合格に向かって、ぶれない自分であるために

はじめまして。

6代目としてこれから1年間記事を書かせていただくことになりました、うみのと申します。

どうぞよろしくお願いいたします。

 

一応、1次・2次試験を一発ストレート合格した人間ではありますが、決して地頭が良いわけでもなく、受験勉強というものを過去まともに頑張ったこともない、ごくごく平凡な能力の人間です。

そんな人間でも、取り組み方次第で合格できた、という視点から皆さんをサポートしていけたらうれしく思います。

 

畏れ多くも6代目を拝命してから、こんな自分にいったい何が語れるのかをつらつらと考えていましたが…

第一回目の記事としては、

 

受験生活をしていた1年2カ月の間、自分が最も重視していたこと

 

についてお伝えしたいと思います。

私のストレート合格は、それによる部分が非常に大きかったと感じているからです。

 

 

受験期間、私が一番時間をかけて考えていたのは、「診断士試験の本質」でした。

 

◆ 診断士試験とは、一言で言えばなんなのか?

◆ 結局のところ、何が求められている試験なのか?

そんなことを、答練や問題集をこなしながら、ずっと考え続けていました。

 

「本質」は、「基本的な考え方」「学ぶ姿勢」とも言い代えられます。

ただ、こういう書き方をすると精神論的な印象を与えてしまうかもしれません。

 

「精神論」という言葉にはどうもネガティブなイメージがついて回るようです。

「根性論」とほぼ同義に解釈されがちだからかと思います。

そんなことはその人だけのいわば武勇伝みたいなものであって、それより汎用性のある知識の身に付け方や文章のテクニックを学びたい、と思う人も多いかと思います。

 

ですが、「精神論こそ重要である」と、敢えて語弊を恐れず書いてみます。

 

知識やテクニックとは、あくまでも「基本的な考え方」の上に成り立つからです。

知識やテクニックが「道具」なら、考え方は「道具の使い方」です。

知識やテクニックが「戦術」なら、考え方は「戦略」です。

「基本的な考え方」が、あるべき方向を向いていなければ、どのような優れた知識やテクニックを駆使しようとも、それが正しい戦術であるとは認めてもらえません。

 

戦略をなおざりにして戦術だけを極めようとすると、

本試験の問題を解けるようになること」ではなく

知識を完璧に理解すること」がゴールになったり、

本試験で合格に必要な点数を取ること」ではなく

模試や答練の成績」に一喜一憂することになります。

 

私も昨年の秋頃までは、答練の成績ばかりにこだわっていました。

でも良い点も悪い点も、本試験の成績との「直接的な」因果関係は何もありませんでした。

答練で80点以上をキープしながら落ちてしまう人もいれば、直前模試までE判定で合格する人もいます。

私も4回模試を受けましたが、400点以上得点できたのは一回だけです。

皆さんの周りにも、そういう「謎の合否」があるかと思います。

 

そういう「謎の合否」があることを踏まえて皆さんは、「診断士試験」をどのようなものだと考えますか?

一言で言って、何でしょうか?

 

私は、その答えを見つけることが、受験勉強そのものなのだと思っています。

 

診断士の試験で求められているのは、結局こういうことなんだ」という「本質」をつかまえること。

 

たとえば、私の場合は最終的にこう捉えていました。

 

◆ 1次試験とは、「誰もが答えられる基本的な問題」「合格できる人が答えられる問題」のラインを見極めることである。それ以外ははっきり言えば、どうでもいい。

◆ 2次試験とは、「ロジカルコンテスト」である。因果を明確に示せた者が勝つ。

◆ 受験勉強とは、「現状の自分」と「合格できる自分」の間にあるギャップを見極め、それを埋め続ける作業である。

 

 

どんな名講師も優れたテキストも、答練や模試の成績も、あなたにとっての「診断士試験って、つまり何なの?」を見つけるための道具に過ぎません。

 

その答えを見つけた時こそ、

他者から何をどう言われようと惑わされず、合格に向かってぶれない自分」であり続けることができます。

他の誰でもない、自分自身が合格するために必要なこと」が何なのかを見極めることができます。

 

この問いについて考えるのに、何の教材も要りません。

テキストを開けない時にも、ほんの少しの隙間時間にも、自分の頭さえあれば考えることができます。

 

「自分は本当に合格できるんだろうか…」と自信がないとき、

「何をどこまで頑張っていいのか分からない…」とくじけそうなとき、

この問いが、あなたに力を与えてくれることを願っています。

あなたがあなただけの答えにたどり着けますよう、応援しています。

 

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合格に向かって、ぶれない自分であるために”へ2件のコメント

  1. うみの より:

    読裏クラブ様

    はじめまして、コメントありがとうございます。
    参考になると言っていただき、大変嬉しく存じます。
    私の好きな言葉で、“「問い」を持つ者だけが、「答え」に行きつくことができる”というものがあります。
    読裏クラブ様がご自身の納得いく答えを見つけられ、合格までの道をゆるぎなく歩まれることを祈っております。
    そのために、少しでも有益な情報をお届けできればと思います。
    10月まで、伴走させていただく気持ちで書いていきたいと思いますので、今後ともどうぞよろしくお願いいたします。

  2. 読裏クラブ より:

    初めまして。今年2次の再戦に挑む者です。大変参考になる思考でした。これからの記事も期待しております。よろしくお願いします。

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