【1次試験】間違いノート導入のメリット・デメリットを考える

こんにちは。ぽらーのです。
GW明けから週2科目の完成答練ローリングがスタートしますが、答練や模試などで間違えた問題に対してどのように対処するかが学習上の課題となります。
その一つの対応策として間違いノート作成がありますが、間違いノートを今後どうするかについてお考の方もいらっしゃるのではないかと思います。
今日は間違いノートに関する記事です。TAC通学生だった ぽらーの は、間違いノート作成派でした。
ぽらーのが昨年5月以降から本試験までにおいて、間違いノートをどのように作成し活用したかとそれらから得られたメリットやデメリットについて考察します。

1、何のために間違いノート作成するのか?(目的・期待効果・メリット)
(1)間違えた論点の備忘録
とりあえず記録しておき、必要に応じて後で振り返るため。

(2)重要論点の確実な理解
頻出の重要論点は腑に落ちるまで確実に理解する必要があります。あやふやな理解での何となくの正解はとても危険です。
論点をよく咀嚼し、栄養分として消化・吸収。そして自分の血と肉にかえるイメージです。
この点においては、純粋に間違いノートというよりは、サブノート的な機能もあわせ持っていると言えます。
次がその実際例です。1科目ごとに1事例を示してますが、試験直前は7科目合計で170事例となりました。

(3)暗記項目の長期記憶化のために
昔「違いが分かる男のゴールドブレンド」というキャッチフレーズのインスタントコーヒーCMがありました(世代がバレます…笑)
違いが分かるとは、物事の本質が分かること。
本質がわかれば、単なる暗記よりも記憶に残り易いし、モチベーションも向上。さらに2次試験でも知識として活用できる一石三鳥。
「愛と恋の違いは何か?」は難しいテーマですが、診断士試験の問いはそれよりは難しくないかもしれません。
ぽらーのは、特に苦手の情報システムいおいて、積極的に「違い」の把握につとめ、何とか頭に残るように心がけました。

 

2、間違いノートをどのように作成したか?
(1)エクセルで作成(以下、分類例)
「日」「科目」「カテゴリー」「問い」「解答」の5つの区分で分類しました。

 

(2)作成上のコツ
①分類における「カテゴリー」は予備校テキストの分類に統一すると悩まなくて済みます。

②上記5つの分類のように、ラフにした方が良いと思います(分類を几帳面に細分化すると作業負荷が増し効率が落ちますので…)

③「問い」⇒「解答」は、「論点」⇒「内容」に読み替えたりして、この表の枠組みの中で柔軟に解釈して記載します。

(3)間違いノートに記入すべき内容
間違えた場合は、理解が足りなかったのか、知識が不足していたのか、あるいは単に暗記ができていなかったのか…etc
このような視点での現状把握がとても重要だと思います。 答練・模試の点数の結果に一喜一憂することは、 無意味です。
現状把握の方法として、ぽらーの のお作法をご紹介します。
そのお作法とは、答練・模試問題の表紙をホチキスの根本からビリビリ破った裏の余白に、問題・選択肢ごとに自信レベルに応じた正誤の記号を記入した後、マークシートを塗りつぶすことです。
答え合わせの際に、選択肢毎の正誤判解答解説とを一つ一つ突き合わせすることで、自分の現状レベルを検証し、その内容に応じて間違いノートへ記入します。なお、その際、軽重なしに間違えた箇所を何でも記入するのは避けたいところです。

【実際の余白記入のイメージ】
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○(確実に正解)
×(確実に誤り)
△(たぶん正解かも)
▲(正誤半々の確率)
?(よく分からない)

 

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講師の「では、はじめ!」の号令と同時に教室の中には問題用紙をめくる紙の音。それらが静まった後で、ぽらーのは、まだ問題表紙をビリビリとやぶる怪しい輩でした。これらの作業は、一度やった問題を解きなおす際に直に○×の記入がないことから、消しゴムで消す必要がなく、前回の選択肢が消し跡で分かってしまうのを避けるためです。なお、本試験ではこのような作業はそもそも不要であり、解き直し用の問題が予備校から配布される場合には、上記のような作業は時間の大きなロスであり無駄な事ですので念のため。

3.間違いノートのメリット

繰り返しになりますが、メリットとしては

(1)間違えた論点の備忘録 ~弱点を把握する~
(2)重要論点の鉄板化
(3)暗記の手助け ~違いが分かる~

上記(1)~(3)に加え・・・

(4)隙間時間に活用できる
更新した間違いノートを日々スマホにメールし、昼休みや通勤・移動中の電車の中で眺めて確認できる。
(5)ファイナルノートにも活用できる
試験直前には科目ごと・カテゴリーごとにソートし、ファイナルノート化。

 

4.間違いノートのデメリット
(1)間違いノート作成に時間がかかる。
一番のデメリットは作成に時間と労力がかかることでしょう。
1個のレコード作成に約20分かかるとして、7科目計170個×20分=3400分で約60時間弱。
60時間といえば、7科目全ての過去問5か年を実施しても、なおおつりがくるぐらい。
もし、間違いノートを作成しなければ、他に色々なことができます。
よって、間違えノート作成するのかどうかの意思決定は極めて重要です。

(2)間違いノートという別管理になるため、基本テキストやポケテキ等のinputツールで一元管理ができない。

5、まとめ

結果論ですが、私にとって上記方法での間違いノート導入はメリットがあったと思います。
しかし、私のように間違いノート作成ありきではなく、もっと効果のある方法はないか、あるいはそれに替わる他の省力的な方法がないかを考える。そして、やはり自分に必要だと判断したらそれを信じて突き進む。でも、どこかで少し止まって、振返って考える。費用対効果を検証し、見直すべきところは見直す。
当ブログでも繰り返し言われ続けていることですが、診断士試験の短期合格のためには、やはり能動的な試行錯誤型学習が重要ではないかと思います。

これからも日々の学習を楽しみましょう♪
以上、ぽらーの でした!

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