【渾身】企業経営理論・問題タイプ別の考え方

たきもです。
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はい、今日から6月です!早いですね!早すぎます!
本試験まであと約2ヶ月・・・
心は折れていませんか??勉強は進んでいますか??
「つらい・・・」と感じたときは、この道場を読んでください。
ここで耐え抜いた人が、最後に笑うことができます。
それを信じて、今月もがんばってかけぬけましょう!!

こばリーダーからの命令に基づき、
7代目メンバーがそれぞれの科目の攻略のキモをお伝えする
【渾身】シリーズ!
今回はたきもが「またかよ・・・」とツッコミが来そうな
企業経営理論について解説します。

すでに企業経営理論については
企業経営理論は妄想命!〜過去問でイメージ力を鍛える〜
でお伝えしていますが、今日はさらに一歩踏み込み、問題タイプ別の考え方について書いていきます。
この記事の最後にも記載をいたしましたが、
一次試験:抽象→具体
二次試験:具体→抽象

を問う試験だと私は考えています。
(この論点もいつか書きたいのにまだかけていない・・・かけるのか・・・)
「抽象化された、一見意味わからない文章を、
具体的な事例をイメージして正誤を判別」
するのが、企業経営理論です。

u-ta【渾身】企業経営理論でも述べられていますが、
この科目は「答練・模試と過去問は似て非なるもの」
と考えた方がよいでしょう。
なぜかといえば、簡単です。
模試試験問題を作る人は、試験委員ではないからです。
過去問が最良にして最後の問題集です。

実際に、私が昨年試験会場で受けた平成27年度の問題を例に、解き方を問題種別に解説します。

1.言葉の意味を暗記していれば解ける問題
この問題は確実にAランクになります。取らねばならない問題です。
テキストに出てくる用語の意味はしっかり理解し、
覚えにくいものは表にまとめて、区別して覚えるのが得策
です。

第1問を見てみましょう。

プロダクト・ポートフォリオ・マネジメント(PPM)に関する記述として、最も適切なものはなにか。
ア 競争優位性を期待できない「負け犬」事業からの撤退の検討に加え、資金投入によって成長市場で競争優位の実現を期待できる「問題児」の選抜が重要である。
イ 競争優位性を期待できない「負け犬」事業からの撤退を進めるのに重要な資金供給源は「花型商品」の事業である。
ウ 衰退期に入った業界の「花型商品」事業は、徐々撤退してできるだけ多くのキャッシュを生み出させることが重要である。
エ プロダクト・ポートフォリオ・マネジメントの考え方では、資金の流入と流出は市場と自社事業との成長率で決まる。
オ プロダクト・ポートフォリオ・マネジメントの考え方は、外部からの資金調達を考慮していないが、事業の財務面を重視して事業面のマーケティングや技術に関するシナジーを考慮している。

正解はです。
イ→資金の供給源は「金のなる木」です。
ウ→「花型商品」市場は市場成長率が高いため、衰退期に入っていません
エ→PPMは相対的市場占有率と市場成長率で決まるので、自社事業ではありません。
オ→PPMの問題点はシナジーが軽視されているのが特徴です。前半の記述は◯です。

言葉を覚えるときは、意味だけでなく
「優位性、他との違い、特徴」もしっかり覚えましょう。

2.問題文がイメージできない場合
これが勝負の分かれ目です。見たことがない言葉がならぶパターンです。
第12問を見てみましょう。

組織を情報処理システムとしてみた場合、組織デザインの手段は、情報処理の必要性と情報処理能力の観点から評価できる。組織デザインに関する記述として、最も適切なものはどれか。
ア 横断的組織の導入は、情報処理の必要性を高くするとともに、組織の情報処理能力を高くする。
イ 階層組織は、情報処理の必要性を高くするとともに、組織の情報処理能力を高くする。
ウ 規則の使用は、情報処理の必要性を減らすが、組織の情報処理能力を低くする。
エ 自己完結的組織は、情報処理の必要性を高くするとともに、組織の情報処理能力を高くする。
オ 垂直式情報処理システムの導入は、情報処理の必要性を高くするが、組織の情報処理能力を低くする。

正解はです。
この問題は、「情報処理の必要性」と「組織の情報処理能力」について問われています。
それぞれイメージを膨らませましょう。
・情報処理の必要性を高くする
→密な連携が必要になり、組織の情報処理の量が増える
→アの「横断的組織」は、他部門と調整をしないといけないことが多くなりそうだ。

・組織の情報処理能力を高くする
→他部門調整を沢山することで、いろんな事案に連携して対応できる組織になりそうだ。

他の選択肢も想像しましょう。
イ→階層組織はつまり指揮命令が強い組織だから、「やれ!」といわれてすぐやらないとダメそう。情報処理の量は少ないな。
ウ→これは本番時アと迷いました。前半の「情報処理の必要性を減らす」は、規則でガチガチになるからOK。
後半の「組織の情報処理能力を低くする」は、規則を見ながら管理者にその都度確認しなくても仕事ができるので、組織の情報処理能力は低くなりません。
私の本業は規則が多いですが、規則をつくることで業務のノウハウがたまり、誰でもある程度の業務ができるようになります。そうすると、組織の情報処理能力は高まりますね!
エ→「自己完結」だから調整なんていらなさそう。「情報処理の必要性」は高くならない!
オ→「垂直式情報処理システム」だからこれもイと同じかな。とすると「情報処理の必要性を高くする」が☓!

なるべく、自分の会社や体験にもとづいてイメージしましょう。
間違えたときは、そのイメージがなぜ間違っていたのか復習しましょう。

3.捨てる問題
私の場合、労働法規は捨てていました
毎年必ず数問でますが、
「何がでるかわからない」のと「範囲が広いから」です。
覚えてもでるかどうかわからず効果が薄いと判断し、捨てました。

いかがでしたでしょうか?
この時期は過去問をテキストとしてつかって
「この問題がつまり何ををいっていて、どこがどう間違っているのか」
しっかり解説を読みながら復習しましょう。
一つ一つの積み重ねで、最初は意味不明だった文章に
意味が見えた時は感動します!

たきもでした。

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