模試の活用についての私見~今週末はTAC模試

こんにちは。牛嶋・寺前・和田法律事務所の弁護士岡崎教行です。

もう7月1日、今年の半分が終わったんですね~、早かったですね~、あっという間の半年でした。

今週の土日は、TACの模試ですね。これが終わるとあと1ヶ月で本試験。ほんとあっという間ですね。

さて、今日は、模試の活用について、私なりの考えを書きたいと思います。

1 自分自身、模試で何を得ようと思ったか-目的意識

私は昨年、TACの模試を受けました。模試を受けるにあたって意識した点は、①本番のシュミレーション(主)、②現状の自分の位置の把握(副)でした。

①の本番のシュミレーションという点ですが、それまで答練しか受けていなかったので、問題を解くにしても、1日60分だけでしたが、本番ではそうではありません。

具体的には、初日は、経済学(60分)、財務・会計(60分)、企業経営理論(90分)、運営管理(90分)の4科目、二日目は、経営法務(60分)、情報システム(60分)、中小企業経営・政策(90分)となっておりますが、自分の頭が、どの科目のどの時間帯で湯気を噴き出すのか(要するにどこまで集中できるのか)を確認したいと思いました。私は、1日目は財務・会計を免除、2日目は経営法務を免除しておりましたので(弁護士だと税理士登録もできるので、財務・会計も免除できるんです、実は)、初日は3科目、二日目は2科目でした。

結果、二日目は特に頭から湯気が噴き出すことはありませんでしたが、一日目は、企業経営理論の途中あたりから頭が疲れすぎて湯気が噴き出しました。そして、それが終わった後の運営管理は、ほわ~として、あたまがよく回らない状況でした。

本番と同じ時間帯でやってみると、当日、こんなことが起きるんだぁということに気づきます。そうしたら、それに対する対処をする。まさに、PDCA回すって感じですね(笑)

僕の場合は、経済学が終わったら、次の企業経営理論まで2時間半弱あるので、その間に、まずは、運営管理のおさらいを1時間行い、その後に企業経営理論のおさらいをする、それを模試のときにやってみて、次の、企業経営理論の途中であたまがほわ~としてきたので、ここで飴を投入するとどうなるかと思い、実際に模試で飴を投入するも、すぐには効果がありませんでした。そういった形で、生理的な現象として何が起きるのかを確認できるのが模試の醍醐味(?)かと思います。

②の現状の自分の位置ですが、模試の時点では、予想外に勉強時間が捻出できなくて、ほんとに勉強不足で臨まざるを得ませんでした。なので、この時点で合格点を取ることはできないことは承知しておりましたが、どの程度、足りないのか、自分がどの程度の位置にいるのかを確認できればいいなぁと思ってました。もちろん、結果は、1科目も60点を超えることはありませんでしたが、あと1ヶ月頑張れば、何とかなりそうな気がする点数(1科目10点程度上乗せすればなんとか合格程度まではいけそうな点数)でしたので、自信を持つことができました。

2 復習はどうする

模試の復習ですが、これはもちろん、やるべきです。どうしてかって?そりゃ、予備校が時間とお金を投資して作成した模試ですから、当然、本番の的中を狙って作っているわけです。ということは本番で出る可能性があるわけです。復習しなければなりませんね。

それからもう1つ。模試は多くの人が復習すると思います。となると何が起きるかわかりますか?もし本番で出たら、みんなその問題は点数とるんですよね。となるとみんなが取れるものを失点するのは痛い。みんなができる問題を落としてはいけないのは、一次も二次も同じ。そういった観点からも、模試の復習は行うべきと思います。

3 模試の点数で一喜一憂は?

模試の点数で一喜一憂していいか、悪いか。

多くの人は、模試なんだから、点数は関係ない、一喜一憂するな!っていうんじゃないかと思います(模試は本番として受けろというのであれば、理屈のベクトル的には、本番なんだから、一喜一憂しても良いという方向に流れそうな感じですけど、まぁそれは置いといて)。

私見ですが、一喜一憂ではなく、一喜一喜すればいいんじゃないですか

点数が良かったら、やっぱり勉強方法間違ってなかったなぁ、と自信を持っていただければいいんではないでしょうか。僕個人は、司法試験のときは、答練・模試の延長に合格があると考えて勉強してました。答練、模試に向けて猛勉強し、よい点数を取って、それを繰り返していけば合格すると思ってました。実際、答練や模試でも点数が良かったのでとても自信につながっていました。昔は、個人情報保護法なんてなかったので、模試とか答練の順位と名前が出たんですよね。答練や模試で全国1位とかとるとめっちゃモチベーション上がってましたね。懐かしい。でも、今は名前が出ないので、あんまりモチベーションアップにはつながらないかもしれません(笑)

逆に、点数が悪かったら、本番じゃなくてよかった!って思えばいいだけじゃない?それと、模試でいい点数とると油断するから落ちる可能性があるな、ちょっと引き締めることができたので、もうこれは合格だなと思えばいいんじゃないですかね。

なんでもプラス思考で行きましょうよ。もうここまで来たら。模試で点数が悪かったからって落ち込む必要はないのではないでしょうか。

4 最後に

模試を本番のつもりで受けろ、模試は本番として受けろ、いろいろと言い方はありますが、これは要するに、本番と同じことをシュミレーションできる良い機会なので、本番のつもりで/本番として、受けろということに他ならないのではないでしょうか。これって、さらっと書きましたが、とっても重要なことなんです。実際やるのと、頭で理解して想像するのとではわけが違う。だから、その意味で、模試を本番のつもりで/本番として、受けろというんですね。1回体験しときなさいよって意味です。

残り1ヶ月、エンジン全開で参りましょう!最後まで踏ん張れる人が勝つと信じて。

 

 

 

 

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