相手から信頼される聴き方

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口述セミナー@東京のお知らせ
12月7日(土)午後を予定
場所、時間の詳細は後日告知いたします。

※大阪、名古屋は口述セミナーの予定はございません。
あらかじめご了承ください。

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こんにちは!ちこまる(仮)です。今日の記事は23回目。過去記事はこちらから。

もう12月が目前に迫っていますね。2次試験合格発表まで、およそ2週間ほど。口述試験は2次試験発表の翌週ですから、くれぐれも忘年会など(笑)予定を入れないようにしてくださいね。

さて、今日はブログ当番でこうして執筆していますが、もう一つやらねばならぬことに向き合っております。昨年合格してから、せっかくついたインプットの習慣をそのまま活用しないのは勿体無いので、今心理学の学びを深めているところなんです。

聴く力もそうですが、心の学問は診断士のそれと違ってまた興味深く、医学のような、サイエンスのような、そんなアプローチです。で、私の選んだ学びの方法は通信制の大学生になることだったんですが、現在中間課題提出期間の真っ最中です…。懐かしの中間。。

宿題とか試験勉強をしなくてはいけない時って、どうしてこう断捨離がはかどるんだろうなぁ。。今日は部屋の掃除がはかどりました。全く何やってんだか( ;∀;)

さて、そんな心境もあって今日は ネタ切れ… コンサルタントとして明日からすぐ使える、聴く力続編をお送りします。

信頼を得るために聴く

私は今働き方改革のコンサルタントをやっています。いろんな職場に行って、働き方を聴き、課題を聴き、解決策を決めるお手伝いをしています。一般的にコンサルタントというと、いわゆる張り付きで計測をして、この仕事は無駄だからやめた方が良いとか、こっちをやるべきだとか、色々指示を出すイメージがありますが、(もちろんそういう専門家もいます)現場の課題感をよく聴くアプローチを取っています。診断士が入っている間だけ経営改善するより、ずっとずっといい状態を維持してもらいたいからです。

なので、相手から課題を引き出していくわけなんですが、初対面の方から課題は?と聞かれても、その前にあなたは誰なんだ??ということになりますよね。。相手から信頼してもらって、「この人わかってくれる人!」という認識をしてもらわなければ話は進みません。

コツ1!ただ聴く

こんなのコツなんかい?と思われると思いますが、これねぇ、結構忍耐力が必要です。自分の方がよく知っている、知識がある、と思えば思うほど、つい話したくなってしまうもの。相手の話をじっくり聴くというのは、普段なかなかケースとしては発生しないんじゃないでしょうか。突然ですが、診断士の受験生は多くが男性であることを考えると、このブログの読者さんも(きっと)男性の方が多いはず。その前提で、男性からよく言われるのは「妻の話がつまらない」(上手いこと言ったみたいになってますが、シャレのつもりじゃなくて、マジな話)そんな時思い出してください。夫であるあなたからアドバイスが欲しいわけでも、何かを解決して欲しいわけでもなく、ただ聴いてほしいだけかも。

コツ2!ときどきおうむ返し

じっくり聴くことができるようになったら、ときどきおうむ返しをします。でも、ただ同じ言葉を返すのは、ただのおうむ。感情を乗せて返すことが大事です。これがおうむにできない技です。

社長「うちは離職率が高くてさぁ、本当に困ってるのよ」

診断離職率が高いんですね」

みたいな感じです。

で、そのおうむ返しですが、どの言葉を返せば良いのか?これは相手が特に伝えたいと思っている言葉がいいでしょう。この言葉を捕まえることが大事。強い口調でお話しすることもあるし、会話の中に何度も出てくることも。事例の与件本文でも時々見かけます。例えば、「大手メーカーを中心に機械加工が増ているが、B社はあえて手作業の製造のこだわっている。」みたいな感じで、強調表現の言葉とセットで出てくる場合はこれが大きなヒントになります。その際返す言葉は「手作業で製造されているんですね」という感じです。

コツ3!要約して理解している内容を確認する!

だいたい一区切りつくのに3分から5分程度、相手が話し続けることが多いです。そのあと少し区切りがあって、また続きを話すんですが、一区切りついたときに、今のお話はこういうことでしたよね、ということを要約してお話します。そうすると相手は、改めて自分の話した内容を認識して、そうそうそういうこと、と確認しますし、相手がわかってくれていることに安心して、次の話に移ることができます。なので一区切りついたところで要約は、相手の信頼を得る上でも大事なこと。

要約はスキルなので、トレーニングすれば上達していきますが、慣れていないうちはおうむ返しした言葉をつなげてお話しするだけでも大丈夫。そこでもしポイントを多少外してしまっていても、相手は補足してくれるでしょう。

迷子になったら戻る

話を聞いていて、おうむ返ししたり要約したりしていくうちに相手がどんどん話したいモードに入って、途中でついていけなくなることもありますね。そんな時はコツ1の、ただ聴くに戻ります。慌てなくても大丈夫。言葉の定義がよくわからないな、と思うことがあれば区切りのいいところで聞いてみます。専門用語も、知ったかぶりをするよりは、質問して理解した方が後々もいい会話ができますから、臆せず質問するようにしています。

話が止まらなくなったら?

信頼関係がバッチリできていたり、気持ちよく話しすぎて止まらなくなってしまったり、もともとお話好きな方は、こちらが解決策の提案をする前に時間が来てしまう…なんてこともありますよね。大方課題が出てきたと思ったり、話が脱線して本流に戻ってこなくなってしまった時は、「残りのお時間は○○分くらいだと思いますが、今いただいた課題感は△△や△△と認識しています。このあともう少しお話を伺った方が良いか、解決策のご相談に移らせていただいた方がいいか、ご希望はいかがでしょうか?」と残りの時間を提示しつつ、どうしましょ?と相手に尋ねてみるといいと思います。あぁ、そうだったそうだった、と我に返ってくださることも多々あります笑。

まとめ。診断の前に課題を捕まえる

診断士としてみなさんは、これまでたくさんの学びを深めて来ましたよね。ただ、これまで先代達の記事にもありました通り、課題があってこその解決策。たくさん知識があったり、その道のプロとして長いと、ついつい専門知識を提供したくなってしまうものですが、相手が自分にあった解決策だ、と思ってもらわない限り、実行にはうつしてくれず「なんかいい話聞いたなぁ」で終わってしまうのです。私が診断士になって改めて、聴く力や心理からのアプローチを強化しようと思ったのも、このあたりにあります。(課題はまだ終わってないけど。。)経営者のお話、そして時に妻の話にも、じっくり耳を傾けてみませんか?

今日も最後まで読んでくださりありがとうございました!以上、ちこまる(仮)でした〜( ^ω^ )

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