【合格体験記】 ~まなさん~

こんにちは。まるです。

本日は、
受験生活6年をかけて合格を勝ち取った、
まなさん合格体験記をご紹介します

 

———————-寄稿はここから—————————-

 

まなと申します。(名前の由来は、昔飼っていた猫の名前です)
私は受験生活6年かけて、
平成27年度の中小企業診断士試験に最終合格しました。

【基本情報】

・合格までの年数:6年
・合格した年度:平成27年度
・学習開始した時期(何月か):
一次:初年度 9月、2年目以降 3月
二次 :1月
・一次対策期間:3年
・二次対策期間:4年
・一次勉強時間:1600時間
・二次勉強時間:2400時間

 

<中小企業診断士試験を受験しようと思ったきっかけ>

34歳の時に、
ふと「使える資格は持っていないし、簿記も知らない。
あるのは20歳頃に取得した英検2級と普通自動車免許だけ。
40歳、50歳になった時、私はどうしているんだろう?」
と思ったのが始まりです。

その時、以前耳にしたことがあった
中小企業診断士という資格が頭をよぎりました。
調べてみると、この資格は国家資格であり、
試験は1次試験のマークシート式の7科目、
2次試験の論述式の4科目で論理的思考も身につけることができ、
経営全般を体系的に学べることを知り、
自分の視野を広げるために良いと思い、
勉強を始めました。

 

<受験生活>
私は1次試験合格まで3年かかり、
そこから2次試験を4回受験しました。

振り返ると、受験生活2年目〜5年目で
あらゆる予備校、教材に手を出しました
結果、自分の勉強方法や解答方針を確立できず、
フワフワした状態でした。

そこで6年目の平成27年度は、
毎年受験していた1次試験を受験せず、
2次試験に専念することに決めました。

また、2次対策で使う教材も絞り、
TACの2次本科コースの演習や模試、
財務強化のための意思決定会計講義ノート(通称:イケカコ)、
同友館のふぞろいな合格答案、
2次試験合格者の頭の中にあった全知識を
繰り返し使っていました。

ただし、模試は、TAC慣れが怖かったので、
他社模試も受けるようにしていました。

勉強会も、
あちこちの勉強会に行くと
自分の解答方針が迷うと思ったので、
通っている予備校の教室内で作った
多年度生のグループのみに参加していました。

結果、
選択と集中をできたのが良かったのだと思います。

 

<1〜3年目の1次試験の勉強方法>

1年目で1科目、2年目で3科目合格した後、
3年目で3科目残っていた時に、
年度別のタテ串しではなく、
分野別の横串しで勉強した方が効率が良いことに気付き
(これから勉強を始める人には、1年目からそうして欲しいです)、
それからは横串し中心で論点を整理して勉強しました。
答練や模試前には、
タテ串しで解いて時間を計ることで、
本番対応の感覚を身に付けました。
<4〜6年目の2次試験の勉強方法>

「中小企業診断士 2次試験合格者の頭の中にあった全知識」で、
2次試験の各事例に必要な切り口を整理し、すぐに使える状態にした。

・予備校の演習では、
初見問題80分でいつも通りの対応ができるかを確認し、
その後に勉強仲間とディスカッションをすることで、
1人よがりにならない振り返りをすることができた。

・自習では、TACの自習室に通って集中しやすい環境を作り、
本試験の過去問を80分で、直前期は70分で解けるように何度も解いた。
(処理スピードをつけるため)

 

<2次試験合格に重要な2つのこと>

 80分×4事例、設問1問1問、
与件の文章1つ1つを大事に、丁寧に読む。

2 多くの解答を見て、合格者が書く解答の相場感を掴み、
初見問題の80分で自分が大外ししない解答を書けるようになる。

「なんだ。そんなことか。」と思う人もいるかもしれませんが、
本番の緊張の中、しかも初見で、
人間、思った通りになかなかできないものです。

特に多年度生の場合、事例を解くことに慣れてしまい、
知っている型や事例ごとの知識ワードを並べて、
目の前にある事例のストーリーや情報を疎かにしてしまったり、
本試験で望まれている解答とはずれた方向を書いてしまうことがあります。
私も目の前の情報を大事にしていない1人でした。

合格した年は、
「中小企業診断士の2次試験って、
答えが分からない試験だけれども、
目の前にある初見の事例に集中して、
1つ1つの情報を大事にしよう。
設問も与件も大事に読んで、
一生懸命、1設問ずつ丁寧に書いて、
出題者・採点者に伝えよう。」という、
気持ちに改めました。

そのおかげか、
合格年では4事例で事例のストーリーを掴むことができ、
大外ししない解答を書くことができました。


<終わりに>

勉強の中で、
1次科目の中小企業経営・政策で中小企業の動向や施策について学んだり、
中小企業白書を読むことで、
「将来は中小企業を支援する仕事を本職としよう。」と、
新たな目標も生まれました。
最終合格した今は、今後の自分の未来を切り開く準備をしているところです。

 

 ———————–寄稿はここまでです—————————-

 

まなさん、ありがとうございます。

勉強法や環境に対する視野を広げ、
何をして、何を避けるか
探りつづけた結果、
「必要なのは、当たり前のことを、シンプルにやること」だと
気付かれました。 

 

6年間、試行錯誤しながら
「診断士試験合格に必要なこと」を見つけた
まなさんの体験記、
合格への足がかりに、ぜひ参考にしてみてください!

 

 

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