一次試験で涙をのんだ受験生へー悔しさをぶつける先はどこか

こんばんは。牛嶋・寺前・和田法律事務所の弁護士岡崎教行です。

めっちゃ暑い中、土日で一次試験を受験した皆様、お疲れ様でした。

今日は、自己採点の結果、残念ながら二次試験に進めなかった受験生の皆様に、どうスタートダッシュを切るか、私の経験談を踏まえて、1つの提案をしたいと思います。

本来は自分の担当日じゃないのですが、今週中には伝えないといけないと思ったので、、臨時投稿~~

 

じゃ、ちょっとタイムスリップして、平成10(1998)年のことを少し。

法政一中から大学までいわゆるエスカレートで進学した岡崎教行君。負けず嫌いという性格から、一番難しいとされている司法試験の受験を決意し、大学3年生のときに、初の司法試験に受験しました。

当時の岡崎教行君は、LECに通っていたものの、合コン、テニス、たまごっちばっかりでした(笑)

(当時の)司法試験は、5月の第2週に択一試験(憲法、民法、刑法の3科目で各20問を3時間半)、7月の後半に論文試験(憲法、民法、刑法、商法、民事訴訟法か刑事訴訟法、法律選択の6科目)、10月頃に口述試験で構成されていました。

試験のシステムとしては、択一試験に合格した人は論文試験に進めますが、論文試験で不合格となると翌年はまた択一試験から受験しなければならないということになっていました。

論文試験に合格すると口述試験で落ちても、翌年だけは口述試験だけで良いということになっていました。

受験者数と合格者ですが、択一試験を受けるのが3万人、択一試験に合格するのが6000人、論文試験に合格するのが1000人弱、口述試験に合格するのが1000人弱(だいたい口述試験では1割落ちていましたが前年に落ちた人も受けるので、人数的にはほぼ変わらず)でした。

そして、大学三年生で初めて迎えた択一試験。もちろん、惨敗でした。

択一試験に不合格となると、合格する最短は来年の10月、1年半後です。択一に合格した6000人は、択一試験直後から始まる各種予備校における直前答練を受講し、毎日のように答案を書きまくります。そして、その6000人はというと、7月の後半の論文試験が終わると、2か月程度、合格発表直前までは遊びまくります。そこで学力は低下します。

そこで、岡崎教行君は、一緒に勉強していた友達が択一試験に合格し、予備校の直前答練に通うということだったので、資料集めも兼ねて、択一試験に合格していないにも関わらず、択一試験に合格した人が受ける直前答練、模試を申し込みました。

それと合わせて、択一試験に落ちた人のための講座(こちらも論文答練)も受講したので、論文試験まで(自分は受けられないんですけどね)は、択一試験に合格した人と同じくらい、もしくはそれ以上に勉強しました。

そうしたところ、答練では、もちろん最初は全く点数がつかない状態だったのですが、あれよあれよという間に、点数が上がっていく。あら不思議。

択一試験に落ちた人のための答練では結構、優秀答案に名を連ねるほどになりました。

その後、論文試験の発表があり、択一試験に合格した人の大多数が論文試験不合格ということで同じ土俵に戻ってきました。

さて、10月以降の答練ですが、論文試験不合格で戻ってきた人にもひけをとらず、優秀答案の回数も増えてきました。

そして、大学四年生のときに、択一試験に合格し、論文試験を迎えたのですが、あと一歩というとこで不合格でした。その後、大学院1年生のときに択一試験に再度落ち、大学院2年生のときになんとか無事、司法試験に合格しました。

ちょっと前振りも、合格までの年月も長かったですね(笑)

これを読んで頂いて、当職が何をいいたいのかもう察しがつきますよね。

じゃ、クイズです。岡崎が言いたいことはな~んだ?

① 岡崎は努力家だ

② 岡崎は負けず嫌いだ

③ 論文試験を受けた受験生は発表まで勉強しない

④ 岡崎は司法試験、合計4回も受けたんだ

⑤ 択一試験に不合格になっても、択一試験に合格したような顔をして合格した人と同じ答練を受けたほうがよい

⑥ 岡崎の親は結構金を出してくれたんだな

はい、もちろん正解は、③ではなく、⑤です。③は惜しい。①②④⑥は事実だけど、ここで言いたいことぢゃない(笑)

これ、診断士試験でも同じだと思うんです。

 

一次試験に不合格だった皆さん、一次試験に合格した人たちは、これから11週間はめっちゃ勉強しますが、少なくとも試験後1か月は殆ど勉強しません。

そして、現実としては、ほぼ大多数の人が不合格となり来年に戻ってきます。

となると、一次試験に不合格だった皆さんが、来年戻ってくる人たちと戦うためには、これから11週間は同じように勉強し、そして、二次試験後1か月も勉強するというのが論理的な帰結ではないでしょうか。

これから11週間、独学で勉強するのも良いでしょう。でも、なかなか独学でモチベーションを維持するのは大変。なら予備校使っちゃいましょうよ。

昨年の経験からすると、TACは、もう今週末から直前答練の授業が始まるんじゃなかったでしたっけ?

一次試験合格者と同様の答練を受けて、差を付けさせず、そして、二次試験後にそのまま突っ切って差をつける。

これ、いかがでしょうか。

 

僕は決して予備校のまわしものではないですが、講師の先生の解説は別として(笑)、答練をたくさん受けるってことは大事だと思います。ましてや、当ブログから始まった得点開示によって、予備校は以前よりも詳細な分析等をしていると思われるので、二次試験について、より勉強はやりやすくなっていると思います。

一次試験不合格だった皆さん、悔しさをぶつける先は、直前答練の解答用紙かもしれませんよ。

ぜひ、ご一考を。

—————– 2次対策のお悩みはここで解決!3都市で夏セミナーを開催します ——————

道場では、夏セミナーを通して様々なノウハウをお伝えします。

皆さんの課題解決の一助になるよう、多角的な視点から内容を組み立てておりますので、ぜひふるってご参加ください。

 

◆2次試験、学習の壁をどう乗り越え、学習計画をどう立てる?
 一発合格道場 東京夏セミナー

日時:8月30日(日) 14:00~16:45(受付開始13:45~)

場所:東京都中央区

参加費:500円

定員:35名

開催時期は2次対策を始めてから約2週間。

最初の手探り状態から少しずつ、悩みや迷い・課題点などが具体的に見え始めるころではないでしょうか。

そこで、一発合格道場 東京夏セミナーでは、「2次試験対策の迷いや悩みをスッキリ解消&本試験まで残り56日の学習計画をどう立てるか?」をテーマに、2次対策セミナーを行います。
6代目と歴代道場メンバから、2次対策の壁の乗り越え方、合格に至る学習計画の立案方法について、とっておきの情報をお伝えしつつ、個別お悩み相談にもお答えします!

<内容(予定)>
◆2次試験の本質である“聞かれたことに素直に答える”ってどういうこと?Nico&岡崎教行が徹底分析!
◆得点開示、2次対策にどう生かす?
◆あなたの今のお悩み、解決方法を道場メンバによるパネルディスカッション形式でお答えします!
◆残り56日の学習計画を立ててみよう!

※内容は予定であり、変更の可能性があります

 

お申込みはコチラから

 

◆なご&和尚がお届けする、事例攻略のキモ&事例Ⅳ対策!

一発合格道場 名古屋&大阪夏セミナー

 

<名古屋会場>

日時:8月15日(土) 14:00~16:30 (ティータイム懇親会/16:30~17:45 本懇親会/18:00~20:30)

場所:名古屋市内(詳細はお申し込み後別途お知らせします)

会費:500円(ティータイム懇親会はご自身の御茶代、懇親会費は別途会費を申し受けます)

 

<大阪会場>

日時:8月22日(土) 14:00~16:30 (ティータイム懇親会/16:30~17:45 本懇親会/18:00~20:30)

場所:大阪市内(詳細はお申し込み後別途お知らせします)

会費:500円(ティータイム懇親会はご自身の御茶代、懇親会費は別途会費を申し受けます)

「こんにちは、和尚です。

一次試験も終わり、やれやれ・・・
という人、要注意です!

そんなあなた、このなご・和尚の40’sの2次対策セミナーで気合いを入れ、あと11週間を突っ走りましょう。

 

なごからは二次に取り組む上での考え方を、事例の内容をふまえながらお話しします。

和尚からは過去出題傾向からみる事例Ⅳの対策法。

和尚は、次回の8月13日ブログ当番の記事(事例Ⅳに関する記事)とリンクさせてブログでは書けないようなこともお伝えしたい、と思っております。

基本は「財務の基礎」ですが、得意不得意の運の要素、電卓に対する慣れ、等の要素も絡んできます、それに対しての対処法などもお話しできれば、と考えております。

また、皆さんとお会いできることを楽しみにしております。」

 

大阪会場のお申込みはコチラ

名古屋会場のお申し込みはコチラ

 

Follow me!

一次試験で涙をのんだ受験生へー悔しさをぶつける先はどこか”へ27件のコメント

  1. 岡崎 教行 より:

    Korin様

    いくつかご参考になったとのことで、ほっとしております。
    今後とも、私見にはなりますが、色々と思っていることを書き連ねていきたいと思っておりますので、お付き合いの程、よろしくお願いいたします。

  2. 匿名 より:

    岡崎様
    早速のご連絡ありがとうございました。
    ・2科目+一番自信があり80点程度取れる科目1つ、といった受験方法があることを知りませんでしたので大変参考になりました。
    ・企業経営理論については、アドバイスいただいた通り、分析から着手してみようと思います。

    不合格を突き付けられたときはいろいろなものを犠牲にして勉強してきただけに非常ショックでしたが、実力は不足が露呈したまでですね。
    生半可な知識では通用しない試験、だからこそ合格の価値は大きいのだと思います。
    正直今は勉強に身が入りませんが(2次の勉強会を横目に焦るばかりです・・)、来年リベンジできるよう、様々な制約の中でできる限りのことを、少しずつでも着実にこなしていこうと思います。
    今後もこちらの投稿を毎日楽しく拝見させていただきます。このたびは大変ありがとうございました。

  3. 岡崎教行 より:

    Korin様

    コメントありがとうございます。

    個人的な見解としては、7科目勉強しなおす時間があるのであれば、それは二次試験の勉強、とりわけ財務に回した方がよいのではないかと思います。
    来年の受験は、当職であれば、間違いなく、2科目にします。あるいは、2科目+一番自信があり80点程度取れる科目1つかなと(2科目の難易度が高くなった場合の保険)。

    企業経営理論については、当職も得意ではなかったのですが、まずは、今回の試験で、どうして間違えたのかの分析から始めるのが良いかと思います。その分析によって、今後、何を勉強すればよいのかの指針にもなりうると思います。

    二次対策としては、やはり財務かと思います。過去問、予備校の問題集、イケカコなどなどをやるのがよいのではないでしょうか。

  4. korin より:

    初めて投稿させて頂きます。

    私は初学者(TACストレート本科生)で、先日の1次試験では残念ながら407点で不合格。
    企業経営(54点)と情報(40点)が足を引っ張り、それをカバーできるような得点力もありませんでした。(残り5科目はおそらくパス)

    来年、再受験を決意しているのですが、今後の勉強法に悩んでいます。。
    具体的にアドバイス頂けると幸いです。

    ・企業経営も情報も難易度にムラがあり、各科目60点を確保できる自信がありません。
    いろいろな考え方があると思うのですが、2科目絞らず、7科目勉強し直した方が良いのでしょうか?
    また、来年の試験は、残り2科目受験 or 7科目受験 を選択することになるので
    しょうか?

    ・企業経営理論の得点が思うように伸びません。
     テキストを何度か読み直し、横串で過去問を数回解き、各選択肢の間違い部分も逐一確認していたつもりでしたが、試験本番は54点・・。どう勉強法を見直すべきか正直わかりません。

    ・2次対策も想定して、比較的余裕のあるこの時期から、やっておいた方が良いことあれば教えてください。仕事をしながら幼い子ども2人の育児もある為、家族の負担を考えると本年度は勉強会への参加は難しいと考えています。
    (今後は教室⇒通信教育切り替えることも検討中です。)

    いろいろと申し訳ありませんが、よろしくお願いいたします。

  5. 岡崎 教行 より:

    moga様

    コメントありがとうございます。来年の合格に向けて早々とスタートを切られたわけですね。この悔しさを来年は味合わないよう祈っております。
    試験の不合格はほんとに、自分を大きくしてくれるものではあるものの味わいたくないですよね。
    がんばってください。

  6. 岡崎 教行 より:

    しゃっくん様

    コメントありがとうございます。早合点してしまった点はもったいないですね。。。ケアレスミスをしないためには、どうすればよいのか、色々と試してみてはいかがでしょうか。
    さて、法務の問題ですが、不正競争防止法の問題だと思いますが、当職専門外でして、、、(笑)
    問題が公表されてから、改めて検討してみたいと思います。

  7. moga より:

    皆さんのコメントたいへん参考になります。ありがとうございます。

    私も1次不合格で1日だけ落ち込みましたが、立ち上がり2次の模試を受けてみます。

    Kochanさん、じつは私も青森で、現在3名で月2回勉強会や模擬試験をやってます。モチベーションの維持やディスカッションできたり、問題解決できたりメリット多いですよ!

  8. しゃっくん より:

    最初にコメントされたKochanさんに境遇がにている者です。法務うん連敗中で、あらゆる準備をしてきたにも関わらず、50点にも届きませんでした。あれから冷静になって分析してみると、T〇Cテキストにも記載のある基本論点の問題をいくつか落としていました。あいまいな理解だけでマスターした気分になっていたようです。また、設問の内容も早合点して、選択を間違えたのもありました。これは性格に起因する問題でもあり、時間をかけて直していく必要があります。
    ところで、いまだに納得のいかない解答があり、質問させていただきます。第9問の不正競争行為に該当しないものを選ぶ問題ですが、正解はウですが、イも正解ではないでしょうか。T〇Cテキスト、p240の内容です。よろしくお願い致します。

  9. なご より:

    怪獣の父親さん
    コメントありがとうございます。自分の目標に向かってまっすぐ歩いている姿、素晴らしく思います。自分がありたい姿を明確に意識できる人は診断士になってからも強いです。
    医療業界には診断士が少ないというコメント、まさにそうだと思います。そして多くの人が、怪獣の父親さんのような考えて行動できる人を待っています。
    一人でも多くの人を幸せにするため、この1年間、頑張って下さい。応援しています。

  10. 怪獣の親父 より:

    なごさん。ありがとうございます。
    現在の私はおっしゃる通り二次試験の勉強もしております。まずは、今年の間違えたところのチェックは終了しました。気持ちは切れるどころか更に盛り上がってます。マゾかもしれません。
    実は資格を取ることが目的ではありません。
    私は現在医療業界で電子カルテの仕事をしています。
    仕事柄医師、医業経営コンサルとの接点が多くなって、昨今の情勢もより大きく厳しくなることが見えてきたのです。
    医療業界の流れの中で医師のと対等に渡り合える人になるための第一歩と捉えています。
    完全独学で勉強は辛いです。
    しかし全て自己責任。
    日経を読んで、経済の本、法務の不明点、基本情報処理技術者の試験問題を取り組んでます。
    もちろん来年の二次試験のために経営、財務は続けて勉強します。癖になっています。
    目的は大げさですが医療業界の革命家ですかね。
    言い過ぎですが。
    でも医療業界に診断士の方は少ないと思います。
    これこそ先発の優位?

  11. ふうじん より:

    kochan様、コメントありがとうございます。
    .
    私が挙げた「60点テクニック」は受験校ノウハウの受け売りに過ぎませんし、それより何より、複数名から親身なコメントを貰えたことが、kochan様の次の自信につながるものと確信します。
    .
    「1次」はたかがマーク試験。やり方を工夫すれば独学で突破できます。「2次」は通信でも、ネット環境の整った今なら通学生とのハンデはごく僅かです。
    .
    むしろこちらからの御礼ですが、ブログ上のこうしたやり取りは「特に独学の」受験生にプラスの影響を与えてきました。またお悩みの点があれば、自分の一歩が周囲のプラスと考え、ぜひお気軽にコメントくださいませ。

  12. なご より:

    怪獣の父親さん
    いつもコメントありがとうございます。
    今回、残念な結果だったのですね。心中お察しします。
    私から個人的な見解を。
    私は二次試験を2回受けました。2次試験は一発で合格するにはもったいないくらい中身の濃い試験です。残すところ、あと2科目なら、思い切って二次も勉強をスタートしてみてはいかかですか。

    と、言ってもなかなか気持ちが入らないのではないですか。少なくとも私は猛烈に辛かった。あと2科目なら、少し割り切って自分自身のキャパシティーを成長させる努力をしてみては。

    試験勉強のみの行動は視野を狭めるデメリットがあります。経済関係の書物を読んだり、周りのいろいろな出来事に興味を持つなど、意識的に視野を広げることも大切です。なかなか二次集中の人たちにはできない行動を意図的にしてみてはいかがでしょうか。

    うまくアドバイスは出来ませんが、これからも頑張って下さい。応援しています。

  13. 怪獣の親父 より:

    44歳で、完全独学2年目です。
    昨年3科目合格。(経済、運営管理、中小)
    今年2科目合格(多分財務、企業経営)
    法務は56点、情報は44点でトータル4点不足でした。
    法務は私も苦手です。会社法はもう自分の会社を考えてみて理解するようにしています。
    そしたら少しわかるようになりました。
    今回の試験も法務は、見直したらケアレスミスが4問ありました。
    しかし、それも実力です。多分もしこのまま2次試験に行っても受からないという暗示ととらえて、再度勉強し直すつもりです。
    情報は基本情報処理者の勉強をしてみます。受験するかどうかはやりながら来年の4月まで考えてみます。
    諦めたらそこで終了ですしね。
    本心は、先週日曜日に家に帰って来て「人生が堕ちていくような」感覚に襲われました。
    確かにショックは大きかったです。
    でも、悔しくて悔しくてたまらなったのも事実です。
    だから挑戦するんですかね。
    あきらめずにいきましょう。
    そしてもう一つ。
    試験が複雑化しているという事は「世の中も複雑化している」と言う事と考えます。
    国家資格ですから、生半可な知識で資格をとらせたくないと思います。
    そう思いながら勉強を続けています。

  14. kochan より:

    ふうじん様
     ご多忙なところ、貴重なアドバイス、まことにありがとうございました。心から感謝、御礼申し上げます。
     ふうじん様のコメントを拝読し、疑問が解けるような思いでした。
     確かに自分は「点」では勉強していたが、「面」では勉強していなかったと気づきました。スピードテキストは嫌いだとか言っていられないので、ふうじん様のご助言に勉強方法を切り替えます。根拠はありませんが、この勉強方法ならいけそうな自信が湧いてきました。
     ふうじん様に過去の記事で「意思決定会計講義ノートを5週間でやってみる」というのもございました。2次対策として、年内やってみようと思っております。
     「辛口アドバイス」などとんでもなく、むしろ、ありがたいアドバイスだと感謝申し上げます。厳しい現実をそのまま伝えることが、本当の「親切」「やさしさ」だと思います。
     現に、1年1回で合格する方がいらっしゃる一方、私は最低でも4年以上かかるわけですから、もうすでに長い時間をロスし、厳しい現実に直面しております。
    2次は独学では無理だと諦め、通信講座を申し込みます。もともと「独学で合格することに美学がある」などという信念もなく、ただお金とカリキュラムを守る強い心がないだけでしたので。
    本当にありがとうございました。
    今後ともご指導ご鞭撻のほどお願い申し上げます。

  15. ロト4 より:

    なご様
    こっしー様
    岡崎様

    ありがとうございます。
    簿記に関してはよく、財務・会計に関し3級レベルの知識があるとなお可、との意見が散見されるためです。
    目先の目標はあくまで診断士試験合格ということを今一度踏まえ再検討していきたいと思います。
    そして、こっしー・岡崎様のアドバイスも大変参考になりました。
    大まかに全体を俯瞰したイメージ、全体の流れの意識付け。
    これは明らかに自分にとって欠如していた部分です。
    確かに学習法は皆それぞれではありますが、やはり多くの方々よりアドバイスいただくことは客観的に判断いただく材料となりとても有益です。

    リベンジに向け一歩一歩着実に進んでいきます。
    ありがとうございました。

  16. ロト4 より:

    なご様
    いつもコメントありがとうございます。
    まず改めて感じたのは、試験1日目の経済・財務に関しては日本語どうこうではなく、体系的に理解し、書いて覚える作業をひたすら繰り返さないと太刀打ちできないと感じた為です。
    簿記受験の理由としては、財務・会計に関しては、よく3級レベルの知識はあったほうがいいと散見されることからの内容となります。
    GW以降、過去問マスターも利用しておりましたが、Aランク(Bも少々)をこなすので精一杯でした。
    絶対量が少なすぎました。
    学習形態(通学、通信など)については色々と現状の立ち位置・環境など情報交えながら考えてみます。
    いずれにしても、学習過程においてしっかりとPDCAを回す、これに尽きるかもしれません。
    これが一番難しいかもです。

    しか-し、そのような行動を愚直に繰り返し、次回はよい報告ができるよう頑張っていきます。

    これからも宜しくお願いいたします。

  17. 岡崎教行 より:

    こっしー様

    コメントありがとうございます。全体の流れ、大事ですよね。
    知識の枝が、木になり、森になる、そんなイメージですかね。

  18. こっしー より:

    こんばんわ。

    思わずメールしてしまいました。
    私は今年初受験ですが、法務は何とか60点取りました。勉強法は人それぞれですが、この科目と中小だけは過去問重視には疑問を常に持ってました。まあ他の科目もそうですが。。(一応合格してます。)

    私は某大手学校生ですが、法務は問題集もほとんどせず、過去問には一切手を出してません。ほぼテキストだけでした。
    しかし、法務は常に良い点でしたし、自信を持ってました。中小もテキストだけで常に上位。試験も高得点でした。もちろん勉強時間はかなり費やしたのは言うまでもありませんが。

    自慢では無く何が言いたいかと言うと、何回も言いますが勉強法は人それぞれだと思います。
    私は経済、財務を含め流れを大事にしてましたし、企業経営もテキスト重視で体系的に理解しました。

    一度、全体の流れで捉えてみてはどうでしょう?
    過去問だけでは流れが把握出来ず全体を通じて理解できません。基本も身につきます。
    寄り道のようですが、結構ためになります。

    偉そうで申し訳ありませんでしたが、頑張って下さい!!

  19. なご より:

    ロト4さん
    コメントありがとうございます。
    文章を拝見するに、ロト4さんはきちんと自己分析もされており、大変能力の高い方とお見受けします。
    だからこそ、診断士の勉強以外にも簿記をやってみたり、幅広い学びをしたいと考えているのですね。
    私は本当に不器用で脳みそのキャパシティーが無いので、他の勉強をする余裕は一年を通じて、全くありませんでした。
    ABレベルを完璧にして、CDレベルを一つでも多く潰す。それで一年があっという間に過ぎてしまった、そんな気がします。
    予備校はマイルストーンに過ぎません。あとは自分の中でどう目標を立て、きちんとこなしていくか、です。すでに客観的な自分自身の分析をされているので、あとは逃げ道を作らず、朴訥にやり遂げる、それが最短ルートです。
    うまく言えませんが、このサイトがロト4さんの今後の一助となれば幸いです。

  20. ロト4 より:

    ロト4といいます。
    今回の試験、自己採点してみましたが全科目中3科目足きり点(経済・経営法務・情報システム)となり結果×でした。
    他の科目も40~50点前半であと一歩どころか全然の点数でした(7科目受験)。
    セミナー等で多くの合格者の方々とお会いし、自分もやってやると進んできましたが残念です。
    今でもモヤモヤ感が残っておりますが、簡単に諦めるわけにはいかない気持ちです。
    そして、今まで自分が行ってきたプロセスを冷静に分析しない限り、仮に翌年受験したとしても似たような結末が待っている気がしております。
    書くと限がないですが、試験を自己分析すると、
     ①試験自体のレベルを甘く見すぎていた
     ②教材に手を広げすぎ、結果消化不良になった
     ③本試験までの逆算での計画性が乏しかった
     ④試験に不合格だった時の理由、言い訳を考えていた

    特に④については絶対したくないと思っていましたが、本試験2週間前辺りから考えるようになっていました(少なからずモチベーションの維持に影響)。

    また個人的に、独学での学習は限界があると感じました(他の独学者の方を否定するものでは決してありません)。
    性格上、科目ごと・全体を通じての計画性の低さ、モチベーションの維持が苦手のようです。
    総合的に加味し、現時点において通学制を第一に検討。
    (最も近くて片道2時間ですが通う価値ありと判断)

    また、当方の今後の予定計画として、
    ①二次試験の学習(ふぞろい8購入にて)
    ②日商簿記3級の受験(市販テキストあり)

    など検討しております。
    長々となってしまいましたが、この道場のサイトは私にとっても非常に有益であり、ちょくちょく遠くから?拝見しております(田舎者なので)。

    ぜひ今後の方向性を踏まえ、よきアドバイス等宜しくお願いいたします。
    (私だったらこうするなど)
    非常にあつかましいお願いで恐縮です。

    また併せて、二次受験資格を獲得された方々がストレート合格できますよう、そちらのサポートも引き続きお願いいたします。

  21. ふうじん より:

    kochan様、貴重なご質問ありがとうございます。自分の弱み・悩みを書き出すのは容易なことではなく、その質問が周囲に好影響を与えます。
    .
    前の2人が的確なアドバイスをしていますので、受験テクニック面から60点取る方法をご紹介します。

    ※アドバイスのどこが適切か。
    うみの→「法務」は知識だけで解くものではない
    岡崎教行→間違えた問題で間違えた理由を潰す

    .

    ・過去問A~Cランク、スピ問を数回転し、答えを覚える。
    ・覚えた答えがテキストのどこに掲載されるかを探し、論点を理解。
    ・論点を理解するついでに、その論点の周辺知識をセットで理解。
    →串刺し表を作り、出題ポイントを確実に暗記。
    以上で正答率ABランク=40点を確保します。
    .
    ・他資格テキストは一旦捨てる。
    ・受験校答練を入手、または過去問CDランクなど、間違えた問題で間違えた理由を探す。
    →知識を増やすより、診断士「法務」の出題のクセを知る。
    以上で正答率CDランクを半分当て、20点を確保します。
    .
    7月直前期は診断士テキストに絞って読み込み、直前丸暗記。
    →ごくまれにその知識が出題され、2~3マーク加点。
    .
    なおご指摘の「過去問を回転させるだけでは意味ない」を補足します。
    ・資格試験は通常、頻出問題を反復出題するため、過去問の答えを覚えれば良い。
    ・診断士「法務」に限り、前年と少し異なる論点が、違う形で問われる。従い過去問の答えを覚える学習では太刀打ちできない。
    ・法務知識は幅広く、出題可能性のある知識を追いかけ始めると泥沼。

    ☆☆☆

    ここから辛口アドバイスですが、独学のつらさで、kochan様の学習の進め方は、この試験に対する一般的な対応法とかなり異なっています。今のまま進むと、「法務」はともかく、「2次」は砂漠の中で針を探すより困難です。気分を害したら恐縮ですが、今までのやり方を捨てる、変えることで合格する目があると、プラスに捉えていただけますと幸いです。

  22. kochan より:

    うみの様
    岡崎 様

     ご多忙なところ、コメントありがとうございました。インターネット上でのやりとりにもかかわらず、懇切丁寧に相談に乗って頂き、御礼、感謝申し上げます。
     去年より知識は増えたはずなのに、点数は惨敗という事実の原因がどこにあったのか、ただの自信過剰か、慢心か、何の進歩もしていなかったのか考えてみたいと思います。
     本当にありがとうございました。

  23. 岡崎教行 より:

    Kochan様

    経営法務免除のため、試験でどこまで求められているのかがわからず、適切なコメントができず、申し訳ございません。
    過去の経験で恐縮ではございますが、司法試験の択一のときは、間違った問題について、どうして間違えたのか(知識が足りなかったのか、知識があやふやであったのか、時間がなかったのか、論理がわかっていなかったのか)を分析しておりました。
    診断士の経営法務の場合も、知識問題もあれば論理性を求めるパズルのような問題もあろうかと思います。
    例えば、日曜日に受けた本試験、1問ずつ、どうして間違えたのか、何ができれば正解に至ったのかを記憶に残っているうちに見直してみるというのもありかもしれません。

  24. うみの より:

    kochanさん

    こちらこそ、ご丁寧にありがとうございます。
    例えば、頻出分野(会社法や知財など)だけは確実に取れるようにするなど、足切り回避レベルまで実力をなんとかキープし、得意科目を増やして補填する、という戦略もアリかもしれません。
    勉強を進められる中でもし迷いや悩みが出てきたらいつでもこちらにコメントでお寄せ下さい。微力ながらkochanさんの合格に向けてサポートできればと思います。
    応援しております!

  25. kochan より:

    うみの様

     早速のコメント、まことにありがとうございました。心から感謝、御礼申し上げます。
     自己採点時した時は、それがなぜ正解かもわかりませんでした。
     今年の難易度が高いのか、低いのかわかりませんが、来年は(自分の中では)易化する、問題が自分の感覚にフィットスするのを願って、愚直に同じことを繰り返すしかかと気持ちを整理できました。
     ありがとうございました。
     今後ともご指導のほど何卒よろしくお願い申し上げます。

  26. うみの より:

    kochan様

    お悩みをお寄せいただきありがとうございます。
    岡崎氏は法務免除で受験経験がないため、僭越ながら私からコメントさせていただきます。
    と言っても、私も法務は超ニガテなので、たいしたことは書けませんが…

    法務は暗記問題で「その知識を知らなければアウト」という面もありますが、一方で知識だけで解けるものでもないという気がしています。
    「リーガルマインド」という言葉がありますが、センス(=ひっかけ要素に満ちている問題と選択肢の中から、どの選択肢が妥当なのかを読み解く感覚)を磨くということも求められる部分が大きいのかな…と思います。

    kochanさんは、合格に必要な知識は十分におありなはずだと思います。
    今回の試験を振り返って、“初見問題に対する読み解きプロセス”を再度見直し、ご自身が誤答してしまうパターンを探ってみることは、センスを磨く一手になるかもしれません。

    また、本番独特の空気感の中で、「絶対間違えられない」というプレッシャーがかかると、本来の知識がうまく機能できないこともあります。
    落ち着いて見直してみたら解けたはずの問題はありませんでしたか?
    間違えた要因を整理してみて、なぜ本試験問題は対応力が弱くなってしまうのか、その原因をもう一度探ってみるのもひとつの参考になるかもしれません。
    道場の過去の法務記事もよろしければご参考ください。

    快刀乱麻なお答えができず、申し訳ありません。
    少しでも見えてきたことがあれば、ぜひまたコメントをお寄せ下さいね。

  27. kochan より:

     毎日、欠かさずホームページを拝見し、大変勇気づけられ、参考にさせて頂いております。本当にありがとうございます。
     私は、青森で独学で勉強している者です。投稿は3度目になります。
     1次試験を受験して3年目、法務32点で通りませんでした。
     一昨年の1年目は、2日目の3科目を受験し法務不合格(法務50点ぐらい)。
     昨年の2年目は、残り5科目を受験し財務と法務が不合格(法務52点)。
     今年は、易化の恩恵で財務は合格したものの、法務不合格。
     法務は3連敗になりました。ここで諦めるわけにもいかず、来年、また2日目の3科目に再挑戦する決意は変わりませんが、正直、今は茫然自失、心が折れています。
     今年は、絶対落とせないということで、スピード問題集5回転、過去問マスター回転4し、さらにビジネス法務検定1問1答3回転するなど、万全を期したつもりでした(ビジネス法務検定2級は持っています)。
     スピードテキストは、あの無機質な配列が合わないため使わず、クイックマスターとポケットテキストを使っていました。会社法は、初心者向けの基本書で補充しました。
     試験直後は、60点は確保できた感触でした。しかし、回答を見ると、ことごとく間違いのオンパレードで、確信をもって選択した回答も外れ、昨年の点数にも程遠い結果に、正直、経営法務の勉強方法がわからなくなってしましました。
     これ以上、何を、どうやって勉強すればいいのかと途方に暮れています。
     他の科目は、クイックマスター、スピード問題集や過去問マスターをすれば、合格レベルに届いたのに、3年連続で経営法務は届かない。「センスがない」「実力がない」といえばそれまでなのですが、他の1次試験合格者の皆様のコメントを見ると、60点超えの方もいらっしゃる。(1次試験合格者の皆様、本当におめでとうございます。2次試験の合格をお祈り申し上げます。)
     あの試験を、どうやったら60点超えできるのか、ぜひその方法をご教授頂きたいとお願いしたいほどです。ふうじん様の以前のブログでも、過去問を回転させるだけでは意味がない、というご指摘があったかと思います。どうしたら、あの問題で点数をとれるようになのか、策が思い浮かびません。
     ご多忙なところ、恐縮でございますが、経営法務の勉強法について、何かヒントがありましたらご教授頂けませんでしょうか。
     例えば、宅建や行政書士の民法、会社法等の勉強も参考になるでしょうか。
     何卒よろしくお願い申し上げます。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です