直前期学習について~小技編
現在の進捗状況の確認
二次試験でもペンキ塗り。
まず、現時点での自分の持つ武器の中で必要ものを落としていないか、ざっと確認。
基本的なところで手つかずのところはないか、しっかり検討していなかったな、という点はないか。そして80分間のお作法の完成とその確実な運用方法はしっかり確立されているか、抜け落ちている一次知識はないか、今一度振り返ってみましょう。
名作、過去記事使って論点整理シリーズ
事例Ⅰ 事例Ⅱ 事例Ⅲ 事例Ⅳ
中小企業診断士 2次試験合格者の頭の中にあった全知識〈2015年版〉
進捗具合はもちろん人それぞれだと思いますが、私の感覚ではストレート生の方が完璧に二次試験対策を仕上げることはかなり難しいと思います。それを踏まえた上で、それでも少しでも完璧に近づくには自分はどこを押さえなければならないか把握し、一つずつ積み上げていく。こういった気持ちで臨むことが必要です。
時間の捻出
これは皆さん、本当にギリギリのところまで、それこそトイレやお風呂の時間まで有効活用されていると思います。
問題演習を行うためには、(そのお作法によるので一概には言えませんが)解答用紙に記入する時間を除いても45分から1時間は大抵必要だと思います。
それだけまとまった時間を平日に取ろうと思えば、会社勤めの方であればどう頑張っても、①朝早く起きる、②昼休み、③帰宅後の時間、④スキマ時間(移動時間等)の4つから時間を捻出するしかありません。①、②、③、についてはシンプルですので、④スキマ時間活用についての私の取り組んでいたことをいくつかご紹介したいと思います。
スキマ時間(Not「ながら」作業)
① ファイナルペーパーを眺める
ファイナルペーパーを作った上で、それをひたすら眺める。これこそ二次試験対策の王道スキマ時間活用法だと思います。
いつも紙ベースでその日の最新版を持ち歩き、問題演習したら気づいた点・改善余地のある点・何かのアイデア等、とにかく記録し、スキマ時間にファイナルペーパーのreviseに努める。私は以前ご紹介したWackyの振り返りシートで改善点をあぶり出し、まとめてパワーポイントに落とし込んでいました。
また自分の作ったものだけでなく、偉大な先人たちが公開してくださっているファイナルペーパーも大変参考になります。いいところは容赦なくパクって自分に合うようカスタマイズして、自分のファイナルペーパーに取り込みましょう。
私も道場記事や公開してくださっているファイナルペーパーを参考に(丸写し?)、カスタマイズして自分のファイナルペーパーとしていました。
一応、こんな私のものでも参考になる部分も少しはあるかもしれませんので、こちらにおいておきます。
ただし、もちろんですが、内容のほとんどが道場の偉大な先人の方々の記事を参考(丸写し)にした上、自分なりにカスタマイズしていますので、内容の正確性は保証できません。あくまで参考としてご利用いただくようお願いします。
② お作法を分割し、局所訓練
私の場合、10分で設問要求解釈、15分で与件文の精読、20分で解答骨子の作成、35分で文章落とし込み・記入という80分間の使い方でした。
中でも重要な位置づけだったのが、やはり最初の10分間。ここで聞かれていることを間違えると二度と正解には辿りつけませんので、最初の設問要求解釈のフェーズのみの練習を行いました。
ご自身が課題になっている部分を集中してタテトキの要領で練習することで、お作法力強化に効果的につなげることができると思います。
スキマ時間(「ながら」作業)
③ 映像・音声の利用
google先生に聞くと、無料の映像・音声ファイルがDL可能であったりしますので、こちらは歩いているときや頭は使わなくてよい作業時間等に聞き流すことができます。二次試験解説は無料で配信されているものもあります。私の場合は一次試験の知識の再確認にまとまった時間を取ることができなかったので、特に1次試験の講義を中心に聞き流していました。
二次試験の学習は演習→お作法の見直し・精度UPの繰り返しが基本となるだけに、まとまった時間を確実に作ることが最も重要ですが、それが難しいときにでもやれることはあります。
残された時間は少ないですが、工夫して一つでもお作法・知識を積み上げていきましょう。
myaでした。