これこれ」と頷くような解答を心がけていました。あくまでこれは国家試験であり、自分の意見を述べるのではなく、教科書通りで生意気じゃない解答が好まれると考えました。

怠け癖が強くすぐPS4のスイッチを入れてしまいがち、2次試験前はコントローラーを彼女に預けてなんとか机に向かっていたようなこんな自分でも合格できた大きな要因は、いかに効率よく勉強できるかという作戦立案・情報収集に時間をかけた点だと思います。仕事も試験も、準備・段取りが勝敗を左右するのだと再認識した次第です。(もちろん支えてくれる人がいたという点も大きく、とても感謝しています。)

========ここまで========

いかがでしたでしょうか。

私がこの体験記を拝見して印象に残ったのは、【自分はかなり怠けものなので、診断士の勉強をするにあたり、「本当に大事なエッセンスは何か」「どんなツボを押さえれば効率がいいか」「楽に合格する方法はないか」ということを考えていました】という言葉。

たこすさんはご自身を「怠けもの」とおっしゃっていますが、楽に合格するという考え方は私も重要な発想だと思います。それを実現するために、診断士試験で求められる本質とは何かを考え続けられていたのではないかと推察します。その結果、1次試験は通信講座でインプット→過去問題集でアウトプットとたこすさんご自身がいう「王道の学習法」を取り入れ、2次試験では過去問5年分+ふぞろい・きゃっしい流を選択集中し、しかも一方のノウハウに偏らないよう工夫されています。非常に参考になる学習法だと思いました。

また、【採点者が「そうそう、これこれ」と頷くような解答を心がけていた」】は、私も受験当時同じように考えていたことだったので、とても共感致しました。

たこすさん、合格おめでとうございます。ご寄稿どうもありがとうございました。

今後益々のご活躍を祈念致します。

以上、ぴ。でした。


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