【二次試験】MMCの合格メソッド+自分流アレンジ

こんにちは!まっすーです。
二次試験まで7週あまりとなりました。
二次試験を受験される方は、学習の進み具合はいかがでしょうか?

さてさて、今回は私が二次試験で利用した受験指導校についてのご紹介をしようと思います。
私が利用したのはMMCという受験指導校です。
MMCを利用した理由は過去にも書いていますが、まとめると下記の3点になります。

1.模範解答が自分にとってわかりやすい、書けそうだと思えた
2.過去問11年分(平成13年度~平成23年度)の模範解答、解説がもらえる
3.合格率が高い

ちなみに合格率は、こちらのホームページの情報で確認しました。
ちなみにこれは厚生労働省の教育訓練給付制度に関する検索システムであり、教育訓練給付金を受給した方の受験指導校・講座別の合格率を見ることができるものです。

ただ、一次・二次ストレートの場合は、一次・二次通しての合格率となるため二次専門校に比べて当然合格率が下がることや、母数が少なく信頼性が高いとは言えないことには要注意で、あくまでも参考情報とするべきだと思います。

一番重要なのは、その受験指導校が自分に合っているかどうか、ということなのは言うまでもありません。

ここでは、MMCのホームページで公開されている合格のメソッドのキーワードを、どのように解釈し、自分流にアレンジして、私が二次試験に望んだかをご紹介します。

ご注意いただきたいのは、これがMMCの指導内容である、というわけではありません。
今回の趣旨は、受験指導校の合格メソッドを自分流にアレンジした解釈の一例をご紹介するものであるとご理解ください。

 MMCの合格の鉄則(MMCホームページより)
1.題意に忠実に
2.因果関係で書く
3.切り口を明確に
4.キーワードで書く

 私は二次試験受験にあたって、この4つの鉄則を頭に叩き込みました。
試験中どんなにパニックになっても、この鉄則に戻って来られるように。
この4つの原則、言い方はいろいろあると思いますが、二次試験で大切なポイントを非常に上手く抑えていると思います。

1.題意に忠実に

これはつまり「出題の意図に忠実に解答する」ということです。
二次試験では与件文と設問文のパートに分かれますが、両方の意図に忠実に回答する必要があるということです。

診断士としてコンサルティングを行う際、社長が思っている会社の強みや弱み、今後の経営方針について語った際に、それと全く関係ないことを答えていてはコンサルティングになりませんよね。
もし、社長が思っている以外に、革新的なアイディアがあった場合、それをぶつけてみるのも一つの手法かもしれません。
でも、社長が「この方向性で経営改善したい!」と思っているのに、それには全く答えず、「社長、そんなのはどうでもいいから、こうすれば絶対業績良くなるって!」なんてアドバイスした場合、社長は聞いてくれるでしょうか?

人の話を無視する人の言うことなんか、まともには聞きませんよね。
「社長のお考えはもっともです。それに加えてこういうのはどうですか?」といった提案なら聞いてくれるかもしれません。
やっぱり、まずは社長の考えをよく聞いて、受け答えしてからそれに合ったアドバイスをするべきですよね。
それを端的にまとめた言葉が「題意に忠実に」になると思います。「聞かれたことに答える」でもいいと思います。

多分、ここのスキルが一番重要かもしれません。与件分を素直に、素直に、とにかく素直に読む!
慣れていないうちは出題の意図が拾いきれず、慣れてくると素直に読めなくなりがちです。

2.因果関係で書く

因果関係、原因と結果。

これは何も、事例の設問間でのバランスをとるべきとか、ストーリー付けをするべきといった大きな話ではありません。
たとえば改善策を解答する際に、「A社は現在○○という状況にあるから、△△といった対策を実施する」というように因果関係を明らかにして書くべき、ということです。

文章に説得力を持たせるためには、因果関係は必須だと思います。
理由付けがないと、説得力は弱くなりますし、そもそもなんでその改善策が出てくるの?ってツッコミが入ってしまいますよね。
採点のポイントに説得力が含まれるのかは不明ですが、原因と結果の両方が採点対象になったりする場合は多いのではないかと思います。

3.切り口を明確に

「MMCと言えば切り口。①~面では、②~面では、って解答ですよね。」

試験合格後、合格者の方と話をすると、こういう言い方をされることがありました。
MMCの模範解答は、こういう書き方が多いです。
確かに、少し特徴的な解答方法かもしれません。

これ、何が言いたいかというと物事を多面的に捉えましょうね、ってことなんです。
例えば事例IIIでは、生産面、品質面、コスト面、納期面、技術面、販売面、配送面、物流面、作業面、工程面、工数面etcのような感じになります。

これについては、「ふぞろいな合格答案」の採点方法が参考になると思うんですが、私はこの試験、キーワードを書けたもん勝ちと思っています。
もちろん、きちんとつながる文章で、という非常に重い条件付きがつくため、簡単にはいきませんが。

それをやるためには、切り口のパターンをたくさんもっておくのは、重要です。
試験中に焦ってしまうと、どうしても視点が偏りがちになります。
その時に、前もって覚えてきた、いくつもの切り口を意識するだけで、全然変わってきます。

私の場合は、1つのことを長々と具体的に書くよりは、簡潔に3つ書いた方が点数が上がるんじゃないかな?みたいな感覚を持っていました。

4.キーワードで書く

これは端的に言えば、コンサルっぽく専門用語を使うとともに、字数節約を頑張る、ということです。
漢字で書けることは出来る限り漢字で。
専門用語にできるものは専門用語に。


「切り口+キーワード」を使うのと使わないのでは、本当に大きな差が出てきます。
詰め込める内容が1~2つ違ってくるんじゃないでしょうか。

「ふぞろいな合格答案」みたいに、キーワードで採点しているのであれば、かなりの差がつきますよね。
ただ一点注意なのは、盛り込むことを重視しすぎて読みづらい文章にならないことです。
文脈はどうあれ、キーワードが書いてあれば何でもOK!のような採点は恐らくしていないでしょう。

このバランスは、2.の因果関係で書くことを忘れないようにすることが重要です。
盛り込み過ぎると意味が通らず、足りないと中身がなくなる。

このバランス感覚が合格・不合格を分けるんじゃないかと思います。

以上が、私がMMCで学んだことを、自分流に解釈した内容です。

最初にも書きましたが、今回はあくまでも、MMCがホームページで公開している鉄則に、私の解釈を加えたものですので、
この内容をMMCで教えている、というわけではありません。
ひょっとすると、MMC講師陣が意図していることとは違っているかもしれませんのでご了承ください。

診断士試験の二次試験の解答プロセスは、道場ブログ内で過去幾度も語られていますが、いろいろなプロセスが考えられますし、どれを使っても合格の可能性はあると思います。
重要なのは自分に合っているか?納得して使えるかどうか?ということです。

これから各校での答練が始まると思いますが、答練には真摯に向き合って、結果をちゃんと見つめて、受け止めましょう。
ストレート合格を狙う方は、昨年の私と同様、心が折れそうになることも多いと思います。
でも、練習すればするほど読むスキル、考えるスキル、書くスキルはついてきます。
やらなければスキルがつかないのですから、今はやるしかありません!

方向性させ間違えなければ、合格レベルには十分達することはできます。
あと7週間あまり、頑張りましょう!
以上、まっすーでした。

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