【渾身】運営管理の店舗面積対策【中小企業診断士】

どうも、Tomatsuです。

(前回までの記事はこちら

いつも道場ブログを読んで頂き本当にありがとうございます。

さて、突然ですが、みなさま「都市計画法の店舗面積の問題を捨て問にしよう」と思っていませんか?

こういう問題です。

【運営管理】H27 第23問(引用元:一般社団法人中小企業診断協会HP)

都市計画法および建築基準法による用途地域に関する説明として、最も適切なものはどれか。

(ア)床面積が1,000m2の店舗の場合、第一種低層住居専用地域に出店することができる。
(イ)床面積が2,000m2の店舗の場合、第二種中高層住居専用地域に出店することができる。
(ウ)床面積が5,000m2の店舗の場合、第一種住居地域に出店することができる。
(エ)床面積が12,000m2の店舗の場合、準住居地域に出店することができる。
(オ)床面積が15,000m2の店舗の場合、近隣商業地域に出店することができる。

「他の科目の暗記でいっぱいいっぱいだし、細かい床面積の基準なんて覚えてられない。捨て問にしよう~」

多くの方がこのような対応を取られているかと思います。

私も直前期に突入する前は脳内メモリがいっぱいいっぱいでしたし、そもそも上記を覚えておくことに意義を感じられず、店舗面積は捨て問にしようと思っておりましたので気持ちはすごく分かります。

ただこれすごくもったいないです。

理由は二つ。

① 都市計画法は意外と出題されるから(過去5年間で2回:R1,  H27)

② 体系的に暗記すれば簡単に覚えられるから(10分でOK)

診断士試験における2~3点の重みは言わずもがなですが、こういう細かい論点に相対した時に使える武器を多く持っておくことが合格のカギとなります。

超細かい論点で恐縮ですが本記事では、店舗面積の覚え方について解説します。

2~3点をもぎ取りたい方は是非読んでみて下さい。

用途地域による建築物の用途制限

まずは、都市計画法の用途地域内の建築物の用途に関する制限をみていきましょう。

拡大版はこちら

はい、パニック状態ですね。

こんなマトリックス図にまとめられても覚えられる訳がないですよね。

予備校のテキストも基本このマトリックス図を簡略化したものですので、試験対策には使いづらいです。

フロー図にまとめてみた

という訳で覚えやすくするために下表のようにまとめ直してみました(クリックすると拡大します)

 

正直これを覚えるだけで百発百中で解けます(言い換えるとこれで解けない問題は誰も解けない)。

覚え方について、もう少し解説いたします。

1.住居地域系

住居地域系が一番めんどくさいのですが、慣れれば簡単です。

まず、選択肢を見て住居地域系に該当していたら下記を確認しましょう。

① 「低層専用」or 「中高層専用」or 「専用がついていない」

② 第一種 or 第二種

低層の場合は、第一種は「店舗は建てられない」、第二種は「150 m2以内までOK」

第一種の方が厳しくなるイメージです。

中高層の場合は、第一種は「500 m2以内の店舗 & 大学・病院」、第二種は「1,500 m2以内までOK」

第二種のみに着目すると、低層が150 m2、中高層が1,500 m2なので、「10倍」するイメージを持っておけばOKです。

専用がついていない場合は「3,000 m2以内までOK」ということを覚えておきましょう(パチンコ・カラオケの制限は覚えなくても良いです)。

また、例外として田園住居地域がありますが、これは「500 m2以内」という数字を覚えておけばOKです。

まとめると住居地域系に関しては、覚えておくべき数字は下記に限定されます。

覚えておくべき数字
  • 150 m2 (第二種低層専用)
  • 500 m2 (第一種中高層専用・田園住居地域)
  • 1,500 m2 (第二種中高層専用)
  • 3,000 m2 (第一種住居地域・第二種住居地域・準住居地域)

2.商業系

商業系はめちゃ簡単です。

「近隣」商業地域だろうが商業地域だろうが何でも建てられます

近隣が付いているか否かで異なるのは、キャバクラ・ナイトクラブの設置可否のみです。

ここも試験で問われるとは思えないので、下記のように覚えておきましょう。

商業系は基本何でも建てられる(サイズも無制限)

3.工業系

工業系も簡単です。

三つしか選択肢がないので、それぞれの特徴を覚えておきましょう。

① 「準」工業地域 : 商業系と同じく基本何でも建てられる

② 工業地域 : 10,000 m2以内まで

③ 工業「専用」地域 : 店舗系は設置不可

上記の判別さえ出来れば勝ったようなもんです。

まとめ

都市計画法が出た場合の取り組み方についてまとめます。

ステップ1:選択肢が「住居地域系」「商業系」「工業系」のどれに該当するか判断

ステップ2a:「住居地域系」の場合は、低層「専用」、中高層「専用」、専用がついていない住居地域、田園住居地域、のどれに該当するか判断

ステップ2b:「商業系」の場合は、基本的には何でも建てられる、と判断

ステップ2c:「工業系」の場合は、「準」工業地域、工業地域、工業「専用」地域、のどれに該当するか判断

また、覚えておくべき数字は基本的に下記に限定されます。

  • 店舗建てられない(第一種低層専用・工業「専用」地域)
  • 150 m2 (第二種低層専用)
  • 500 m2 (第一種中高層専用・田園住居地域)
  • 1,500 m2 (第二種中高層専用)
  • 3,000 m2 (第一種住居地域・第二種住居地域・準住居地域)
  • 10,000 m2 (工業地域)
  • 無制限(商業系・「準」工業地域)

私は上記のようにフロー図にまとめ直して覚えたことで、都市計画法は百発百中で解けるようになりました。

是非だまされたと思って使ってみてください。

おまけ:超人気YouTuber・ラファエルさんも絶賛の資格「中小企業診断士」

今日はおまけサブカルコンテンツとして、ラファエルさんの動画を紹介したいと思います。

ラファエルさんと言えば、仮面&スウェットスタイルで日本刀や鉄球を使った検証系動画で有名になった人気YouTuberです。

超有名なのでご存知の方も多いのではないでしょうか。

過激系コンテンツも多いのですが、自衛隊への入隊経験や社会人経験など、人生経験が豊富で、タメになる動画も数多く配信されております。

そんな超人気YouTuberのラファエルさんですが、なんと2016年にアップした動画俺が勉強した【資格】これあれば社会人でスピード出世できるかもで診断士について語られております!!

ラファエルさんが会社員だったころにアップされたものなのですが、この動画では診断士試験の概要や勉強することのメリットについて語られております。

彼自身は途中で資格取得を断念されたようですが、「企業経営理論」「財務会計」「経済学・経済政策」は資格取得に関わらず勉強したいと思ったようで、皆さん御馴染みのTACスピテキを購入してかなり勉強されたようです。

診断士の内容は勉強するだけでも相当価値がある。そのようにおっしゃっております。

やっぱりこういう有名な方に取り上げて頂けるのはありがたいですね~。

コロナ禍でモチベ―ション維持に苦戦されている方も多いかと存じますが、ラファエルさんも絶賛の「中小企業診断士資格」の取得を目指して日々の対策を継続して頂ければと思います。

最後まで読んで頂きありがとうございました。

明日は11代目の大トリ、べりーさんの登場です!


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【渾身】運営管理の店舗面積対策【中小企業診断士】”へ2件のコメント

  1. 受験生X より:

    これは覚えやすそうですね。使わせていただきます。ありがとうございます。

    1. Tomatsu より:

      受験生Xさん、
      コメント頂きありがとうございます!嬉しいです!
      是非、過去問等が解けるかどうか試してみて下さいね!
      今後もこういったノウハウを発信していきますので、引き続きよろしくお願いします!

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