【2018年スト合格目標】2次得点力を高める「3つのカギ」
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おはようございます。ゆうです。
前回は、事例Ⅳの傾向と対策、について書きました。
事例Ⅳは、
①合否を左右する事例であり、
②スキマ時間でも学習しやすく、
③努力が点につながりやすい。
領域別の出題頻度は、毎年出る経営分析。超頻出のCVP分析、NPV。次に頻出の、CF計算書とセグメント別損益計算です。
事例Ⅳ対策として、事例Ⅳ問題集を使って、テーマごとに繰り返し解くようにしましょう。
損益計算書も、キャッシュフロー計算書も、白地から書けるように。何度もトレーニングすれば、書けるようになります。
さて、本日のテーマは、2次得点力を高める「3つのカギ」と題してお送りします。
■3つのカギとは
私が実際にストレート合格に役立った要素を以下の3つに整理します。
(2)技術・ノウハウ
(3)練習・トレーニング
■カギ (1)知識
2次得点力を高めるために必要な知識は、以下の2点です。
(1)全知識に掲載されている知識
2次の解法に必要な知識は、ある程度限られています。
それを分かりやすくまとめてくれているのが、全知識で。必要なインプット教材は、これがあれば十分です。
ただ、この教材を読むだけでは2次に必要な知識が手に入ったとは言えません。
原稿用紙に知識を簡潔に記述できる、が求められる水準です。
1次は選択肢の正誤が判断できていればよかったですが、2次は白地に記述できる知識レベルが必要です。
知識で覚えておくと良いのは、キーワードのメリット、デメリットです。
例えば、以下の内容を書けそうですか?
少し読むのを止まって、頭の中でつぶやいてみてください。
②M&Aのメリット、デメリット
③事業部制組織のメリット、デメリット
④成果主義のメリット、デメリット
⑤アルバイト活用のメリット、デメリット
いかがでしょうか?なかなか難しかったのではないでしょうか?
安心してください。私も昨年の今ごろは、まだスラスラ書けませんでした。
このトレーニングについて、きゃっしいが過去記事にしています。
(2)階層、切り口、キーワードに関する知識
私の場合は、予備校でインプットした情報です。
chikaのブログでも、この部分を取り上げています。貴重なまとめなので、ぜひ参考にして下さい。
経営戦略には、企業戦略・事業戦略・機能戦略の3つのレベルがあります。
2次の事例Ⅰ~Ⅲでは、大きく分けると、経営戦略(企業、事業)と機能戦略の2つに分けられます。
機能戦略は事例ごとに、組織・人事、マーケティング、生産・技術、となります。
■事例Ⅰ
階層:①経営戦略 ②組織構造(ハード) ③人的資源管理(ソフト)
組織構造:①部門 ②階層 ③権限 ④コミュニケーション
人的資源管理:①採用配置 ②評価 ③報酬 ④能力開発
■事例Ⅱ
階層:①経営戦略 ②ターゲット+4P
4P:①商品サービス ②価格 ③チャネル ④プロモーション
※とくに頻出なのが、商品とプロモーション
■事例Ⅲ
階層:①経営戦略 ②営業、設計・開発、生産活動
生産活動:①生産計画 ②生産実施 ③生産統制
事例の設問を読んだ時に、
「これは経営戦略の話だな。」
「これは機能戦略の組織構造の話だな。」
と分類できるようになると、
設問の題意から大きく外さない(事故しない)、そして解答のスピードアップが可能です。
キーワードについても、chikaの記事を参考にして自分で作るか、予備校の教材をゲットして時間を短縮させるか。
80分という短い時間で反射的に解答を作れるように、事前準備が有効です。
■カギ (2)技術ノウハウ
2次で大事な技術ノウハウは、
①設問要求解釈と
②タイムマネジメントです。
①設問要求解釈については、以前にきゃずが秀逸なまとめをしていますので、参考にしてください。
設問を読んだ段階で、解答をできるだけ鮮明に、具体的に想像する技術です。
②タイムマネジメント
80分をどのように使うかの時間設計です。
個人によって好みや得意が違うので、過去問のアウトプットを通じて、微調整や変更しましょう。
下記は、私の最終的な時間設計ですが、実際はラスト見直しの時間が取れないほど、緊張・焦りが生じました。
・ゆう80分の流れ
(15分) 要求具体化
設問読んで、
①要求タイプ
②レイヤー分け
③聞かれていること(理由・課題・対策・改善策)
④ゴール設定(例:新製品開発を行い、新規顧客開拓し、収益拡大。)
⑤理論想定(1次理論)
(5分) 大枠把握
与件文通読、①段落分け ②マーカー分け
(10分) ポイント解釈(紐付け)
与件文と設問文の紐付け。どこの与件文から解答要素を引っ張ってくるか。
(40分~45分) ポイント解釈~編集
紐付できたら、個別にバッチ処理(個別に解釈~編集まで)する。
(5~10分)ラスト見直し。
以下は、意外と重要な技術かもしれないので、触れておきます。
・ホッチキス外し
事例の問題冊子のホッチキスをはずかどうか。外すと、無地の紙がゲットできます。
私は、微妙な力加減で、一番外側の紙だけ残して、問題冊子を引っ張り。問題冊子と白地のペーパーに分けていました。
これは、本番の2週前くらいに会得しました。
・マーカー活用
シャーペンだけで攻める人と、マーカーを使う人。マーカー派は、①設問ごとにマーカーの色分けをする人と、②強み弱みなどSWOTで色分けするタイプに分かれます。
私は、以下の使い方をしました。
強み、機会をピンク。弱み、脅威をブルー。課題・目標をイエローでマーカーする。
■カギ (3)練習・トレーニング
知識も技術も、練習や訓練などのアウトプットを通じて、習得できているかの点検ができます。
また、アウトプットを通じて、知識や技術の強化・修正が図れます。
①私が解いた2次事例数
8月22事例、9月59事例、10月47事例。計127事例。
私の場合、多くの事例数を解いたことが、自信と改善につながりました。
②過去問を何年分までやるのがいいか?
私は、平成13年・14年、20~22年も1回転させましたが、メインは過去5年分で全事例3回転させました。
初見問題として古い過去問を使うのは効果的ですが、古い事例は出題傾向が変わっていたりするので、あまりやりこみはしなかったです。
③ふぞろい写経
模範解答を原稿用紙に書き写すことで、文章表現、文字数の感覚をつかみます。
言葉の言い回し、まとめ方。80文字に短くまとめる表現。160文字の対処法など。手を使って、覚えます。
④模試・セルフ模試
今週末にMMC模試が終わってからは、模試の機会がないです。
そんな時は、土日を使って、試験本番と同様の時間に4事例を解くセルフ模試が有効です。
初見の問題をやるなら、年度の古い過去問や、友人や先輩などから初見の問題をゲットするのも手です。
以上、2次得点力を高める「3つのカギ」でした。
2次の得点力は、試験本番まで伸びます!過去問アウトプットを通じたPDCAの高速回転で、得点力を伸ばしましょう。最後までお読みいただき、ありがとうございます。