80分の過ごし方から読み解く受験テクニック

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どーも、そーやです。

先日の9代目chikaの投稿を見て、すごく良い記事だな感心しました。コンサルティング提案では第三者として助言を行うことが一般的ですが、彼女のようにコンサルタントとしての助言を行いながら実行部隊として改善活動を行うことはそう簡単なことではないと思います。そのリアルが詰まった記事は二次試験への向き合い方でも非常に重要なヒントとなってくると思います。まだ見てない方はこちらからどうぞ。

さて、本日の主題は「80分の過ごし方」です。

受験生時代を振り返えると、みんなどんな時間配分で問題を解いているのか気になっていたことを思い出し、私のケースということで記載します。


【準備①】試験開始~1分
問題用紙のホチキスを外し、下書き用紙の確保。

【準備②】1分~2分
事例企業の概略の確認と段落番号の書き込みをして、精神を落ち着かせる

【準備③】2分~3分
設問文の俯瞰と解答字数のチェックをして、精神を落ち着かせる
あくまでざっと。競争戦略とか人事とかそんなワードだけマークするレベルです

【読む】3分~10分
与件文の読み込み。事例企業の世界に入り込む
自分は社長から経営診断の依頼を受けた中小企業診断士だ、と思い込ませる

【画像1】事例Ⅰでは、カラーペンで色付けしようとちょっと頑張ったけどペンの開け閉めが想定より面倒だったため、SWOTの頭文字だけ与件文の横に書いて当たりを付けやすくした

【画像2】事例Ⅱではカラーペンは断念。SWOTも関係なかったためキーワードだけ下線を引いた

【考える】10分~40分
解答骨子の作りこみ
テンプレ(理由は①~、②~など)に当てはまるものがあればさっさと着手する

【画像3】事例Ⅰの設問文はあまり分析できてないことが伺える

【書く&考える】40分~65分
自信がある設問は、解答用紙に清書して、精神を落ち着かせる
自信がない設問は、再度与件文の読み込みと骨子の推敲

【画像4】事例Ⅱの骨子作り。覚えたてのDNDK(誰が、何を、どのように、効果)に当てはめて頑張っていた

【書く】65分~75分
残りの設問も解答作成に清書
そこそこ読みやすい字になるよう意識して書き込み。時間との闘いのためキレイに書く必要はない、そこそこを意識

【レビュー】75分~80分
日本語のチェック(主述関係、助詞)
本番では事例Ⅱの設問4を日本語が不自然ということでこのタイミングで丸々書き直しました。逆に事例Ⅰの設問4は解答がいまいちイケてないけど、日本語としては不自然ではないと判断したためそのまま提出しています。ここでは採点者に意味が伝わるか、にだけ焦点を当ててレビューしています。


 

ポイントとしては、

与件文を読んでから設問をきちんと読み込む、ということです。

 

ちょっとまてよ、どこかで聞いた内容だな

 

ちょうど先週のたっつー記事「【劇薬注意】80分では時間が足りないあなたへ」と同じ内容と思った方、正解です。道場記事しっかりとチェックしてますね。コメント内容も含めて見てみると、もしかしたらマイナーな方法なのかもしれないなと思いました。でも単に一般的な方法ではなく異端な方法と捉えるだけでは勿体ないと思い、私も記事にさせていただきました。

そして私もたっつー同様、きゃっしいの解法実況は参考にしましたが実践はしませんでした。

理由は単純で、時間が足りなくなりそうだから。

 

だって失礼ですが、これは強者のやり方です。王道かもしれませんが、一次も最低限の点数しか取れない弱者だった私は同じやり方をしたら落ちると思いました。

過去問の傾向を踏まえる?いやいや、過去問やってないから傾向なんて分からんよ。HAHAHA

経営資源が重要そうだな?いやいや、経営資源ってなんだっけ。とりあえずそれっぽいもの全部マーカー引くか。HAHAHA

 

笑いごとではなく、中小企業診断士試験の知識ややり方が固まっていない人が同様の手法をとっても時間の無駄となる可能性が高いです。ましてや、きゃっしいだから設問分析が10分で終わるものの、それがもっとかかる人は取り返しのつかないことになる可能性だってある訳です。

試験時間は80分ですが、設問分析に10分だけ時間を掛けたら残り70分です。去年の私だったら与件文を読んでいる最中に、間違いなく設問の内容は飛んで行ってしまってまた改めて設問を読む羽目になります。

さて、実質70分で他の受験生と戦えますか?

 

ただしあくまでもこれは弱者として自覚した上で、どうやって中小企業診断士試験の合格ラインに滑り込めるかを考えた結果行った方法であり、設問分析をして与件文を読み解くは真っ当な正攻法であり、合格に近くなるやり方だと思います。感覚値で言えば、設問分析をしてから与件文を読む方法が100%の解答を作れるとしたら、与件文からいきなり読んで解答を作る方法は60%の解答が作れるイメージです。

でも時間が足りなくて空欄ないし、字数が圧倒的に足りない解答よりかは点数の期待値は上がると思います。

 

しっかりと二次対策を進めている方にとって今回の記事はほとんど参考にならないと思います。期待に応えられずすみません。

ですが、ふと後ろを振り返ると後方にいた受験生がすごいスピードで追い抜いていくことだってあり得る試験です。なぜか、それは診断士試験の母数の多くが社会人経験が豊富な方であって、試験対策に時間が取れてないだけでコツさえつかめばグッと伸びる方が多いからです。

残り3週間とちょっと。これからの勉強次第で、きちんと設問分析ができて与件文を効果的に読み進められる強者になることは可能だと思います。ぜひ頑張ってきゃっしいやなおさんのように時間内に分析ができる受験生になってください!

残念ながらその域に達することが出来なかった方、本番の立ち回り次第では合格ラインに滑り込むことができると思います。最後の一分まで諦めず、粘ってください!

 

以上、そーやでした。

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80分の過ごし方から読み解く受験テクニック”へ2件のコメント

  1. Kazu より:

    与件文を読んでから設問をきちんと読み込む、私も共感します。私も設問全てを頭に入れたつもりで与件文読んでも途中で設問が飛んでしまい、また設問に戻ることになるという時間ロスを感じ、自分なりにやり方を変えて定着してきてます。やり方は個々人の好みかもしれませんが、合格者の方も同じ悩みでやり方変えておられたとのこと、大変参考になりました。ありがとうございました。

    1. soya より:

      Kazuさん、コメントありがとうございます。
      自分にあったやり方が一番、そのやり方を模索して工夫している人を応援しています。ぜひ合格して、Kazuさんのやり方を合格体験記で教えてください!

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