2012年の診断士試験合格を目指すあなたへ

こんにちは。wackyです。

さて今回は、いつもと趣を変えて「2012年度中小企業診断士試験合格」を目指して勉強を始めた方、もしくは勉強を始めようとしている方に向けた記事を書いてみたいと思います。

TACでは6月中旬よりストレート総合本科生のアプローチ講義が始まり、来年の診断士試験にむけて早速勉強を始めた方もいるかと思います。現時点で勉強を始めた方は、時間的制約の観点からいうと「非常に有利」ということは明らかです。その点については過去の記事にも言及されているのでそちらを参考にしてください。

こちら

診断士試験のうち、1次試験の特徴としては、
・異なる分野の科目が7科目ある(学習領域が広い
・総合6割で合格できる(学習の深度は高くない
ということが挙げられます。

つまり幅広い領域の学問をそれなりの深さで修めていく必要が重要な特徴です。ではどのように勉強すればよいかということですが、道場では以前より「先行有利」と言っています。常に先手先手で動いていくことで、必要な知識を確実に獲得していき、早い段階で合格レベルに達することが、1次試験突破の早道となります。

どのように学習を進めればよいかについては、人それぞれ置かれた立場も違うので「絶対的な必勝法」は存在しません。ただ、合格者の学習方法にはある程度共通点(成功要因)があり、同様に不合格者にも共通点(失敗要因)があります。あくまでも私の見る限りとか、周りで聞いた話となるので、すべてではありませんがある程度真理があるのではないかと思います。

1.先行有利
先日TAC名物講師のE先生とともに2012年度受験生向けガイダンスschoolに参加させていただいた際に、E先生が言っていたのが「不合格になる人のほとんどが『あと1か月あれば…sad』と言う」ということでした。さらにE先生は「本試験の1か月前に行われる公開模試を本試験だと思ってスケジューリングしなさい」とも言っていました。さすがにベテランの講師の言うことだけあって的sagittariusを得ています。

最初はなかなかエンジンがかからず、直前になって追い込むsweat01受験生が多いようですが、先にも書いた通り診断士試験の範囲は非常に広く、直前1か月や2か月でなんとかなるようなものではありませんcoldsweats02。ですので、長期計画を作成して早め早めに仕上げていくことが必要になってきます。また1か月前に合格レベルに達するように計画を立てておくことで、万が一到達できなくても最後の1か月でリカバリすることができるというのがポイントでしょうか。

スポーツの世界では「本番にピークを合わせる」と言いますが、資格試験に関して言えばそうとも言えません。スポーツの世界では体調やメンタルなどはピークを過ぎれば下降していきますが、資格試験突破に必要な知識はピークを維持することができます。(さらに実力を伸ばすこともできる)だから1か月前の模試にピークを合わせるように学習していくことは決してマイナスになりません

また違った意味で先行有利という側面もあります。
それは「準備期間」を取れるということ。

私の場合は2009年の10月から学習を始めました。最初の科目「企業経営理論」から日曜2コマの授業が始まったのですが、とにかく最初は授業についていくのがやっとでしたwobbly。机に向かって勉強する習慣もなかったので本当にきつかったbombのを覚えています。
その経験を踏まえると、
・学習する習慣を身につけて講義のペースについていく
ことがスタートダッシュを決めるために必要になると考えられます。

この時期に学習を始めた方は、まだアプローチ講義でしかも週1回の講義ですから、今のうちに学習習慣を身につけておく準備をすることをオススメします。

2.覚えるではなく理解する
1次試験7科目は様々な領域に及んでおり、それぞれの領域の知識を習得していく必要があります。ただ単に知識を覚えるだけでは到底カバーしきれないボリュームです。ちなみに私が使用していた基本テキストの総ページ数は約2,200ページwobbly。それらの内容を「ただ覚える」ということがどれだけ難しいかはわかると思います。

では覚えると理解するはどこが違うのでしょうか?
よく言われるのは、「理解しているという状態は自分で説明できること」です。

テキストに書いてある内容を眺めるだけではなく、「何故そうなるのか?」「それでどうなるのか?」「この方式とこの方式を比較してみる」などを考えてみることです。そうすれば深い理解を得ることができます。

知識を理解することのメリットとして「応用がきく」「忘れにくくなる」ということが挙げられます。
まず最初の「応用がきく」という点ですが、知識を「知っている」だけだと、知っていることには答えられますが、少しひねられると太刀打ちができなくなります。「理解している」場合は、知っている知識をもとに推測して答えを導き出すことができるようになります。実はこの応用力が診断士試験突破には必要なスキルとなってきます。

次に「忘れにくくなる」という点ですが、「理解する」ということはつまり「理屈がわかる」ということで、このような状態になったとき、脳の中で長期記憶として定着し忘れにくくなるという効用があります。また「理解する」ことでいくつかの知識同士がつながっていきます。点と点がつながって線になるイメージですね。
万が一忘れてしまっても、ちょっとしたきっかけで芋づる式に思い出せる利点もあります。

是非覚えるのではなく「理解すること」を心掛けてくださいhappy01

3.まとめ
2012年度の試験を目指す方向けの最初の記事ということで、今日は軽めにしました。
今後も月イチ程度で記事を書いていこうと思いますので是非ご期待くださいhappy01
診断士試験は長期戦です。最初から飛ばしても続かないので、まずは自分のできるペースで進めて、勉強をする習慣を早めに身につけてください。

最後に。

診断士試験を目指すと決めたときに踏み出した「最初の一歩」が、後で振り返れば「最も大きな一歩」だったということに気づくはずです。そうあなたはすでに最大のハードルを乗り越えることができたのです。今後いくつも厳しいハードルが待ち構えていますが、「最初の一歩」に比べれば大したことはありません。重要なのは「やるかやらないか」。そしてあなたは「やる」ことを選択した訳です。

「やる」と決めた日があなたにとって第2の誕生日となることを祈念しております。

by wacky

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