財務で心が折れそうな受験生へ
みなさん、こんにちは、おとです。
今回は来年の2016年合格目標の受験生への内容です。
財務で心が折れそうな人へ
大手受験校の1社であるT○Cでは、財務・会計の講義に入っているころでしょうか?財務・会計のテキストでは下記の章に分かれています。
第1章 財務・会計とは 第2章 財務諸表概論 第3章 経営分析 第4章 管理会計 第5章 意思決定会計(投資の経済性計算) 第6章 ファイナンスI(企業財務論) 第7章 ファイナンスII(証券投資論) 第8章 貸借対照表および損益計算書の作成プロセス 第9章 キャッシュフロー計算書の作成プロセス 第10章 原価計算 第11章 会計規則 |
これを見ただけで、心が折れそうになりませんか?
学生に時代に、数学が嫌いで文系の道を選んだのに、この年になって、また数字で引っかかるとは・・・
数字が無くたって、これまで十分に仕事はできて来たし、これからもできるはずだ。
その気持ちはよくわかります。
ただ、以前のブログ(https://rmc-oden.com/blog/archives/86887)で、myaが、財務会計は「無いと始まらないもの」と言っています。私もその通りだとおもいます。
この時期だからこそできる、財務で心が折れそうな人に向けての情報です。
数字は嘘をつかない。きっと帝国重工にも正しく数字を見れる人がいます
いやぁ、下町ロケット面白いですね。
ものづくりとか、町工場とか、特許とか、中小企業診断士のネタになるテーマが満載です。
今は、その時間帯に見逃してしまってもiphoenのTVerってアプリがあると、通勤中でもみれちゃうんですね。いい時代になりました。
さて、話はもどって、この「数字は嘘をつかない。きっと帝国重工にも正しく数字を見れる人がいます」って台詞は、銀行から佃製作所に出向になっている、殿村経理部長の言葉です。
また、佃製作所の財務状況を審査した結果は「財務は71点で優良だ。そもそも、財務なんて誰が評価しても大して変わらないんだ。数字は嘘をつかないからな」でした。
私が数字にこだわる理由はここにあります。
どの会社の自分の製品には自信があります。でも、それが本当にお客様にとって良いものかどうかは、受け取る側の主観です。でも、数字は、常に客観性があるので、良いものは良い悪いものは悪いと明確に判断できます。
例えば中小企業の社長が銀行に対して、「自分の会社の製品は、こんなに素晴らしいです。こんな技術をもっている会社は他にはありません。だから、お金を貸してください」というのと、
「当社の自己資本比率は〇〇%であり、毎年の純利益は〇〇円です。この設備投資に投資できれば、さらに売上げが〇〇倍拡大するのでお金を貸してください」というのとどっちが説得力がありますか?
後者ですよね。
他人に説明するときは、数字の裏付けがあって説明したほうが、ずっと説得力が高まります。
やはり数字は、診断士にとって「無いと始まらないもの」だとおもいます。
おすすめ書籍
さて、いろいろと言いましたが、その数字の裏付けをできるようになるために役立つ書籍をいくつか紹介します。
第1位(財務・会計全般)
まずはこれが基本です。
財務というより、経営とお金のとの関係が、稲盛さんの経験ともに書かれている。まずは、これを読むことをおすすめします。
お金を語るうえでの必読書です。特に減価償却費の考え方などは非常に参考になります。
第2位(ファイナンス)
その名前の通り、ファイナンスについて、ざっくり分かります。私もこれ読んでから、ファイナンスの全体像が理解できるようになりました。
第3位(アカウンティング)
国貞さんは、財務に関する書籍を多く執筆しています。いろいろと国貞さんの書籍を読みましたが、これが一番良かった本です。これまで損益計算書(P/L)と貸借対照表(B/S)とキャッシュフロー精算書(CF)をバラバラに理解していましたが、これらはすべてつながっていることを理解できました。
決算書がスラスラわかる 財務3表一体理解法
第4位(アカウンティング)
私が通っている、グロービスからでている本です。クラスで話している内容が講義形式でかかれています。読みやすいので一気に読むことができます。
グロービスMBA集中講義 [実況]アカウンティング教室
第5位(アカウンティング)
再度、国貞さんの登場です。この方の本は、本当に分かりやすい。ここで紹介した本以外にも、「國貞克則」で検索するといろいろな種類の本がでてきます。是非、自分にあった本を選んでください。
財務・会計で心を折らないで、数字を使える武器にしてください。
名経営者の言葉
最後に、私の好きな経営者の言葉を贈ります。
御手洗冨士夫(キヤノン会長)
以上、おとでした。