【2次試験】butaoのファイナルペーパー
みなさまこんにちは。
butaoです
試験まであと2週間とちょっとの期間となりました。
直前期ということですので、今回記事はファイナルペーパーを題材に扱いました。
■今回の記事の問題意識
この時期には皆さまファイナルペーパーなるものを作成される時期ではないでしょうか。
人によって少々ファイナルペーパーの位置づけが異なると思いますが、
短時間で重要なポイントを思い出し、 試験本番で実力を発揮できる状態にすることが、 ペーパー作成の目的かと思います。
みなさまはどのようにしてペーパーを作成されておりますでしょうか
私はちょうど1年前の9月30日にファイナルペーパーを作成しました。 試験まであと3週間というタイミングです。
その当時私が悩んだことが、
どのようにしてファイナルペーパーを作成すれば、 今まで学んだことがもれなく、かつ瞬時に思い出せるのか
ということでした。
みなさまもファイナルペーパー作成には悩まれるかと思います。
そこで今回の記事では皆さまのファイナルペーパー作成のお役に立てる情報を提供したいと思います。
■ファイナルペーパーを作るときの検討軸
他の方々のファイナルペーパーを見ていて感じていたのですが、 人によってまとめ方が大きく異なります。
しかし人それぞれと言っても、その異なり方には大きく分けて3種類程度の軸があると感じました。
1軸目:回答手順を書くか?事例知識を書くか?
2軸目:絵で書くか?文字で書くか?
3軸目:細かく書くか?ざっくり書くか?
という軸です。
1軸目の回答手順とは例えば、 迷った時はこう考える!とか、まずは深呼吸!など自身が回答を安定して行うためのプロセスに着目した書き方です。また、1軸目の事例知識とは例えば、人事施策の話が出たら採用・報酬・評価・配置・育成で考える!など、 知識系をまとめたペーパーのことです。
2軸目、3軸目は文字のとおりです。
これらのうち2軸を使って道場メンバーが今まで紹介していたファイナルペーパーを題材にざっくりとプロットしてみましょう。
すると、次のようなプロットになるかと思います。
なお、プロットの元記事はこちらです。
道場メンバーの中でも方法が様々であることが分かります
1軸目に関して言えば、
手順を書こうが知識を書こうがそれは個人が状況に応じて行えばいいのではないか?
という話のような気もします。
しかし、絵で書くか?文字で書くか?という選択肢を議論することは意味がある気がします。それは、おそらく多くの方がファイナルペーパーを文字でまとめているからです。そこで、今回はファイナルペーパーを絵で書くこと(2軸目)の良さについてお話をします。
その理由は、上記のプロット図でもそうですが、 私自身がファイナルペーパーを絵で書くことにより、事例の解答プロセスが安定化した体験があるためです。
ちなみに私の事例Ⅰのファイナルペーパーは以下のとおりです。
実際は手書きなのでもっと汚いのですが、 このペーパーを会場に持参して重要ポイントを総復習していました。
ちなみに私は全知識を使用して学習していましたので、 ファイナルペーパ記載の番号は全知識の章番号を意味しています。
■このペーパー作成によりどのような効果があったのか?
効果は以下の2種類の効果があります
- 作成途中の効果
- 作成後(活用における)効果
”1.作成途中の効果”の効果については私に限らず汎用的な内容だと思います。それを説明します。
学んだことを絵にする課程で軸で分けるという行為を行ないます。
軸で分けることで自身の学習内容が整理されます。
軸で分ける際には、あらかじめ軸を決める場合と、 学んだ内容を見て軸を決める場合があります。
皆さまは既に学習を進められていますので、 あらかじめ軸を切ってみて、そこに今までに学んだ内容を当てはめてみてはいかがでしょうか
例えば、自身の今までの経験(学習)から、軸をハード(仕組み)とソフトと定めたとします。
そこに組織権限の条件を当てはめることを考えます。
組織権限の話はどちらに分類されるのでしょうか。 ハードでしょうか?それともソフト?
私であれば、組織権限の話では公式な権限仕組みだけでなく非公式な面、 運用の面を重視することが必要であると考え、ソフトとハードの中間にプロットします。
これは一例ですが、こういった思考を繰り返すことで、 今まで学んだことが徐々に共通の軸で整理され、その結果物事の関係性への理解が深まります。
”2.作成後(活用における)効果”については私と同じ書籍を使用している方にとっては有益な情報であると思います。
私は全知識を使用していて困っていたことが有ります。
それは、各テーマ間のつながりが見えないため、個々の内容は理解できるが、 すぐに忘れてしまう点、場当たり的にキーワードを述べるにとどまり応用が効かない点でした。
そこで効果があった取組が、全知識のテーマ(各章)を切り口に従って、並べ替えてあげることです。
私の切り口のポイントが、私にとってはとても効果がありました。私は人事組織の事例を、
- 戦略→業務→組織→個人という大枠の流れで考えたこと
- ハード×ソフト、個人×組織で切り分けて、学んできたことをプロットしたこと
の2軸でマトリックスにきりました。
この2軸により今まで学んできたことがストーリーで繋がりやすくなり、 それまでと比べると一貫性のある解答が書けるようになりました。 また、今までの事例で学んだことを忘れることが少なくなりました。
試験1週間前には、この項目を見るだけで、どのような問題点がありそうで、 それに対してどのような施策が有効なのか、をすらすら言えるようにしていました。
全知識を使用されている皆さまには、全知識の各テーマの繋がりについて考えてみてください。
またそうで無い方も、ご自身が学んでこられてきたことは結局大枠で考えると何なのか? という点に立ち戻り、戦略を考えるポイントから整理しなおしてみてください
そのプロセスの中で自身の学んできた内容の関係性が明確になり、 事例への対応の質が安定化してくると思います。
■ファイナルペーパーを文字で書く場合、絵で書く場合にはどういうメリットデメリットがあるのか
絵で書く、文字で書くメリット、デメリットを考えてみましたので、 ペーパー作成の方針にしていただけますと幸いです。
文字で書くメリット
- 実際の試験は筆記であるため文字で書くことで本番でも記述しやすくなる
- 相手にも伝わりやすいので、勉強会仲間などと意見を交換しやすい。
文字で書くデメリット
- 絵に比べ情報量が少ないため、量が増加する傾向がある
絵で書くメリット
- 絵は文字に比べ情報量が多いため、コンパクトにまとまる
- 絵を見て文字を思い出すプロセスを経ることで記憶が強化され、情報を思い出しやすい
- 文字は上から下にのみ流れるが、絵は自由にかけるため、自身の理解の通りに表現しやすい
絵で書くデメリット
- 書くことに時間がかかる
- 抽象的な絵になると本番で全く思い出せなくなる恐れがある
- 抽象的なイメージを浮かべていると本番で文字におこせなくなる恐れがある
もし希望コメントがありましたら、事例Ⅱのファイナルペーパーもアップロードさせていただきます。
(※事例Ⅲのファイナルペーパーは前々回の記事に置いてあります)
以上butaoでした。
*****以降、2014年10月12日追記部分*****
リクエストが有りましたため、事例Ⅱに関するファイナルペーパーも掲載させていただきます。
以下のリンク先からダウンロードください。
事例Ⅰ~Ⅲのファイナルペーパーをまとめて掲載させていただきます。 全て私が試験を受けた2013年9月30日にまとめたものです。
水色背景のBOXの中の番号は章番号を意味しています。
ダウンロードした方は、コメント欄にもらっていくよ、とコメント頂けますと幸いです。
DLさせていただきました!
すごくわかりやすいと思います!
参考にさせていただきます!
ほしの様
ご利用ありがとうございます。
試験頑張ってください。
各位
ダウンロードいただきありがとうございます。試験がんばってください。
ダウンロードさせていただきました。
ありがとうございました。
これから拝見します。
ファイナルペーパー、ダウンロードさせて頂きました。学習内容の整理のため参考にさせて頂きます。
ファイナルペーパーありがとうございます。
ダウンロードさせていただきました。
事例の設問で聞かれたことに答えれるのですが、多面性が足りなく感じておりました。
多面性をカバーするべく切り口をまとめようとしていた時にbutaoさまのファイナルペーパーに出会うことができました。
有効に活用したいと思います。
ファイナルペーパーDLさせていただきます。
合格できるように頑張ります。
>そらくん様
コメントありがとうございます。
いよいよ明日は試験本番ですね。
そらくん様が合格されることを祈っております。
>そらくん様
コメントありがとうございます。
いよいよ明日は試験本番ですね。
そらくん様が合格されることを祈っております。
butao様
ファイナルペーパーいただきました
ありがとうございます。
時間が無い中で大変参考になります
とりあえずがんばってきます
くろっち様
コメントありがとうございます。
”設問と与件に対して、「読む&考える際の視点」として、
1次知識の体系立った整理が、私には必要でした。”
→
この気持は私にも分かります。
ちょうど1年前の今の時期の私の抱えていた気持ちです。
”過去問をガリガリとむやみに回すよりも、
私にはこのサイクルを回していく方が合っていそうな気がしています。”
→
道場では72事例を推奨しており、試験までに72事例を回すとなると、
過去問をかなりガリガリと回すことになります。
しかし、私はそこに拘る必要はないと思います。
実際私も、事例演習を何度も回すコスト(時間)に対し、
価値が見いだせなかったので40事例を1.1回しか解いていません。
そのうち過去問は20事例(5年分)です。
事例演習、過去問演習を通じて何を達成したいのかを明確にさえすれば、
それは他の手段で代替できると思っています。
”試験本番まで残り時間は少ないですが、最後まであきらめず粘ってみます。”
→
プレッシャーなどもあり辛いこともあると思いますが、もう少しですので頑張ってください。
私の理解でしかないですが、くろっちさんの悩みのレベルを見た限りでありますが、かなりのレベルまで来ているのかなと思います。
ただし、2次は論述試験なので精神的に動揺してしまうと結果が大きくぶれます。
これは私の意見で恐縮ですが、
別に試験に受かろうが落ちようが生死には関係ないし、後遺症が残るわけではない話だと、
最後はその程度に割り切ることが最大限のパフォーマンスを出すために効果的な心理状態かと思います。
ある種、腹をくくるというかあきらめの境地というかそのような心境です。
話がそれましたが、残り期間、後悔なさらぬようお過ごしください。
我々共も全力でサポートさせていただきます。
butao様
ファイナルペーパーのアップ、ありがとうございます。
早速ですが、拝読いたします。
つい最近、今さらながら(もう遅い!?)、ですが…設問と与件の対応付けばかりに気をとられていて、2次試験を「単なる国語の問題」と誤認していることに、気づきました。
私の中で、1次と2次がつながっていなかったんです。
設問と与件に対して、「読む&考える際の視点」として、1次知識の体系立った整理が、私には必要でした。
超直前期?ではありますが、
■過去問の設問分析
①ゴール・ルール・背景の把握
②論点の把握
③関連する1次知識の個別再確認
↓
■1次知識でストーリー(=事例企業のあるべき姿?)構築
↓
■設問&与件への取り組み方の確認
を回していこうと、腹を決めました。
過去問をガリガリとむやみに回すよりも、私にはこのサイクルを回していく方が合っていそうな気がしています。
妻に話してみたところ、「言ってることはわかる。人に伝わるから大丈夫じゃん。」と評価いたたいただき(汗)、自信が確信に変わりました。
私も『全知識』を活用していますが、自分に合った活用の仕方がわかった気がしています。
それが、結果として「ファイナルペーパー」になるんだろうな…と思っています。
試験本番まで残り時間は少ないですが、最後まであきらめず粘ってみます。
Dukey様
butaoです。
いつもブログを参考にして下さりありがとうございます。
ご要望いただいたとおり、事例Ⅱについてもファイナルペーパーを掲載させていただきます。
記事内容を追記いたしましたのでどうぞご参照ください。
butaoさん
日頃お世話になります。
メッセージ 感謝してます。
事例 II のファイナルペーパー
拝読致したく アップ頂ければ
幸甚です。
よろしくお願いします。
dukey