【2次試験対策】編集能力強化編

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こんにちは、ますけんです。3月になりましたが、まだまだ寒い日が続きますね!寒暖差+花粉症ということで、私は毎年この時期例外なく体調を崩しております(涙)。

受験生にとって、体調不良は最大の敵だと思っています!勉強時間は確保できなくなりますし、勉強しても頭に入ってこないという二重苦です。
まずは、手洗いうがいや十分な栄養補給で予防の徹底を!体調不良なったら早めに薬を飲み十分な睡眠を取るようにし、悪化させないよう心がけましょう!最悪、悪化してしまった場合は、勉強することは割り切って早めに回復するよう努めることがオススメです!

さて、今回が2回目の投稿です。(初回投稿はこちら
前回の投稿で、2次試験合格に必要な対応力として、以下の4点を挙げました。(あくまで、ますけんの私見です。)

①編集能力
②知識活用能力
③情報整理能力
④計算能力

この4点を、今回からの4回の投稿で深く説明していきたいと思います。まず、今回は編集能力の強化について書きたいと思います。

<出題者が見たい「能力」から見えるもの>
2次試験は記述式の試験です。そこに書かれた内容から診断士として適した「能力」を保有しているか判断しています。
上記4つ能力というのは、あくまで2次試験に対応するための基礎となる力であって、それそのものを判断しているわけではありません。
本当に見たい能力は2つ、それは「分析能力」と「提案能力」だと思います!

この根拠としては「中小企業診断士第2次試験の出題の趣旨について」をご覧いただくとわかると思います。出題の趣旨とは、2次試験の合格発表後に診断協会が公表している各事例各設問の方向性を示すポイント集のようなものです。解答が公表されない2次試験において、これは大切なヒントになります!
さて、この出題の趣旨を見ると、「〜を分析する能力を問う」や「〜を提案する能力を問う」と書かれている設問が実に多いこと!
計算問題ばかりの事例Ⅳを除けば、殆どがこのどちらかなのではないでしょうか!?

この答えは合格後の「実務補習」に参加するとわかります。実務補習では診断企業に対してレポートを書くのですが、基本的に①現状→②課題→③提言(提案)の順番で書いていきます。
ということは、「現状を分析して、課題を把握する」能力や、「診断先の問題点解決や成長のための提案する」能力がなければ、実務補習に対応できなくなってしまいます。
協会側の立場で考えれば、合格者の多くは実務補習に参加しますので、「①現状→②課題→③提言(提案)」の枠組みにしっかり対応できる受験生を合格させたいはずです。
つまり、出題者の意図として受験生の分析能力提案能力を見ていこうと考えるのは極めて妥当と言えるでしょう。

合格に必要な最終的な能力というのは、①与件本文の表現に沿ってまとめることができる分析能力と、②根拠に基づき説得できる提案能力なのではないでしょうか!?
そして、こうした分析能力や提案能力を80分という限られた時間の中で書いた自分自身の答案の中で採点者にアピールすることになります。
編集能力、知識活用能力、情報整理能力、計算能力といった4つの基礎力をしっかりと保有していることで、このアピールがスムーズにできるようになるのです!

<分析能力の高さをアピールする編集能力>
では、編集能力について少し掘り下げて考えていきたいと思います。編集能力と聞くとある種の「文才」のように聞こえます。しかし、試験で求められているのは分析能力と提案能力です。与件本文に書かれていない表現を使う「表現力」や、他の人が思いつかないようなことを書くといった「想像力」は残念ながら求められていないでしょう。
私が考える編集能力とは、与件から設問に関わる内容を抜き出して、まとめ、記述する力だと考えます。設問で問われていることを分析し、与件本文の中にある根拠となる部分を見つけ、因果関係でまとめながら記述すること。
こうした編集行為が上手く出来ている人は、答案用紙の中で分析能力の高さをアピールできます。結果、高得点につながるというワケです。
(なお、提案能力については次回の知識活用能力編に大きくつながっていきますので、そちらで詳しく説明します。)

<編集能力強化のトレーニング方法について>
では、そうした編集能力の強化に向けて、私自身毎日欠かさずやっていたことがあります。それは「社説100字要約トレーニング」というものです。これは読んで字のごとく新聞の社説を100字で要約するトレーニングです。主に日経新聞の社説(実はWEBで無料閲覧できます。)を使って要約していました。

進め方は非常に単純な3ステップです。
まず、社説を読む
そして、要点を考える
最後に100字で要約を書く

ポイントは因果関係を考えながら要約することです。社説のため、必ずメインとなる主張があるはずです。そうした主張(結果)に対し、必ず根拠や理由(原因)も書かれています。それらを上手く因果関係でまとめることで、社説全体の要点をまとめられた要約を記述することができるのです。記事の内容については経済ネタ以外であっても構いません。社説のなかから、主張とその根拠を抜きだして、まとめ、記述することで、編集能力向上につながっていきます。

加えて大切なのは、「毎日続けること」です。最初はなかなか上手く要約できなかったとしても、毎日書き続けることで少しづつ上手くなっていきます。

編集能力に不安を覚える方は是非試してみてください!

次回は知識活用能力の強化についてです!お楽しみに!

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【2次試験対策】編集能力強化編”へ2件のコメント

  1. あずき より:

    参考にさせていただきます。
    なかなか2次対策に時間を割けないのでありがたいです。
    個人的に、出題者の意図として実務補習に対応する能力を見ているというのはとても新鮮でした。

    1. ますけん より:

      コメントありがとうございます。

      巷では「日経春秋要約」の方がメジャーですが、社説の方が文章量も多いので適切かと思います。

      出題者の意図は実務補習に行って気づいたことです!今後の投稿はここをベースにお話ししたいと思います。

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