【絶対一発スト合格!】「解く」から時間が足りず、点数にならない!~この勘違いから早期脱却することが一発スト合格へのカギ!~
2次試験ロケットスタートセミナーにご参加の皆様。
セミナーにご参加くださいましてありがとうございました
セミナータイトルにもあります通り、2次試験勉強を「ロケットスタート」させたい!とやる気のあふれる皆様にお集まりいただき、大変盛り上がりました
第2部パネルディスカッションでは司会を担当させて頂き、総合プロデューサーからのミッション「無茶ぶりを入れて会場を盛り上げろ!」を精一杯頑張らせて頂きました。(ご協力頂いた参加者様ありがとうございました)
初代から7代目まで十人十色の2次試験対策についてアツくお話しさせていただき、笑いの中にも参加者様にお役に立てる情報がご提供出来ていれば嬉しく思います。
また、時間に余裕が出来たため、急遽質問タイムを設けました。通常、セミナーで参加者様に「ご質問はありませんか?」と振ると「しーん」となってしまい、場のテンポやテンションが下がってしまうのですが、積極的にご質問頂き、そのままの勢いで第3部グループディスカッションへとバトンを渡せてホッとしております。
セミナー受付開始の記事でも書かせて頂いたとおり、
「ロケットスタートを切りたい」
「2次筆記試験ってそもそもどんな感じかよくわからない」
「独学で勉強仲間が欲しい」
そんな気持ちに少しでも応えられたのなら幸いです。
これからも道場ブログをよろしくお願いいたします
(セミナー開催報告はこちら)
本題に入る前に、一発スト合格を目指す皆さん、心の準備は大丈夫?
この記事を読んで下さってる皆さんは絶対に一発スト合格を目指す方ですよね?
本当に一発スト合格目指すんですよね?
絶対一発スト合格目指す覚悟は決めましたか?
これからみなさんは、2次再チャレンジ組、2次専念組との戦いが始まります。
マラソンで例えるなら、今、皆さんがいるのは最後尾!
ここから追い上げて、追いついて、上位20%に入ってゴールするんです。
自分で勝利を自ら掴みにいく気持ちは必須。
受験校の合格祝賀会に行くと気がつきますが、一発スト合格者は割合が少ないんです。
個人的な感覚では祝賀会参加者の10数%くらいかと。2割もいないです。
仮に全合格者に対する一発スト合格の確率を15%として、数字をはじき出すと、
H27年度合格者数944人×0.15=141.6人!
2次試験申込者数は5130人なので、2次試験申込者数に対する一発スト合格者は2.74%と推測されます。本当に厳しいですよね。
ですから、受験校のカリキュラムに乗っていれば良いだろうという安易な考えや、
〇〇先生がこう言ってたからと、判断を他人任せにすることや
本に「こうやれ」って書いていたからとか、とにかく受け身の姿勢で居続けちゃ、最後尾から追い上げるなんて到底無理です。
1次試験では受け身でも合格出来ます。でも、2次試験を一発スト合格目指すなら受け身じゃーーーーー甘い!
とにかく限られた時間で、点数になることを「自ら」やる!
数ある情報の中から点数になる事を「自ら」判断する。
オススメされたやり方も、なぜオススメなのか?自分に合うのか?点数になるのか?を検証する。
自分にとって点数になるものをやる!
この気持ち忘れないで。
もし、勉強仲間でまだ「〇〇先生が・・・ていってたから」と判断を他人任せにするような事を言い出している人がいたら、ちゃんと教えてあげるか、それでも無理なら勉強仲間のことは諦めてご自身は前進しましょう!
問題を「解く」ために考えるからダメなのよ。
問題を「処理する」ために考えなきゃ(^_-)-☆
みなさん、もう数事例は過去問を解きましたね?
もちろん80分で。
でも、全部マス目を埋めようと思ったら結局2,3時間かかりませんか?
それって、「解こう」としているからなんです!
えっ!?どういうこと??????
問題は「解く」ものだと思いますよね?
もちろん、受験校でも“解法プロセス”なんて言いますし。
でも、結局合格する人って、意識する・しないに関わらず、問題を「解く」というより「処理」しているんです。
■2次試験はとってもボリュームがあります。
あの分量をたった80分で解くなんて到底無理なんです。
そして、合格者と不合格者を選別するための試験、つまり落とすための試験なんですもの、試験時間に余裕のある試験問題を作るわけがない。
そこで、重要なことは「どう処理していくか」がポイント。
2次試験は中小企業診断士として、最低限分かっていて欲しいことが問われているのです。
■設問文(いわゆる問いの文章)を読んだら
「ああ、こんな問題が出てきたのね。んじゃあ、この単語でこの知識を思い出して、こんな可能性がありそうだなと予測して、与件(2ページ半くらいの会社の概要が書かれた文章)から、ここのポイントが書かれているかを確認して、あとは事例企業の状態を絡めて書けば、いっちょ出来上がり♫」
そんな感覚を1ヶ月で掴み、次の1ヶ月は毎度その感覚を引き出す為のトレーニング期間です。(スト生の場合、練習期間が短いので本試験ではご自身の8割も力が出せれば良い方ですが・・・)
だから、そのうち出現してくる「なんで俺の(私の)解答じゃダメなんだ!」と言い出す人や、「〇〇先生はこうやれって言ってた!△△の方法はおかしい!」と言い出す人はそもそも2次試験の事を分かっていないんです
・「俺の解答」がダメなんじゃない、問いに対しての処理方法がおかしいか、処理していない。
・「〇〇先生と△△」とでは処理方法が違うんです。おかしいのではなく「違う」だけ。何を重視してどう点数を取りに行くのかが違う。
■処理とは?
卓球の福原愛選手が飛んできたボールに対して、即反応して打ち返すように、即反応する。
これ。この状態を2次試験で目指したい。
今日は処理の基本をご紹介
では過去問から
もう去年(H27)の事例1は解きましたね?
では、第4問を振り返ってみましょう!
H27 事例1 第4問
「成果主義に基づく賃金制度をあえて導入しない理由」
この問題は分かりやすく書いてくれているので大変ありがたいです。
設問文(問い)を読んだら、即以下の事を思い浮かべて。
●成果主義の賃金制度
→メリット・デメリットを即思い出す。
《1次→2次 頭のスイッチ切り替えポイント》
1次試験では、ア~エまでの選択肢がご自身で勉強した知識と照らし合わせて正しいかどうかの判断を行いました。→判断出来れば点数が入る。
2次試験では、知識を自らの頭の中から引っ張り出す作業が必要です。→選択肢なし。知識を引っ張り出して点数にする。
特にスト生は、“知識を引っ張り出す”頭の使い方に切り替わっていません。
細切れ時間に知識を即思い出す練習をして、速度upをはかりましょう!
ご自身のテキストを携帯で撮って、細切れ時間にチェック。
●「あえて」
→という事は知っててやらないのかな?過去に同じようなことをしようとし て失敗した?変化を恐れているのかな?与件(会社の概要が書かれた文章)に何か書いてあるのかも。
「成果主義に基づく賃金制度をあえて導入しない理由」と
「成果主義に基づく賃金制度を導入しない理由」では、
問われていることに違いがありますね。
・ポイントとして、単語単位で出題者の意図が含まれている場合があるので、要チェック!
(単語を見落としがちな方、単語でその背景を気づけない方は、意図的にそれを防ぐ手立てが必要ですね。)
●「導入しない」
→まだ、やっていない。今はどうしているのかな?与件でチェックしよう。もしかして老舗の会社?保守的な企業風土なのかな?会社の雰囲気や理念もチェックしておこう。導入するより、しない方がいいと考えているんだな、そんなことを解答していこう。
あとは、与件を読んで、「材料」を集めてから処理して解答を書きます。
(H22 事例1 第3問も成果主義を強化した場合の問題が出てきます。ぜひチャレンジしてみてくださいね。)
■スト生にありがちなこと
●「うちの会社は過去こうやってうまくいったんだ」とご自身の過去の経験を元に記述してしまうパターン。
→ご自身の経験は聞いていません。あくまで診断士としての最低限分かって欲しいことを問われているだけです。
●なぜか成果主義とは何かを書いてしまうパターン。
→勘違いしちゃったのかな?
●何でそうなるの???と聞きたくなるパターン。(私もどういう思考回路でそうなったのか推測できない)
→理解不能
■H27第4問が出題された意味を考える
ここからは今日の本筋とはちょっと外れます。
何でもそうですが、なぜそうなのか?を考えるのは重要ですね。
なんでH22年第3問の問いと同じような問いが出たんでしょうか?
もしかして、5年前は正答率が想定より低かったとか?それとも出題者のネタ切れでリメイクしたのか?中小企業の現場で成果主義導入の是非が問われる機運があるとか???
私も何故かを正確に言い当てることは出来ませんが、もしネタ切れの場合は、今年の本試験で過去の問いがリメイクされる可能性がありますね。勉強が進んできたら、過去問題集に掲載年より過去の事例にチャレンジして見るのも手ですね。
もしくは、ネタ切れ→今年の本試験の傾向を少し変えてくるかも。
《1次→2次 頭のスイッチ切り替えポイント》
事例を解くだけではなく、なぜ問われたかを考え、今年の2次本試験でどんな事例企業が来るか、どんな問題が出題されるか考える。受け身はダメ。
■では、一発スト合格に向けて今日のまとめ!
・問題は「解く」のではなく「処理する」。
・処理速度を上げるために、知識を即出せるよう細切れ時間でトレーニング。
・単語単位で出題者の意図は隠れている。
・なぜ出題されたのかを考える。
次回は来週後半に登場予定。そこまでに直近3年分×4事例=12事例解き終わっている状態であなたとお会い出来ると嬉しいです。
つまり、過去問の各事例がどんな特徴があるかをご自身で掴んでいる状態です。
そして、次回のテーマは、「一発スト合格したいなら〇〇を読みまくれ!」をお届け予定です。
一発スト合格を目指す者にとって、2次試験とは、2次試験に専念して勉強してきた受験生と上位20%を争う2次試験。
2次専念組と一発スト合格を目指す皆さんとは、合格の目指し方が違います。
2次本試験まで残り時間が無い中でも、処理速度をあげたい!2次本試験で上位20%に入って一発スト合格したい方に向けてお伝えしようと思います。
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