【合格体験記】諦めずコツコツと勉強し見事合格!桔梗さん!

おはようございます。かもよです。

2本目の合格体験記は、桔梗さんです。診断士という資格を知ってから、受験するまでというのも、様々な物語があります。桔梗さんも、資格を知ってから一度目の受験と合格するまでの間に長い年月がありました。ただ、そこには共通して、現状に対する「何とかしたい!」という思いがありました。

診断士受験の再挑戦を考えている方や、少し立ち止まりそうになっている方、そして今まさに合格されたての方にも、是非読んでいただきたい体験記です。
ではどうぞ!

========ここから寄稿========

(0)受験生情報

桔梗 51才

(1)自分の診断士受験スタイルを一言で表すと

諦めずのんびりコツコツと勉強

(2)診断士に挑戦した理由・きっかけ

約30年前、某大学の理系学部を卒業後、メーカー系システム開発会社に入社、当時の社長が中小企業診断士(工業)をお持ちで社内の資格リストのトップに掲げられていました。

入社後、製造管理や社内ネットワークシステムを開発、2000年初めのインターネット黎明期に新設されたネットビジネスベンチャー子会社にむりやり?異動、事業は波に乗り3年で急成長したものの社内環境はガタガタ・・・。何とかできないか中小企業診断士資格の勉強を開始したものの、あまりに多忙で約1年1回試験を受けただけでお蔵入りに。その後、大手ネットビジネス会社に買収されたり、教育サービス会社に転職しながらも、BtoBやBtoCのクラウドサービスの開発やサービス企画のマネジメントしていました。

縁あって3年前に中規模物流サービス会社の経営企画・社内システム開発部門長として転職、顧客向けサービスから一転、『物流会社』でITを使い『従業員の皆さま』に対して『社内改革をすすめる』という全く未知の領域に手を出してしまい自身の知識不足を痛感するはめに・・・・何とか突破口をつかみたく今度こそはと本気でチャレンジすることにしました。

(3)学習開始時の知識・保有資格、得意科目・不得意科目

資格試験は特に受けておらず簿記3級を取得した程度です。得意科目はマーケティングと経営情報システム、不得意科目は運営と経営法務と中小企業経営・政策、とにかく暗記物が苦手でした。この3科目を落としてしまい2年目に受験することになりました。

(4)学習スタイルとそのメリット・デメリット

一次試験はスタディング(旧通勤講座)とスピードテキスト、過去問、二次試験は独学でした。優先順位は①主婦業②仕事(転職したばかりだったので)③資格取得でした。通勤時間がやや長めだったのでスキマ時間に対応できる方法を選択しました。

メリット:とにかくスキマ時間でできる、費用があまりかからない事

デメリット:一次試験はスタディングを軸にしたスキマ勉強がぴったりだったのですが、
二次試験はすぐには合わず・・・勉強方法から試行錯誤でかなり手間取りました。

(5)合格までの受験回数、学習時間とその作り方

①学習開始時期と受験回数

<学習開始時期>  2017年3月

<受験回数>

1次試験:3回(17、18年の2回で合格、19年は保険受験で合格)
2次試験:2回(18年不合格、19年合格)

②一次学習時間
17年度 200時間 (2月~7月) 4科目合格
18年度200時間(3月~7月) 3科目合格
19年度10時間 (7月)保険で合格

・平日は朝晩のキッチンで講座をBGMに調理、通勤時間中にアプリで問題や過去問
・土日の2時間程度を確保して勉強

③二次学習時間

18年度 70時間(8月~10月)
19年度 200時間(5月~10月)

・基本は上と同じなのですが、記述の練習のため7~10月は寝る前の30分を追加
土日の2時間程度を勉強にあてていました。

(6)合格までの学習法

家庭と下期~年度末は仕事に集中、スキマ時間でできる範囲が前提だったので勉強の時期は基本3月~10月の半年でした。

①1次

基本スタイルは以下でした。

・WEB講座をBGMにキッチンで朝夜の食事の準備中にとにかく講座を聞いて全体をつかむ

通勤中にスマホアプリで過去問や練習問題を解答、とにかく問題をこなす

会社の昼休みや休日に、スピードテキストの要点まとめやMyテキスト作成して知識を再整理

初年度、流石に一発合格は難しく不得意の3科目を残してしまいました

・不合格の3科目(運営と経営法務と中小企業経営・政策)は上記のスタイルの中で

要点まとめをさらに強化、白書をまとめたり、運営は自社の知識習得もかねて、関連本を

読んだりと知識のインプットに注力(半面二次対策がおろそかに・・)

②2次筆記

2年目不得意3科目に必死だったのと、普段企画書や文書を書きなれているという思い込みから2次対策はせず、一次合格後、過去問を7年分3回点ほど解きましたが、結果はCCCA:総合Bで不合格、散々でした・・・・。再現答案さえできませんでした。

3年目、二次の勉強方法を見直しから始め、再挑戦

・まず何よりも得点開示請求を行い現状把握、科目別にどの程度の得点アップが必要かを確認。

・ふぞろいの事例を過去10年確認し自分の評価と合格答案を見比べ分析

とにかく自分に不足している点を見つけ出そうとしていました

結論として ①2次用の基本的な知識不足 ②与件読取の甘さ(大枠ではあっているが、細かい部分で解釈違いが多かった) ③文章の表現力不足

・一発道場さんや他のサイトさんのノウハウを読み、各事例の解き方や要点を整理

自分に合いそうなものをピックアップして自分なりの解答方法をまとめシート化

・通勤途中は合格答案の暗記やキーワードを単語帳アプリにして定着化を図る

・相変わらずキッチンで2次に関連のある科目のWEB講座をBGMとして流す

・8月以降は寝る前30分と休日に事例を解く

こう書くと効率的に実施していたようですが、上の手順をきれいに踏んでいたわけではなく方法自体を試行錯誤しながらだったので、無駄も多く直前まで手答えなく、相当ストレスフルでした。

③再現答案

1年目は再現答案が全くできませんでした、2年目は再現答案が作れる程度に回答の再現力をつけることを目標にしていましたので、翌日、試験問題のメモからほぼ同程度に再現できたと思います。

(7)学習時・受験時のエピソード及びこれから合格を目指す方へのアドバイス

学習時のエビソード

いつもキッチンでWEB講座を流していたのですが、家族が近くにいる場合はワイヤレスイヤホンを使っていました。なので電子レンジを使うと音が乱れました・・・旦那さんに呼ばれても返事をしないことが度々・・
二次試験の勉強を電車の中でする方法がなかなか見つからず、
うまく席に座れた場合:おもむろに筆記具と問題文を取り出しアンダーライン引きや解答作成
立ったままの場合:アプリで再現答案やキーワードの暗記をもくもく
に落ち着きました。

これから合格を目指す方へのアドバイス

私は「中小企業診断士」を知り30年たった『今』合格にいたりました。15年前挫折せずに合格していたら・・・とも思いますが、『今』取得したことに意味があるのだと思います。2年目の一次試験の運営管理・中小企業政策の深堀は現業に直結しましたし、二次試験の勉強はそのまま現在の勤め先の組織改革や工程改革に提案につながり、少しずつ効果も出始めています。

「神様のなさることは時宣にかなってみな美しい」という言葉が大好きで何かあった時の支えにしています。皆様それぞれの環境やライフステージの中で『今』この試験を選び、勉強されておられる事そのものが美しいのだと思います。試験勉強は大変ですが、ぜひ過程も含めて楽しみ合格を勝ち取ってください。

========ここまで========

~~『今』この試験を選び、勉強されておられる事そのものが美しい~~

なんてすばらしい言葉なんでしょう。人生、後悔や失敗があるかもしれない。でも、その延長線上に『今』があるのですね。

ご自身は「のんびり」とおっしゃっていますが、食事の準備をしながらWEB学習や、通勤時間、休憩時間をとことん使い尽くした勉強時間の確保の仕方は、きっとお忙しいお仕事の合間をぬってのことだったのでしょう。

そして、お一人目のszhiroさん同様、様々な方法を試すことで模索しながら学習されています。皆さんも、是非、道場の様々なやり方をどんどん実践してください。そして、ご自分に合った勉強法や、時間の使い方、解答の型をどんどんパクってカスタマイズしてくださいね!

桔梗さんありがとうございました。そして合格おめでとうございます!

以上、かもよでした!

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