【合格体験記】他資格等で苦手科目克服&過去問メインの学習で多年度合格!サイトウさん
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※1月28日発売予定 『中小企業診断士試験 一発合格』特設ページはこちら
『中小企業診断士試験 一発合格』セミナー㏌東京
とき:19年2月2日(土)13時半開場,14時開始~17時頃終了予定
場所:五反田※詳細はこくちーずにて
対象者:中小企業診断士試験合格を目指す方
参加費:1,000円(懇親会を別途、17時半~19時半頃で予定しています)
定員:50名(好評につき増枠しました)
申し込み方法:こくちーずにて
『中小企業診断士試験 一発合格』セミナー㏌大阪
とき:19年2月9日(土)13時半開場,14時開始~17時頃終了予定
場所:大阪市内※詳細はこくちーずにて
対象者:中小企業診断士試験合格を目指す方
参加費:1,000円(懇親会を別途、17~19時頃で予定しています)
定員:25名
申し込み方法:こくちーずにて
テーマ:
基本理論を知ろう!、学習計画のポイント、1次試験科目攻略法、2次試験対策の基本、事例Ⅰ~Ⅲの基本的切口と超高得点答案の考察、事例Ⅳ対策のイロハ、2次試験合格後のリアル、診断士の仕事のリアル、受験生支援団体を100%活用しきれ!、コラムの見どころはここ!、個別相談会 などを予定(変更となる可能性があります)
我々道場9代目活動の集大成となる書籍がいよいよ出版されます!!
タイトルはずばり
『中小企業診断士試験 一発合格』!!
Amazon kindle版、定価980円で2019年1月28日(月)から発売開始予定です。
この1冊で診断士試験の概要から試験対策、
合格後の道筋まで全てを知ることが出来ます
書籍出版を記念して、東京と大阪で出版記念セミナーを開催します!!
当日は9代目メンバーをはじめ、次期10代目メンバーの一部も登場して、
書籍内容やリアルな診断士情報をお伝えしちゃいます!!
セミナー後は懇親会も予定しておりますので、是非ご参加下さい!
皆様とお会いできることを、楽しみにしています。
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こんにちは!chikaです♪
今日も合格体験記を2本お届けします!
1本目は、他資格等で苦手科目克服&過去問メインの学習で合格を勝ち取ったサイトウさんの体験記です。
=======ここから寄稿========
(0)受験生情報
名前(HN)・年齢
HN:サイトウ
年齢:49歳
(1)診断士に挑戦した理由・きっかけ
診断士に挑戦したのは、自己啓発が理由です。
社内で新規事業立ち上げ検討に従事して、もっと深く学びたいと悶々としていたところ、上司から「こんな資格があるよ」とすすめられたことがきっかけです。
(2)学習開始時の知識・保有資格、得意科目・不得意科目
学習開始時の知識・保有資格:英検準1級、TOEIC780点、TOEFL517点
得意科目:「財務」
不得意科目:「情報」「法務」
「情報」は苦手の統計学があったので、他資格取得による免除をねらいました。
2015年秋期「応用情報技術者」、2016年「ITストラテジスト」を取得しました。
(3)学習スタイルとそのメリット・デメリット
2010年にお試し受験で全科目不合格。
その後、2015年に再挑戦して、再挑戦4年目の2018年に合格しました。
【再挑戦1~3年目…独学 模試のみ受験】
①独学のメリット
・自分のペースでひとつの論点にとことん向き合えます。
市販「一次」テキストは、頻出論点しか掲載されておらず、過去問すべてに対応できません。
私は、自己啓発の意味で希頻度論点も理解したいと思いましたので、インターネット画像を検索したり、図書館で初心者向け専門書を片っ端から読んだりして、文章ではなく図やマトリックスで理解するようにしました。
②独学のデメリット
・いいテキストに巡り合わないと効率が悪いです。
特に過去問の解説がしっかりしていないと、本当に困ります。
TAC「一次過去問」は他社と比較にならないほど解説が充実していると思います。
私は「経済」「経営」は11年分、「法務」は7年分の解説を手元に揃えました。
・やはり時間がかかります。
私は再挑戦1年目で「財務」「運営」「中小」に合格しましたが、2年目は「経済」のみ、3年目は「経営」のみとペースダウン。
「法務」に至っては、結局TAC通信の力を借りて4年目でやっと合格しました。
【再挑戦4年目…TAC通信(1・2次上級本科生)+独学(ふぞろい+TBC速修2次)】
①TAC通信のメリット
・とにかく効率的です。
1回の講義が140分と長いですが、音声だけでも十分理解できますので、ずっと動画を見続ける必要はありません。答練の質も高いです。
・テキストにないことまで動画で補足してくれて、大変助かりました。
「法務」は、そもそもの法律の成り立ちまで理解するのが難しくて、なかなか覚えられず、独学では何度も壁にぶち当たりました(特に会社法)。
動画では、「私はこのように解釈しています」と講師の個人的見解も交えて解説いただき、理解が進みました。
②TAC通信のデメリット
・「二次」答練の採点基準は厳しかったです。
正解は原則1つ。特に直前演習は解答の根拠を特定しにくい難問ぞろい。
添削結果は散々でした。添削のコメントは「模試」ほど多くなく、動画で詳細な解説はありますが、「どこを読み間違えたのか」「どこで間違いに気づくべきだったのか」は、自分で考えるしかありません。通学向きかもしれません。
①「ふぞろい」のメリット
・「80分間のドキュメントと再現答案」は秀逸です。
タイムマネジメントだけでなく、「どこを読み間違えたのか」「どこで間違いに気づくべきだったのか」が克明にわかります。TACでは「不正解」と解説されたキーワードが、再現答案では高得点だったりして、モヤモヤが晴れることはありませんでしたが、それが「二次」の本質と気づくきっかけにもなりました。
②「ふぞろい」のデメリット
・文字通り「答案分析」が主体で、解法の解説はほとんどありません。
受験校利用者や「二次」経験者を読者として想定しているのでしょう。
私の場合はTAC通信がありましたが、軸が定まらず、10月初めの直前期にTBC「速修テキスト」を購入し、「抽象化ブロックシート」と見比べながら「ふぞろい」を読み込みました。
(4)合格までの受験回数、学習時間とその作り方
①合格までの受験回数:「1次」5回、「2次」1回
②学習時間(H)
年度 | 2010 | 2015 | 2016 | 2017 | 2018 |
1次 | 20 | 100 | 900 | 300 | 400 |
2次 | – | – | 50 | – | 600 |
合計 | 20 | 100 | 950 | 300 | 1000 |
※他資格の学習時間は除きます。
【2009】
産能大通信(教材はTBC)を受講。
テキストに比べて答練のレベルが高く、だんだん面白くなくなり、手付かずの状態に。
【2010】
1回目の「一次」お試し受験。
5月に受験申込したものの、その後も教材に手を付けることなく、7月にやっと答練に取り組む。
本番は答練とは全く別次元のレベル。見事に「一次」全科目不合格。
【2011‐2014】
モラトリアム状態。産能大通信は未修了で期限切れ。
【2015】独学
2回目の「一次」。
お試しで7月にTAC「一次模試」を受験。
その後TAC「ポケテキ」を購入し、思いがけず「財務」「運営」「中小」科目合格。
「情報」免除をねらって、2015年秋期「応用情報技術者」にストレート合格。
【2016】独学
3回目の「一次」。
この年から「一発合格道場」と出会い、本格的に学習開始。
「経済」「経営」「法務」3科目を受験。「経済」のみ科目合格。
「2次」対策として、2016年4月のTAC「2次チェック模試」を受験。
その前に「一発合格道場」を参考に「ふぞろい8」「イケカコ」を購入したものの、「ふぞろい」は1ページで挫折、「イケカコ」も1回転で終了。
2016年秋期「ITストラテジスト」にストレート合格
【2017】独学
4回目の「一次」。
「経営」「法務」の2科目を受験。
「経営」のみ科目合格。「法務」を残し、2015年の科目合格(3科目)の免除権利を喪失。
「ビジネス実務法務検定Ⓡ2級」7月不合格、12月合格
【2018】TAC通信+独学
5回目の「一次」。
「法務」独学の限界を感じ、TAC通信を受講。
「一次」は「財務」「運営」「法務」「中小」の4科目を受験し、全科目合格。
そのまま「二次」ストレート合格。
③学習時間の作り方
2017年までは、特に時間を確保する努力はしませんでした。2018年は、意図的に残業を減らし、飲みも1次会で切り上げて早めに帰宅するようにし、平日2時間、休日8時間以上を確保しました。特に8月以降の2次対策中は、有給休暇を積極的に取得し、引きこもり状態で1日最大15時間ぐらいを確保しました。
(5)合格までの学習法
【再挑戦1年目(2015)】
<一次>
・TAC「ポケテキ」
<二次>
なし
【再挑戦2年目(2016)】
<一次>
・TAC「スピ問」「1次過去問」
・石川秀樹「経済学入門」
<二次>
・「ふぞろいな合格答案8」
・「イケカコ」
【再挑戦3年目(2017)】
<一次>
・TAC「スピ問」「1次過去問」
・「ビジネス実務法務検定試験Ⓡ2級公式問題集 2017年度版」
・「知的財産管理技能検定2級」過去問
<二次>
なし
【再挑戦4年目(2018)】
<一次>
・TAC通信
<二次>
・TAC通信
・「ふぞろいな合格答案7~11」
・「ふぞろいな再現答案1~2」
・TBC「速修2次テキスト」
・TBC「2次過去問」(動画のみ)
・「イケカコ」
・TAC「スッキリわかる日商簿記1級シリーズ」
【一次試験】
・とにかく過去問です。何回も回しました。特に「経営」は、「一発合格道場」の「ツッコミ力を鍛える過去問活用法」で11年分の過去問を骨の髄までしゃぶりつくしました。
・「法務」には多くの時間を費やしました。
「スピ問」「1次過去問」をベースに、3年目は近所の図書館で図解多めの専門書を広く斜め読み、「ビジ法」や「知的財産管理技能検定」の過去問にも取り組みました。
4年目はTAC通信にすがりましたが、それでも民法が不安になり、法検+司法試験+予備試験向けの問題集を6月の2週間で一気読みしました。結果、「64点(得点補正後は72点)」と初の60点超えとなりました。
②二次筆記
・「二次」対策も過去問です。
TAC通信をベースに、8月以降は「ふぞろいな合格答案7~11」「ふぞろいな再現答案1~2」「TBC2次過去問」により過去問11年分(事例Ⅳは17年分)を2回転して徹底攻略しました。
・1回転目は「ふぞろいな答案分析」、2回転目はTBC「二次過去問(動画のみ)」と「80分間のドキュメントと再現答案」で自己採点しました。
さらにAASやMMCの再現答案、「一発合格道場」再現答案も確認しました。
【再現答案】
翌日に作成しました。
試験終了ぎりぎりにガーッと書き殴ってしまった事例Ⅳ第3問設問3も含めて、再現率ほぼ100%です。
(6)学習時・受験時のエピソード
・再挑戦2年目で「一次」突破できなかったため、「二次」予行演習を兼ねて、10月にIT系の最難関国家資格「ITストラテジスト」に挑戦しました。
「ITストラテジスト」は午後Ⅱが論文課題形式で、「二次」とは異なる対策が必要でした。
私はシステム開発の経験が乏しかったため「とにかく何を聞かれてもこれを書こう」と決めた鉄板ネタを仕込んでから受験し、ストレート合格しました。
この経験を踏まえ、再挑戦4年目の「二次」でも、事例Ⅰ~Ⅲ向けに「鉄板フレーズ」を仕込んで受験しました。
「ふぞろい10」に掲載されていた「合格者が使用していた解答フレーズ集」を参考に、過去問の模範解答から自分だけの「オリジナル鉄板フレーズ」を仕込み、本番でも活用しました。
今にして思えば、「ITストラテジスト」で鉄板ネタをつくった経験が役立ったと言えるかもしれません。
・再挑戦4年目。「一発合格道場」の「chikaの開眼物語 ~二次試験の本質を意識する~」と同様、私にも「開眼」がありました。
8月の「一次」翌日から「二次」対策を本格化したのですが、9月半ばごろから、どうすれば正解にたどり着けるのか、だんだんわからなくなってきました。
TACは正解の幅がとても狭く、逆に「ふぞろい」は正解の幅がかなり広いため、軸が定まりませんでした。
すがる思いでインターネットを手あたり次第に検索し、いろんな再現答案を読みあさりました。
そんな中でYoutubeの「TBC2次過去問」無料動画に出会い、ここで開眼しました。
2008年「事例Ⅱ」の温泉旅館の外部環境を読み解くあたりで、「こうやって解答の根拠を探すのか!」と涙が出るほど感激して(アラフィフは涙もろい…)、あわてて「TBC速修2次テキスト」を購入しました。
もう10月に入っていました。「二次」本番の事例Ⅱも旅館でしたので、数奇な運命を感じました。
・「二次」本番は、事例Ⅳ第3問が全滅でした。
出題者の意図が全く読めず、いろいろ仮説を立てながら、何とか埋めていきました。
書いては消し、消しては書いてを繰り返し、特に設問3は試験終了間際にガーッと書き殴ってしまいました。
「落ちた」と思いました。
地方受験者ができる「二次」対策は全てやり尽くした感がありましたので、来年どうすべきか、わからなくなっていました。
(7)これから合格を目指す方へのアドバイス
・試験本番は、何が起きるかわかりません。特に「法務」と「二次」。
「今までの努力は何だったんだ…」とショックを受けるほど理不尽な難問・奇問・トラップが必ず仕掛けられていると思って臨んだほうがよいかもしれません。
診断士とはそういうものだと思いました。
あきらめたら、その時点で終わりです。
私は、「二次」事例Ⅳ第3問設問3を一瞬あきらめましたが、最後は開き直って書き殴りました。
捨て問と割り切る前に、「もし診断士になってから同じことを聞かれたら、どう答えようか」とか妄想しながら、冷静に対応されることをおすすめします。
・最後に「一発合格道場」なくして、私の合格はあり得ませんでした。
本当にありがとうございました。少しでも恩返ししたいと思い、今回、筆を取らせていただきました。
今後とも中小企業のさらなる発展に向けて、診断士受験者に役立つ記事をよろしくお願いします。
========ここまで========
いかがでしたでしょうか。
サイトウさんの合格要因は以下だと思います。
①苦手科目を他資格の勉強等で克服している
情報や法務は、普段の仕事で関りが無い方にとって、苦手科目になりやすいと思います。
そこで、他資格を勉強することで克服する、というのも一つのやり方です。
(私も応用情報を活用しました⇒コチラ)
ストレート合格を目指す方が初めから他資格に手を広げるのは現実的ではないですが、
1年目で苦手科目を残してしまった場合や、時間に余裕がある方は、
サイトウさんのように他資格の勉強をすることでカバーするのはアリだと思います!!
②過去問メインの学習
一次も二次も過去問メインの学習をされています。
合格者の王道ですね!!
得に二次試験では、ふぞろいや受験校の学習を組み合わせ、
メリット・デメリットを補完した勉強に取り組めている点もポイントだと思います。
何度もお伝えしておりますが、合格体験記は「そのまま同じことを真似してね」というものではありません。
自分と同じ状況の人がどう乗り越えたか参考にする、
真似できそうなポイントを真似して自分なりのPDCAを回す、
つまり、いかに「パクってカスタマイズ」するかが重要です。
以上、chikaでした♪