【一次試験】いきなり過去問アウトプット作戦
こんにちは!まっすーです。
一次試験まで、4ヶ月を切りましたね。
GWも近づいてきましたが、計画は立てられていますか?
Katsuの記事にあったとおり、今後、道場メンバーのGWの過ごし方に関する記事がアップされる予定です。
各メンバーがどのような過ごし方をしていたのか、私もとても楽しみです。
さて、私の場合はと言いますと、昨年の今頃まで応用情報技術者試験の勉強をしていたこともあり、GWは1~4月の繁忙期を乗り越えた仕事の疲れと、激務の合間を縫って行っていた勉強の疲れを癒すために、勉強とは一切離れて、のんびり家族と過ごしていました
今から考えれば、情報技術者試験が終わってからすぐに診断士試験の勉強に手をつけていれば、最後の方で焦る結果にはならなかったかな~と思っています。
これは、一次試験というよりは、二次試験でのことですが、私の場合はここでの橋げたの構築不足(特に運営管理と企業経営理論)が、二次試験に影響しました。
ですが、ここでゆっくり休んだことで、一次試験突破の最後のスパートの余力を作れたかもしれないので、良かった面もあるとは思います。
要は自分で納得(というよりは覚悟)して、その行動を選択しているのであれば、休むこと自体は問題ないと思います。
さて、GWをのんびりと過ごした、私が一次試験勉強をスタートしたのは、試験終了後ちょっと(大分?)休んだ5月中旬頃。
診断士試験用の参考書は一つも持っていない状態。
資格を持っている財務会計・経営法務・経営情報システムは漠然と何とかなるとは考えていましたが、ここからスタートして間に合うかどうか?
間に合わない結果になるとしても、来年につながる科目合格をするためにはどうすればいいか?
ということを主に考えました。
そこで、私が一番最初に購入したのはTACの過去問題集7冊(全7科目)。
他の道場メンバーも重要性を語っていますが、私は
「資格試験において過去問に勝る参考書はない」
と考えているためです。
TACの過去問集にしたのは、解説が充実していると思ったからです。
それに加えて、スキマ時間で使用しやすい、TACのポケットテキスト1日目・2日目を購入しました(ちなみにスピードテキストは後で必要性を感じた中小企業経営・政策のみ購入しています。)。
最初に過去問を選択したのは、限られた時間の中で成果を出すためには、
1.テキストインプット⇒過去問アウトプット
よりも、
2.過去問アウトプット⇒過去問(解説)インプット(+テキスト補足)
の方が、私にとって明らかに効率がいいと考えたからです。
今までの資格試験の経験から、テキストはただ読んでも、時間が過ぎるだけでまったく頭に入らないけど、問題を解く場合は頭を使う+間違えて悔しい思いをする分、少しだけでも頭に残ると考えています。
また、過去問で出ている論点は、イレギュラーもありますが、割合的には重要論点が多いわけで、その内容を学習するには過去問が一番いいと思いました。
なお、この考えはあくまでも試験までの残り時間が少ない中、何とか試験を突破するために採る手段として紹介するものであって、1.の方法が誤りというつもりはまったくありません。
さて、ここからは私の過去問の活用方法についてお話します。
題して「いきなり過去問アウトプット作戦」です。
過去問アウトプットから始めるって、何もない状態から、どうやってアウトプットするの??
と思われるかも知れません。
方法は単純です。
一度もテキストを読まずに、とにかく過去問を解く!!
予備知識がまったくない問題であっても、自分の常識の範囲で解いてみる。
最初は全然わからない。半分以上間違えると思います。
勘でもいいから、とりあえず答えてみる。
一問一問、解いたら答えと解説を読みます。
大事なのは意味不明でも一通り解説を読むことです。
「ふーん、そうか」くらいでいいです。
一回目は理解する必要はありません。
それで何とか一冊(過去問5年分)やってみて、終わったら次の科目に移ります。
わけの分からないことばかりで、へこむことも多いですが、一番大事なのはここで心を折らないことです。
とにかく、できないことを気にせず、なんとしても前に進む。
7科目終わったらまた最初の科目に戻って過去問をやる(二回目)。
このときには、一回やった問題も既に忘れているのでまだ出来ない問題が大半だと思います。
ですが、二回目だと解説を読んだ時になんとなく覚えているものが出てきます。
三回目くらいになると、覚えている問題と、覚えていない問題の差で、ある程度できる問題がでてきます。
解答の選択肢を覚えているものも出てくるでしょう。
その場合は、選択肢一つ一つについて、正誤とその理由を考えて、答えあわせをする。
この段階から、間違えた問題はその問題に、選択肢はその選択肢に印をつけることを始めて、四回目以降は間違えた問題を中心に解いていきます。
ちなみに、これもあくまで私の場合ですが、問題ランクA~Eについてはあまり意識しませんでした。
ただ、企業経営理論の労働法の難問や、経営情報システムの統計など、自分で捨てると決めた問題はバッサリ捨てていました。
ちなみに一~二回目までは、あまり机には向かいません。書き込みもしないので、ペンも持ちません。
電車の中や、昼休み、お風呂に入っている時間、寝る前など、スキマの時間をとにかく作って、問題を解きます。
四回、五回と繰り返していくと、過去問オンリーとはいえ、ある程度の知識がついてきます。
そこまできたら同時進行で、ポケットテキストに、過去問で出ていて、覚えられていない論点を書き込んで、自分なりのテキストを作っていきます。
私の過去問を回した回数については、記録をとっていないのでわかりませんが、最後まで残った問題(=苦手問題)は十回以上解いていることになると思います。
一次試験間近になったら、この苦手問題を中心に、ファイナルペーパーを作成しました。
以上が私の過去問活用法です。
この作戦の内容は、もう一度言いますが、
一度もテキストを読まずに、とにかく過去問を解く!!
ということです。
もちろんこれは、私はこうやって勉強しました、というただの経験談でしかありません。
ですが、もし今現在勉強が遅れ気味な方や、スタートが遅れて今から始める!という方は、極端にアウトプット中心の勉強に切り替えてみる、こうした勉強方法も参考になるのではないでしょうか。
ちなみに私の場合、「いきなり過去問アウトプット作戦」から少し遅れて、スピ問7冊も同様に回していました。基本的には、過去問と同じやり方です。
さらっとかきましたが、実は結構大変です。
冒頭にも書きましたが、試験まであと4ヵ月を切っています。私のような後発組は、作戦名はともかく、勉強方法や勉強範囲を決め打ちして、「これでダメなら仕方ない」くらいの気分で、一気に追い込みをかけてきます。
まずは8月の一次試験まで、油断せずに頑張っていきましょう!