学んだこと、考えたことを説明してみる効能
さあ、いよいよGWです。診断士試験を目指す皆さんは、何らかの決意をもって迎えられたことでしょうね。
こんにちは、らいじんです。
「どうも世間が休みだから、いまいち気合が入らず勉強よりも英気を養うことに専らです」なんて人はいないと思うけど・・・もしそんな状態でも別にOKですよ。診断士試験の勉強なんて自らが進んで学習することに意義があるものだから。やるかやらないかは、明確に個人の自由です。でも、その結果どうなるかは、しっかりと想像してみてね。
ちょっと横道に逸れるけど、道場読者には診断士試験について上記のような考えを持っている人はいないでしょうが、日常業務では多く見かけません?自分がボールを持っているのに、平気な人。それがどんな影響を与え、どんな結果を生むのか想像できないのか、想像できても我関せずとマイペースを貫いているのかは知らないけれど、いずれにしても
「仕事ができない」
と言われる人の典型。そうはなりたくないですね。
さて、私はこれまで道場の記事(これやこれやこれ)や合格体験談、セミナーなどで、学習に関する様々なことをコメントに書いたり、自分につぶやいたりして説明してみることを推奨してきました。
でも想像するに、これを試してみた人はほとんどいない。実際、コメントは悲しくなるくらい少ないし。
「そんなことをしたって、何も変わらないに決まってる」という気持ちが多かれ少なかれ働いているからだと思うけど、それは間違い。やってもいないのに何も得るものがないと結論付けることは、宝を拾い損ねる可能性が高まることを意味します。特に人生の経験値が高いオヤジ道場の入門資格保有者なんかは、危ない。
「やってみなけりゃ、わからないよな」と、行動してみる。必ず何か得られるものはあるはずです。少なくとも、私は行動してみることが良い結果を生むことが多いと信じています。
学習内容のつぶやき解説は、テキストを読んでわかったつもりになっていることでも、言葉にして説明しようとすると、如何に自分が理解していないかがわかる良い方法で、しかも、やろうと思えばいつでも何処でも手軽にできる効率的な学習方法。
ここで提案したコメントへの書き込みは、ニッチなブログかつ匿名とはいえ自分の意見を明らかにすることなので、いつも以上に慎重に考えて答えを書くため、新たな知識まで習得できたりすることに加えて、この書き込むという特別な行為によって知識が強く記憶に残る行為。
ここで提案したノウハウの共有は、自身の有するノウハウを他人に説明することで、さらに新たな知恵が加わり、より高度なノウハウを作り出す良い方法。
診断士試験に限らず学習においてアウトプット学習が重要であるということは、既に耳タコだと思いますが、机に向かってスピード問題集や過去問を解くことだけがアウトプットではないということを、忘れないで欲しいと思います。
一例として、私は苦戦した財務会計にて、一時期毎晩寝る前にCF計算書を書いて覚えたと書きましたが、その時には同時に言葉で解説をしながら書くようにしてました。さらに、翌朝通勤中に頭の中でCF計算書を同じように解説をしながら書くということを続けました。結果、今でもCF計算書は各項目の意味も含めスラスラと諳んじることができます。
もう一つ。コメントへの書き込みによって、自分を律する方法もあります。例えばGW中にこれだけはやり遂げるとか、GW後の自分はこうなっている、といったことをコメントで宣言することによって、その目的が強く意識されます。特に自分でブログを書いていない人は、お試しあれ。
最後に以前も注意を喚起しましたが、他人に学習したことを解説するときは自慢ととられないよう気を付けないとイヤな奴と思われる可能性もあるからご注意を
では、今日はこれまで。
by らいじん
リチャードまるさん
コメントありがとうございます。
この「つぶやいてみる」というのは、本当に手軽なアウトプット学習の方法で、2次の勉強にも使える良い方法なのですが、なかなか信じてもらえないんですよね。ですから、このようなコメントはとてもうれしいです。
当面の1次対策としても、テキストの復習時だけでなく、過去問をやるときにも、その解答解説を自分でつぶやいてみると、グッと効率が上がりますから、是非みなさんに試してもらいたいものです。
by らいじん
橋げたを作るって言葉はよく聞きますが、けっこう抽象的な言葉で、要するに何をすることなのかピンと来ない人には、ぜひこのつぶやきアウトプットを薦めたいですね。
9月10月から勉強を始めてGW終わるまでにこのつぶやきアウトプットをじっくりやっておくと、理解度がぐっと深まっているので、直前期に入った時の点数の伸びが全然違うのだと思います。そして何より合格したけどほとんど忘れちゃった、なんて恥ずかしいことにならなくて済むのだと思います。
らいじんさんの言ってること、全面的に賛同します。
パパイヤさん
コメントありがとうございます。
その某予備校の先生は、多分冗談半分、でも本気半分で言われたと思いますよ。それくらい効果ありますから。
是非トライしてみてください。その時に身の回りのことと関連付けた解説を入れるようにすると、さらに効果的ですよ。
頑張ってくださいね。
by らいじん
以前某大手予備校の先生に「来週教壇に立って、今日の内容(論点)を10分間独演してみますか」と冗談で言われたのを思い出しました。つぶやきアウトプット、今日から早速やってみます!!
マメ夫さん
コメントありがとうございます。
そして、早速の行動、素晴らしいの一言です!
一方で、マメ夫さんのように、よく考えることも、私はとても大切なことだと考えています。考えて行動すると、同じ行動をするにも、そこから得られることが多いですからね。
どんどん行動に移してみると、いろいろなことに興味がわくようになってくると思います。
そして、その興味こそ、知識や知恵を獲得し記憶にとどめておく最大の原動力ではないか、そして診断士試験にも役立つことなんじゃないか、なんて思っています。
頑張ってください。応援しています。
by らいじん
らいじん さん
こんにちは。マメ夫と申します。
らいじんさんのおっしゃる通り、「頭で想像して理解したつもりになる」のと「実際に試してみて腑に落ちる」のとでは、雲泥の差がありますよね。
「百聞は一見にしかず」と言いますが、「千聞は一動にしかず」だなぁ…ととても共感させていただきました。
(どちらかと言うと自分はあれこれ考え過ぎて、結局行動できないタイプなので、反省の意味も込めて…)
ということで、早速実行してみます!!