【平成27年度2次本試験】事例Ⅳ所感
【今週の道場】
11/2(月) 財務四天王・まるが読み解く今年の事例Ⅳ
11/3(火) 事例Ⅱの男、Nicoが「B商店街」を熱く語る
11/4(水) 財務四天王・myaが解析する今年の事例Ⅳ
11/5(木) 試験が終わった今この時期、やっておくと良いこと
11/6(金) 2016年度一発合格を目指す受験生へ:これからの学習スケジュール感
11/7(土) 「きっと今年は落ちた…」と思っている人へ:2次試験の反省をどう活かすべきか?
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みなさま、こんにちは!
2次本試験から約1週間、
再現答案もまとまったころでしょうか?
平成27年度2次本試験について、
道場メンバーからも所感をUPさせていただきます。
本日は「事例Ⅳ」について。
※本試験問題はコチラ(診断士協会リンク)
■全体所感
さて、今年の本試験問題事例Ⅳは、
全部で大問4問構成。
第1問:経営分析
第2問:予想損益計算書作成、CVP分析
第3問:キャッシュフロー、投資の経済性計算
第4問:独立問題
全体を通してみると、
事例Ⅳ的論点が万遍なく出題されており、
設問間のストーリー性もあるなど、
「診断士試験の事例Ⅳとして、
オーソドックスな問題構成」
になっています
税率や四捨五入単位が変則的なので、
解答する上で注意力は求められますが、
問われ方、与えられている情報も
比較的シンプルなので、
「点を取れる問題を選び、解答していく」
ことができれば、
十分合格ラインに
達することができたと考えられます
ちなみに解答用紙は、
「書かせる」部分が極端に多くも少なくもなく、
こちらも「オーソドックス」な印象。
■設問別所感
第1問:
スタンダードな経営分析問題。
弱みではなく課題、
そして「同業他社と比べた場合の特徴」が
問われており、
あとの問題とのストーリー性・連動性を意識すれば
「取りに行ける」問題
第2問:
損益分岐点分析。
通常の公式、構造がわかれば、
難易度は然程高くなく、
また後の第3問が(他の設問に比べ)
「やや解答しにくい」ことから、
この第2問でどれだけ点を掴んだか?で
事例Ⅳ全体の評価に
差が出ると考えられます。
第3問:
問われているのは
「キャッシュフロー」
「正味現在価値」
「プロジェクトの流動性」。
計算がひとつ違ったり、
税金や減価償却の取り扱いが異なると
「出てくる答え」も変わってしまうので、
「正しい答え」を導き出すのが
他の設問に比べ難しい・・・
そして、設問3の
「適切なプロ ジェクトの評価指標を計算し、
両プロジェクトについて比較せよ」というのも
題意がやや分かり難い。
よくもわるくも差がつかない問
になったと考えられます
第4問:
計算のない、独立問題。
全体のストーリーを読めれば方向性が掴め、
問われている論点自体も(事例Ⅰ~Ⅲにも出る)
一般知識と変わらないため、得点源
■まとめ
全体として、
・第1問&第4問を確実に解答し
・第2問をカタくおさえる戦略で、
合格点は獲得可能
そんな事例Ⅳでした
他事例の所感・講評もお楽しみに。
まるでした。