【合格体験記】モチベーションを保ち続け勝ち取った栄光!~うきうきさん~

おはようございます。フェイマオです

先週木曜日から、2月コースの実務補習が始まりました。
1次、2次試験を突破し、最後の実務補習(人によっては実務従事)を成し遂げて、『中小企業診断士』として官報に登録され、やっと人前で名乗ることができます(笑)

診断士を目指す方にとっての最後の登竜門になりますが、試験ではありませんので実務補習を受けられる方は、これまで勉強してきた知識をフル活用できる診断士としての仕事を楽しんでくださいね

私も昨年の実務補習で15日間コースを受講しましたが、他の班に比べ人数が少なかった班でしたので、正直しんどかった・・・
仕事後の疲れた身体に鞭打って実務補習のレポートを作成し、結局徹夜となりそのまま寝ずに出社した事もありました(2回も・・・)
しかし、同じ班で苦労を乗り越えた素晴らしい仲間が出来た事や、今後診断士として活動するにあたっての心構えや礎が築けた事など、得るものが大きかった15日間でした。

※『実務補習ってなんだ?』と思われる方は、“実務補習”について書かれた記事をご覧ください


さて、本日は『うきうき』さんの合格体験記をご紹介します。
さっそくご覧ください

=========== 寄稿ここから ===========

0)受験生情報 名前(HN)・年齢

うきうき(49)

(1)診断士に挑戦した理由・きっかけ

私がこの資格取得を目指したのは、これまでの会社員の経験を何か形にしておきたいと思ったからです。これまでも従事してきた業務に応じ、包装管理士・調達プロフェッショナル・ビジネス法務・衛生管理者などを学習し、資格を取得をしてきました。当初診断士に対しては、『こんな資格があるんだ。もし取れるならいつか挑戦してみよう』と漠然と思っていました。

その後外資系消費財メーカーに転職し、必要とされるスキルを自分で磨いていかないことには、このまま在職し続けることも難しいと感じることが多く、その思いは強くなっていきました。
そんな折、2013年会社からの学習支援もあり、通信の中小企業診断士講座を申し込むこととなりました。

(2)学習開始時の知識・保有資格、得意科目・不得意科目

■保有知識:営業・調達・総務部門で培った業務知識

■保有資格:包装管理士・調達プロフェッショナル認定者・ビジネス法務・衛生管理者

■得意科目:運営管理/経営法務

■不得意科目:経済学/経営情報システム

学習開始当初は、それまでの20年余の営業、マーケティング、調達、総務といった様々な部署での就業経験と先述の資格取得で有した知識がありました。
このため、運営管理や経営法務などは比較的取り組み易く感じた一方、経済学は経済学部出身にもかかわらず理論の理解、情報システムでは、ローマ字の単語に相当苦労しました

(3)学習スタイルとそのメリット・デメリット

当初1次試験は、大手の通信講座の添削からはじめました。その学習期間が終了した後は、購入したテキスト等を使い独学で学びました。
特に二次試験を意識しだした昨年6月以降は、ネットで見つけた2次試験突破を目指す勉強会コミュニティワンモア勉強会)で学習しました。

(4)合格までの受験回数、学習時間とその作り方

■学習開始時期と受験回数:2013年5月 / 1次:4回 2次:1回

2013年 科目合格    財務・会計、経営法務

2014年 科目合格    運営管理

2015年 科目合格    経営情報システム、中小企業経営・中小企業政策

2016年 1次試験合格 経済、財務、企業経営、運営、法務の5科目受験

2016年 2次試験合格 

■1次試験学習時間

2013年 200時間

2014年 300時間

2015年 300時間

2016年 400時間

■2次試験学習時間

2016年 300時間

(5)合格までの学習法

■1次試験:

2013年~:通信講座の添削、予備校の直前答練勉強会に参加

2014年~:早稲田出版のテキストと動画講座で通信講座ではよく理解できなかった点を学習

2016年~:上記テキストに加え、苦手の経済学・経済政策を中心に、過去5年の本試験とTAC模擬試験の過去問を3ターンずつ解きなおしししました。

■2次筆記試験:

6月に2次試験を意識し始め、勉強会コミュニティに参加し、そこでは週1回過去問を持ち寄ったたり、その場で解いたりし、自身の解答と他人の解答の見方の相違点などを互いに批評しあったりしました。そこでは、ほかの自主勉強会や模擬試験の実施情報など同じ資格を目指す仲間からの情報がとても新鮮で、モチベーションを保つのに大変役立ちました
また、会社に昨年合格を果たした先輩診断士の方がおり、学習したテキストをいただいたり、勉強のコツを教えていただきました。

5時過ぎに起床し、朝時間を活用することで、1日1事例、週末4事例を自分に課し、繰り返し過去問や関連問題を解くことを実践してきました。これらの勉強は主に図書館を利用しました。家では誘惑や中断も余儀なくされるので、集中できてよかったです。予備校主催のアドバイス付き模擬試験を9月中旬に受験し、自身の弱かった部分を確認したりしました。

■再現答案:
試験の翌日には作ってみましたが、うまく再現できず、また合格の手ごたえも得ることができませんでした。

(6)学習時・受験時のエピソード

今回1次が薄氷での合格でした。(5科306点)
また、2次の再現答案では、事例Ⅲで助言すべき方向性が予備校の模範解答と真逆に対応したり、事例Ⅳでケアレスミス(小数点の桁違い解答)を発見したりと合格のイメージが全くつかめない、自信のないままで発表を迎えました

発表を一度WEBで確認しましたが、番号が見つからず、翌年の再受験へ気持ちを切り替えようとしていました。翌日、口述試験の簡易書留が届き、改めて発表を見ると、見ていた縦の列と違うところに私の受験番号がありました
長かった勉強の成果が報われ、とてもうれしく、全く準備してなかった口述試験対策をあわてて開始しました。

(7)これから合格を目指す方へのアドバイス

過去問の繰り返し・解きなおしをお勧めします。新しい参考書や問題集よりもまずは過去問を繰り返し解くことです。特に2次試験の問題を70分以内に解くことは、本試験の時間配分、文章のまとめ方を学ぶ上でとても有意義でした。

長い期間での学習になりますので、その間のモチベーションを保つためにも同じ目標を持つ勉強仲間を作るのもとてもいい刺激になります。また、診断士の先輩と知り合いになる機会があれば積極的に参加し、登録後の自身の姿をイメージするのもいいでしょう。私の場合、居住地の図書館主催の経営相談セミナーなどを通じ、知り合う機会に巡り合いました。

「朝の来ない夜はない。この勉強への努力は必ず報われます。」
みんな頑張れ!

=========== 寄稿ここまで ===========

いかがでしたでしょうか?

うきうきさんは、これまでのビジネス経験で培った知識がありつつも、1次試験だけで1,200時間にも及ぶ勉強を続けてこられました。
2年目以降は独学ながらも、早稲田出版の動画講座同じ目標を持つ仲間との勉強会を上手く利用し、ご自身のモチベーションを高く保ち続けられた事が合格の大きな要因ではないかと思います。

普段仕事を抱えている社会人の方にとって、一番難しいのは『勉強を続けるだけのモチベーションを保ち続ける事』だと思います。
モチベーションを維持し続けるにあたって、独学に近い環境で学ばれていらっしゃったうきうきさんの取り組みは、独学で勉強されていらっしゃる方にとっても大いに参考になるのではないでしょうか?

あらためまして、うきうきさん合格おめでとうございました


さて、私フェイマオの記事は本日が最後となります。
当ブログをご覧頂いております皆様、1年間お付き合い頂きましてありがとうございました

当7代目としては次の8代目にバトンを渡す最後の1週間となりますが、これからも受験生の皆様のお役に立てる記事を執筆して参りますので、引き続きよろしくお願い致します。

 

To be continued・・・

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