【1次試験直前】練習は嘘をつくことがある
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11代目一同、全力で頑張ります!
カワサンです。
いよいよ、1次試験まで1週間。
練習は嘘をつかないって言葉があるけど、頭を使って練習しないと普通に嘘つくよ。
— ダルビッシュ有(Yu Darvish) (@faridyu) June 11, 2010
シカゴ・カブス所属のダルビッシュ有投手のツイートです。
今、1次試験や2次試験筆記に向けて勉強されている皆様に、この言葉は意識してほしいです。
例えば、最近のご自身について、以下の3点を振り返ってみて下さい。
①過去問や問題集を解く時、何度も見ているがゆえに、用語の意味や「~である」「~ではない」の表記の違いも確認せずに解いていませんか?
②参考書を見るとき、マーカーを塗っている所を眺めて「これは認識済」と終わっていませんか?
③参考書や問題集の内容を、読み終えた3分後に説明できますか?
1次試験に関しては「追い込み」の時期であり、否応なしに時間をつぎ込む方も多いと思われます。
こで気を付けたいのが、否応なしに時間をつぎ込むがゆえの「やっている感」です。
1.「頭を使って練習する」とは
もし試験中に「あ、これ解いたことある問題と同じやつだ!」と(進○ゼミ風に)直面した時、以下のリスク(陽動作戦)にやられてしまう可能性があります。
①「適切な選択肢」と「不適切な選択肢」を選び間違える(練習問題と同じと思いこむ)
②「否定文」と「肯定文」を読み間違える(先を急いでちゃんと読まない)
③平面図に見知らぬ線が1本入っているだけなのに混乱する(図の意味を理解していない)
問題集で「適切なものを選べ」とあっても、本試験で「不適切なものを選べ」と問われる可能性は十分にあります。
「見慣れた問題~♪」と思って、見慣れた用語だけ見てマークすると練習は嘘をつきます。
私は2018年の1次試験で「あ、これ解いたことある問題と同じやつだ!」と(進○ゼミ風に)ウキウキしてしまい、↑の陽動作戦にはまったことがありました。
それで悔しくて、2019年は「適切」「不適切」とか、「~である」「~は無い」とか、「以下」「未満」といったワードには鉛筆で黒丸を付けて、正答を選ぶ際に気を付けていました。
この時期だからこそ愚直に「問題文をしっかり読む」練習をした方がいいです。
特に、問題集を何度も回している方は要注意です。
試験本番に「同じ文章」が出てくる保障なんて一切ありません。
試験本番「あ、これ解いたことある問題と同じやつだ!」と(進○ゼミ風に)なったら、気を付けましょう!!
2.体調を整える「練習」、気持ちを安定させる「練習」も
ここ最近は連日、1次試験の当日についてテーマアップしていますが、それだけ当日の準備・動きというのは試験結果を左右するというコトです。
「最近のブログは、試験会場や当日の話題ばかりだな」と思われるかもしれませんが、当日の雰囲気や様子を知っておくのは、知らないよりもアドバンテージという事なんです。
ただ今回はマスク着用受験、会場の選定も例年と異なる、検温の実施など、今までと違うことも何点かあります。何度か登場していますが、HPや受験票記載事項をしっかり確認して、時間に余裕をもって会場に乗り込んで欲しいです。(参考:中小企業診断協会HP)
(1)当日に発熱!今年は一大事
追い込み時期は特に体調が乱れやすく、健康管理はとても大切です。
今年は特に、試験当日の発熱に気を付けたい所です。
私は、昨年の2次筆記試験の朝に身体がだるくて、検温すると37.3℃ありました
今年だったら、気が気じゃない事態です。練習は嘘をつくどころの話じゃありません。
「当日、試験会場の入口において、全ての受験者について非接触型体温計による検温を実施します。」
「37.5度以上の熱のある方につきましては、 感染拡大防止のために必要な措置として受験をお断りすることとします。」
と、主催者HPに明記されています。
今年は受験資格も左右する体温管理です。
頑張りすぎて知恵熱なんてこともありますから、今から気を付けておきたい所です。
ちなみに食後は体温がちょっと上がりますから、ご注意ください(ご参考)。
不安なら、早めに食事するか、検温後に摂る形にする方が良いと思います。
(2)マークを塗りつぶす最中…突然の腹痛が!
これは私が最も恐れていたことです。
過去、簿記2級の試験でやらかしました。
その試験は午後から始まるんですが、昼に「ここ気になってたな~」という試験会場近くのラーメン屋に、初めて寄ったのが失敗でした。
お腹が慣れないものを受け入れたおかげで、試験開始後15分ほどで腹痛発症。
白旗を挙げるが如く手を上げて、トイレダッシュ。。。。。
事を済ませて戻りますが、もう時間も過ぎておりモチベーションもガン萎えです。心ここにあらず。
そんな経験があったので、1次試験はかなり気を遣いました。
「3密」ならぬ「3常」ですかねえ。
・「常時」食べなれているものしか口にしない
・「常温」以外の飲食物を口にしない
・「常備薬」少しでも不安になったら口にする
私は上記の通りお腹が弱いので「正露丸」「ストッパ」の2種類を持ち歩いています。
(3)試験当日の「ルーティン」を持っていれば、周りに左右されない
メンタルコントロールに関しては、ルーティンを大切にするアスリートが多いですよね。
ラグビーの五郎丸選手、プロ野球ならイチロー選手や前田健太投手あたりがイメージしやすいかと思います。
私も試験前はルーティンを確立してから臨みました。1分間の瞑想です。
後から知りましたが、アップルのスティーブ・ジョブズ氏は毎朝瞑想をして、1日のスイッチを入れていたそうですね。
試験では、解答用紙と問題用紙の配布が終わってから、試験開始まで少しだけ待ち時間が発生します。
その間は待っているだけなので、私はそのスキに1分間だけ瞑想し、集中力を高めていました。
(問題用紙をどんなに眺めたって、第1問が透けて見えることはありません)
目を閉じて、深呼吸して、何も考えない―
今でも、仕事で大切な場面などでやるときがあります。
「これやれば集中力高まる」みたいなルーティンを持っておくだけで、当日のパフォーマンスに大きな影響を与えると私は思います。
瞑想でなくても、
・お守りを握る
・好きな言葉を心の中で唱える(おまじない的に)
・水をひと口飲む
色々、やり方はあります。
ただ、当日いきなりやれば出来るものではないです。「ルーティン」なので習慣化しないとメンタルに効きません。
試験中はテキストや参考書も見られない、いつもと違う場所・雰囲気で受験しなければなりません。
そのような環境でもしっかり結果を出せるために「スイッチボタン」的なルーティンを持っておきたいものです。
3.さいごに
受験生で見ると、11代目の道場メンバーは12名中9名が東京地区、あとは大阪、名古屋、広島という構成です。
私は北海道→広島と過ごしてきた者として、
会場の遠方、地方から受験する皆さまを誰よりも応援しています
試験会場に関しては「幕張メッセが遠い」等の話もネット上で見受けられますが、
北陸や四国から受験する方のように、試験会場の日帰り圏「じゃない方」はみんな
京葉線みたいな通勤電車じゃなくて新幹線とか使うんですよー
「ちょっと遠いから前泊」じゃなくて「遠いから前泊マスト」なんですよー
受験料以上に交通費かかるんですよー
と、思っています(きっと)。
別に「遠方の人は大変」とか「東京の人が比較的移動が楽だ」というつもりはありません。
全国各地から、一人ひとりの受験生が、それぞれの想いをもって受験する
そこには近いも遠いもありません。結果を出すのみです。
ただ個人的には、地方に生きる皆さんへ特に頑張ってほしいと思っている次第です。
本当にそれだけです。
私は広島地区で受験しましたが、宿代のコストも大して変わらないので、2日間新幹線で往復して受験しました。
端から見れば試験を受けるだけですが、新幹線で移動だなんて田舎の人からしたら一大事です。
1日目の帰り、広島駅のホームでスピテキ片手に自由席に並ぶ同志がいて「自分以外にもたくさんの人が、遠くから受験しているのかも」と思った次第です。
最後の最後、受験会場(広島工業大学専門学校)の教室にこんな張り紙がありました。
(今年も広島地区の会場は同じですが、すべての教室に張られているかは不明です)
能力の差は小さい。されど、努力の差は大きい
では、また!
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