直前期の過ごし方

おはようございます。
8代目のたっしーです。

先日、診断士試験(2次試験のみ)を受験する予定の方と、お話しする機会があり、その際に「なかなか勉強する時間が取れていない」とお話されていました。

試験合格してすぐに環境を変える方(独立や転職)を除けば、今確保できている勉強時間が、診断士としての活動時間になります。
家庭や仕事の状況、モチベーションの低下などで勉強時間が減ってしまうこともあると思いますが、資格取得をしてそれぞれ成し得たかったことを行うためにも、無理なく時間を確保できるように、今から準備を行って下さいね。

また、先日発売された「企業診断7月号」の一発合格道場連載枠で、記事を書かせて頂きました。お手持ちの方は探してみて下さい。

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さて、本題に。

合格祈願はしましたか?

私はしました。引っ張るほどの話でもないですが、理由は後程お話します。

いよいよ1次試験まで1か月を切り、また公開模試も終わり、本格的な直前期に入ってきました。模試で、思っていた通りの点数を取れていても油断はしない、思ったより悪くても諦めないなど、直前期ならではの情報が多く発信され、焦りや不安で気持ちが落ち着かない頃でしょうか。

先日、ルナさんも記事にしていましたが、模試の結果を踏まえてそれぞれの状況を冷静に分析し、この1か月の計画を立てるタイミングとしては、とてもいい時期だと思います。

特に直前期と言えば「追い込み」をするのか?するのであれば何をしたのか?気になるところだと思います。私は、大きく分けて「時間的な追込み」「内容的な追込み」があると思っていて、今日はそのお話をしていきます。

1、時間的追込みについて

私は、5月から朝の学習時間を捻出し2次試験向けの学習時間(1時間/日)を行っていたので、これを1次試験向けに振り替えることで、時間的な追込みとしていました。とはいえ、模試の結果で少し心配な気持ちもあったので、ここで朝の30分だけ伸長(1.5時間/日)しました。
これは2次筆記対策へ向けた布石でもあり、朝に1事例分の80分+振返り(30分前後)をするため、1次突破後のタイミングで更に30分伸長して朝に2時間を確保する計画でした。この時期から体を慣らしてリズムを作り、徐々に勉強時間を拡大することに役立ちます。

この時期に詰め込みが行えると1次試験に対してはとても有効だと思います。しかし、無理に勉強時間を増やそうとして勉強のリズムを変えることはリスクが伴いますし、体調を崩せば余計に勉強できなくなります。ストレート合格を目指す方は、1次突破後に息切れを起こすことなく、2次筆記に向けて動き出さなければなりませんので注意が必要です。

時間的に追い込みをかける方は、ご自身の状況と相談しながら、計画をもって行って下さい。

2、直前期の内容的な追込みについて

直前期でも、基本的なところは大きく変化させることはしなかったのですが、以下の内容的な追い込みをかけました。

  • 模試の復習を重点的に行う
  • 過去問とポケテキの回転速度を上げる

特に初見問題に触れる機会が少ない独学の方には、模試の復習は絶好のチャンスです。普段出来ている論点での間違いや、重要論点での取りこぼしなど、「間違えた」の悔しい気持ちと一緒に覚えることで記憶効率は高まります。復習の仕方はますけんの記事が参考になりますので、出来るだけ気持ちが熱いうちに、集中して行って下さい。

過去問とポケテキについては、普段より短時間で過去問とポケテキを回転させて、できるだけ多くの問題に触れることで忘却を防ぎつつ、自分が弱い論点や間違いメモを頼りに濃淡をつけながら高速回転していました。

この時期の学習は、記憶する時間が短いため1次試験当日にも思い出しやすくなり、学習の効率はとても良くなります。ロックの記事が参考になりますが、模試の振り返りは細かく集中して行い、過去問やポケテキはスピード感をもって全体を網羅する、このバランスを維持していくことがが重要になります。

3、直前期にやっておきたいこと

やっと話が戻ってきました。少し番外編ですが、この時期の合格祈願はお勧めできます。「そんな時間ないよ・・・」「祈願しても合否は変わらない」とお思いの方・・・もう少しだけお付き合いください。

私も今までの積み上げと、それを当日発揮することが合否を分けると思っています。とはいえ、しっかりと積み上げを行っている方でも「もしかしたら・・・」と思いを抱いてしまい、漠然とした不安を抱くことがあるのも、この時期の特徴だと思います。そんな漠然とした不安で勉強が進まない、なんてことが無いように「合格に向かって気持ちを再セットする」ことで、不安な気持ちを払拭して、2次筆記まで突っ走ることが狙いです。

私は学問の神様と言われる、天神さんの大阪天満宮に行ってきました。厳かな雰囲気の中で今までの自分を振り返り、周囲の環境へ感謝をし、これからの4か月弱を思い「合格してきます!」と、祈願というより宣言をしてきました。私は単純ですので、改めて絶対ストレート合格の気持ちも強まり、余計なことを考えることも無くなりました。

Life is like a box of chocolates.
You never know what you’re gonna get until you open it up.
「人生はチョコレートの箱のようなものだ。開けてみなければ中身はわからない。」

これは映画「フォレスト・ガンプ」の中で、母親が息子(主人公)に向けて言った言葉。アカデミー賞も受賞しているので、ご存知の方も多いかもしれません。色んな解釈ができると思いますが、考えても仕方がない事へ、いい意味で割り切ることができる素敵な言葉

「このままでは合格しないのでは・・・?」など、漠然と不安に気持ちになりがちですが、春セミナーでもお渡しした「今年絶対合格する」気持ちを思い出し、いい意味で割り切って残り時間を有意義にお過ごし下さい。

夏セミナーでお待ちしています。

たっしー

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直前期の過ごし方”へ2件のコメント

  1. はち より:

    企業診断読ませていただきました

    ポケテキに書き込み、情報の知識記憶に役立てますね

    仕事しながらだと、診断士になっても、今の学習時間しか診断士業務ができない
    ↑その通りですね

    このクオリティにお金払う人いるか?
    ↑今の私にはいない…
     そう思うと、診断士のやること考えたら、勉強するしかないし、時間をなにがなんでも作るしかないですね

     今日の内容は、私にはズシンと響くものがありました

     ありがとうございます‼

    1. たっしー より:

      はち様

      コメントありがとうございます。企業診断もお読み頂き嬉しいです。
      書き込みや間違えリストは、自分だけの最良のテキストになりますので、是非ご活用ください。

      この質(勉強)と量(時間)のバランスは、私も直近の課題になっています・・・「勉強しなければ」だけでは息も詰まりますので、たまには視点を変えてみることも有効です。恐らく時間ができれば、自然と勉強していると思います。

      同じ診断士として切磋琢磨できることを、楽しみにしてます。

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