1マークで泣いた人の話

おはようございます、
世界の畠ちゃんです。

一次試験まであと43日、二次試験まで121日ですね

先日から模試に関するテーマが続いています。
模試を受験される方は、日頃の勉強の成果を思い切りぶつけてきてください!そして、本番の予行演習として、様々なケースを想定して戦ってきてくださいね。

こういうことを書いておいてなんですが、残念ながら私は模試を受験しませんでした。
昨年、申し込みの直前まで迷ったのですが、勉強の進み具合が思うようでなかったため、「受験してもボコボコにされるだけで良いことないな」と、受験しませんでした。また、模試の復習で時間を取られてしまい、計画していたペースが狂うことも理由の一つでした。結果論ですが、この判断は正しかったと思っています。

 

【ひとり模試という方法もあります】

そのかわり、私は図書館で“ひとり模試”をやりました。
やり方は簡単です。試験本番と同じ日程で二日間、まだやっていない過去問を解きました。
(模擬試験を自宅受験する方も、ぜひ図書館で実施してください)

図書館でも、個別のブースではなくて、試験会場のような大教室タイプにしました。
土日の図書館は、なにかと騒がしいですから、自分の集中力と大人力を試すには絶好の環境です。

 

【1マークの怖さをご存知ですか】
ところで、マークシートといえば、よく言われるのが「1マークの怖さ」ですね。1マークのミスで天国と地獄が分かれるわけです。でも、果たしてそんな地獄を味わった人がいるのでしょうか…?


はい、私です(笑)

失敗談が役に立つこともあるかと思いますので、恥を忍んで書かせていただきます。
私が、社会保険労務士の試験を受けたときの話です。
(診断士試験の話でなくて申し訳ございませんが、しばしお付き合いください…)


 

【7年前のあの日】
遡ること、7年前(平成22年)…私は、始発の高速バスに乗って東京の会場に向かいました。向かう途中で、首都高の渋滞に巻き込まれて朝からドキドキ!さらに、初めて乗った”ゆりかもめ”は受験生でごった返していて、気分は最悪です。当時はスマホのナビもないので、やたら案内板をキョロキョロしながら向かった記憶があります。

そして、到着した東京ビックサイト!言葉では形容しがたいくらい、一つの教室が広大で何千人収容されているかわからない、ていうか、よくもまあ会議テーブルと椅子をこれだけ並べたな~と、見事に雰囲気に飲まれてしまいました。

そして、緊張の中迎えた午前の選択式(穴埋め問題)、80分で8科目、各5問ずつ解きます。
最後の8番目の科目である国民年金で事件が起こりました。
テキストか何かで見たことあるのに、「出るかもしれないけど、細かいから大丈夫かな!」などと勝手に出ないと決めつけていた、物価スライドの数値を問う問題が出てしまったのです!

「なんでこんな問題を出すんだよーー!!」と恨めしく思いつつ、テキストを真剣に読み込めていなかった後悔を感じながら、必死に必死に目を閉じて記憶を手繰り寄せようと頑張りました。何とか2択に絞りこめた解答欄Aは1.7%か1.5%か、解答欄Bは平成16年か平成17年か…「どっちだ、どっちだ!!」と自分にひたすら問いかけました。最後は「どりゃぁ!」と決意を決めてマークし、午前中の試験終了。

 

【後悔先に立たず】
午後は210分休憩なしの試験も終え、疲労困憊で大勢の人の流れに乗って呆然としたまま駅に向かって歩いていくと、大手予備校の皆さんが解答速報を配っていました。それを頂いて、さっそく電車の中でマル付けをしました。いざ、国民年金…

皆さんも想像つきますか?自分のマークした番号と、解答の番号が全然違うときの絶望感…
そうです、まさかまさかの、5問全問不正解!!!
最後の2択で迷った、解答欄A,Bどちらも、もう一方の肢が正解という…
つまり、確率4分の1でババを引いてしまった…
電車の中で、思わず叫びそうになると同時に、自分のふがいなさに泣きそうになりました。
(いや、たぶん、泣いてましたね。)

「もしかしたら出るかも?と思ったのに、なぜもっと勉強しなかったのか」
「もっと勉強時間を確保していれば、この論点をきちんと学習していたのではなかったか」
「勉強不足で落ちたことで、今までの勉強時間や犠牲にしてきたことが無駄になったのではないか」

本当に目の前が真っ暗になる経験をしました。そして、それから一週間ぐらいは、情けないことに色々な試験予備校の解答速報を探しては、自分の回答があっているのではないかと往生際の悪いことをしていました。

そして最終結果・・・

やっぱり、選択式という穴埋め問題で、得意科目の国民年金において見事に5点満点中0点を獲得し、足きり不合格を食らいました。
選択式は通常、5点満点中3点以上が合格条件なのですが、この年は難易度が高く、国民年金は5点中1点でよかったのに、まさかの0点でした。ここで、1点取れていれば合格だったのに…!!!

 

【翌年度に向けて】
試験が終わってからは、後悔が頭から離れませんでした。
それは、自分に期待してくれて私の勉強をサポートしてくれた妻と、あまり遊んでやれなかった子どもに申し訳ないとの思いや、自分の詰めの甘さ、真剣みの無さ…それらが入り混じったような感情に支配されていました。

そういうわけで、翌年に向けてと思っても、どうしても勉強道具に触れてることはできませんでした。なんとか気持ちを整理して翌年の勉強を始められたのは、約4か月後でした…(翌年の試験は、相当プレッシャーを感じながらの勉強でしたが、なんとか合格できました…)

 

【まとめ】
これから模試に向けて盛り上がっているところ、とりとめもなく、水を差すようなお話で申し訳なかったです。要は何をお伝えしたかったかというと、不合格というのは、言うまでもなく辛いものです。そして、1マークだとなおさら、夢にうなされる日が続きます。
皆さんには、このような目にあってほしくはありません!!
そうならないためには、残りの日時を大切に、今まで以上に集中して、過ごしていただきたいと思います。
絶対後悔しないように。

さあ、一次試験まであと43日!頑張っていきましょう!

最後までお読みいただきありがとうございまいました。

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1マークで泣いた人の話”へ6件のコメント

  1. みやお より:

    私は昨年、1マーク3点足らずで1次不合格でした!その悔しい思いを今再び思い出させて頂きました。昨年は、結局合否線上どちらにも転がる可能性があるオンザバブルの実力だったんだと結果を飲み込み納得しました。今年は絶対突き抜けるぜ!と決意しておりますがまだまだ完成には至っておりませんが、残り1ヶ月余り悔いなくやり切ります!!

    1. 世界の畠ちゃん より:

      みやお様
      はじめまして。コメントありがとうございます。
      みやお様は昨年1マーク足りずだったとは・・・本当に本当に悔しかったと思います。でも、今は昨年の結果をしっかりと消化され、それを糧に強い決意を秘めていらっしゃるご様子、流石だと思います。残り一か月余、当日みやお様の実力が十分発揮できますよう体調面にも十分注意されつつ、その意気でやり切ってください!心より応援しております。

  2. はち より:

    今回のお話、とてもとてもためになりました

    私、模試は間違いなく散々だと思いますが(堂々と言えないが~(笑))
    やるべきことは見えてきてますので、
    その領域だけは仕上げて、試験に挑めればと

    畠さんの悔しさ、勉強めげたときにまた読ませていただきますね!!

    1. 世界の畠ちゃん より:

      はち様
      いつもありがとうございます。
      今回は私の悔しさと情けなさを疑似体験していただき、少しでもご参考になったのであれば幸いです。
      やるべきことが見えているという事は、とても良い事ですねよね!引き続き頑張ってください。
      応援しています!

  3. とくべい より:

    おはようございます。
    朝から気持ちが引き締まる記事です。
    正直、焦りと不安から現実逃避気味でしたが、あと1か月と少々、邁進したいと思います。
    ありがとうございました。

    1. 世界の畠ちゃん より:

      とくべい様
      おはようございます。コメントありがとうございます。
      私のお恥ずかしい失敗談が少しでもご参考になったのなら、うれしい限りです。
      試験まであと一か月と少々、確かに焦りますし、不安になりますよね…
      それは、とくべいさんが試験に向かって真剣に取り組んでいらっしゃるからこそ。とても自然な感情だと思います。
      でも、この段階まで来たら、「人は人、自分は自分」です。自分に足りないものと向き合うことに集中して、愚直に試験まで積み上げていってください。
      とくべいさんのラストスパートを応援しています!!

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