意外と謎な「実務従事」での登録方法

たきもです。
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先日のお疲れ様会にご参加頂いた皆さま、ありがとうございました
受験生の方と直接お話することは、普段孤独に(?)記事を書いている我々にとって貴重な機会です。
参加された方も、参加できなかった方も、次は口述セミナーでお会いしましょう!

さて、前回は実務補習(を受けるまでのあれこれ)について書きましたが、今日は「実務従事」についてご紹介します。
中小企業診断士登録までのベーシックな道は、一般社団法人中小企業診断協会が主催する実務補習を15日以上受講することです。
しかし、この実務補習は前回書いたとおり、平日に会社を休む必要があります。
会社を休めない方は、「診断実務に15日以上従事すること」を検討する方法があります。
初代ハカセも、実務補習と実務従事の組み合わせで登録しています。
初代ハカセ 忙中閑話:試験合格から診断士登録までの流れ

●案件はどこから見つける?
実務従事に参加したくても、まず案件を見つけないと参加できません。
しかし、合格後すぐ自分で「コンサルさせてください!」というのもなかなか難しいですよね。
よくあるパターンは、次の2つです。

①知人からの紹介(私の場合)
私の場合は、同期合格で4月1日に既に登録していた方から「いっしょにやらない?」と案件を紹介いただきました。
その方は本業で営業コンサルタントをされている方で、診断先への折衝や会議運営など、リーダーシップをとりながらスムーズにプロジェクトを回していただきました。
また、長年のご経験から得られている企業への「質問力」「傾聴力」は素晴らしいもので、「こうやって聞き出すのか・・・」と勉強をさせていただきました。
「同期合格」という一括りの中でも、様々なご経験を有した方がいらっしゃいます
特に「同期合格」という、これから一緒に道を歩む仲間と一緒に診断ができたことは、かけがいのない財産になりました。
私は受験生支援団体では、この一発合格道場のほかタキプロに参加していますが、まさに人のつながりは財産だと感じました。

知人からの紹介によるメリット・デメリットをあげるとすると、次のとおりです。

<メリット>
・知人からの紹介なので、メンバーと気心がしれている。
・クライアントとの打ち合わせ・場所はメンバー間で調整し、仕事を休まず続けられた。
<デメリット>
・一般的な診断の流れは、案件によるが経験できないかもしれない
(一般的な診断の流れ:ヒアリング→SOWT分析など→診断報告書作成→クライアントへの報告)
・案件の内容により、やることは様々

ちなみに、この案件は診断先のwebページを更改するというもので、私はWordPressでの全体構築と、イメージ画像の作成を担当しました。診断というより、実際に構築をしたので技術寄りですね。
webページをつくるには、企業の強みや顧客に訴えたいことを整理する必要があるので、そこで試験で学んだ内部環境・外部環境分析が役立ちました。
ちなみに「実務従事」が終わったら、診断先から診断助言業務実績証明書(様式19)に印鑑などを頂き、登録申請書類と一緒につけて提出します。

今は一発合格道場の先輩からご紹介頂いた案件に参加させていただいています。
これは独立診断士の方と一緒にさせていただいている案件で、先生の事務所におじゃましたり、「独立診断士の仕事ぶり」を直接見て、勉強させていただいています。

②大塚商会の経営支援サービスのメンバーとして参加する
大塚商会は企業に対する経営支援サービスを提供しており、プロジェクトメンバーを随時募集しています。
サービスの詳細はこちら
診断士の応募ページはこちら
企業診断報告書作成プロジェクトに参加することで、企業診断のノウハウや実務従事ポイントを獲得できます。
既に登録している先輩診断士と一緒にチームを組み、企業診断をします。
これは7代目とりが多く参加しているようです。
診断先との打ち合わせも平日夜が主体ですが、私はこの打ち合わせ場所(大塚商会の本社)が会社を定時に出ても間に合わない場所で、今まで参加できていません
応募すると、メールで随時プロジェクトの募集がきます。興味のある案件がよく来るので、いつかは参加したいです!!

いかがでしたでしょうか?
実務補習に比べ、ベールに包まれた「実務従事」、皆様の参考になれば幸いです。
これは私個人の意見ですが、1回は実務補習を受講したほうがよいと思います。
プロコンの先生に直接指導をいただけることと、診断の流れを一通り経験することができるからです。
実務補習の担当教官ともつながりができます。

たきもでした。

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意外と謎な「実務従事」での登録方法”へ3件のコメント

  1. アヒルチャン より:

    こば様 お忙しい中、ご指導いただき有難うございます。こば様のおっしゃる通り、出来ない理由を挙げたら、切りがないと思います。ある程度テキストを読んだら、過去問に取り組んでみます。どうも有難うございました!!

  2. アヒルチャン より:

    合格道場の先生方へ だんだん寒くなってきましたが、先生方如何お過ごしでしょうか。アヒルは学習量の膨大さに圧倒され、消化不足気味です。「やっぱり受験校へ通わないと無理なのかな」とも思いますが、経済的事情があり、独学せざるを得ません。独学で勉強していると、モチベーションを保つのが難しいです。「こうしている間にも他の受験生は勉強しているのだから・・・。」と気ばかり焦ってしまい、肝心の学習が思うように進みません。このままではいけない、と思いつつも、どうしていいか悩んでいます・・・。初心に帰って、頑張るしかないと思っています。

    1. こば より:

      アヒルチャン様

      いつもコメントありがとうございます。

      ・独学だから難しい
      ・予備校に通ったら受かりやすい

      どちらも正解でいあり、不正解です。

      大事なことは診断士としての知識・ノウハウ・実力を体得するかです。
      その取得方法は何でもよく、来年の8月・10月に発揮できる状況にするだけです。

      合格する実力と今の自分の実力を比べてその差を埋めて行くだけです。

      合格するための実力を知るめにも過去問にチャレンジするのが良いかと思います。

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