理解を深めるための論点整理術

みなさん、こんにちはeye akiです。

毎日寒いですね~bearingsweat01
朝早く起きて勉強されていらっしゃる方には、辛い季節ですよね。。

私も受験生時代はTAC早朝自習室を活用することを試みましたが、極度の夜型であるため、結局中途半端な時間に到着→すぐ退室→出社…というなんとも無駄な時間を過ごす日々でしたcoldsweats01
「やっぱり人には向き・不向きがある」と涙を呑んで、早々と早朝学習を諦めました…down

さて、道場執筆陣は常々理解することが大切と謳っています。
(橋げた理論や先週の経済WEEKWackyきょくしんの記事をご参照)

「大切なのは分かるけど、具体的なイメージが沸かないなぁ…sweat02」と思われている方もいらっしゃるかと思います。
そこで本日は、論点を理解する際に私がよく行っている整理方法をお伝えしますflair

以降では具体的な論点を挙げていきますが、日々の学習の中で使えそうな場面があれば是非試してみてください。
論点を整理するということに慣れると、2次試験も有利になると思いますnote

■ 論点の比較と汎用化 ■

みなさん講義に出て新しい論点を学ぶ時には、まずは1つ1つの内容についてじっくり考えていくと思います。勿論、私もそうでした。

でも、講義の回数が増えていき科目も増えていくと、論点の数が多すぎて、「えーっと、昔あんなことやったけど何だっけ…coldsweats02sweat01」と混乱してくることってありませんか?

これこそ診断士試験最大の特徴で、ほぼ関連のない7科目を浅く広く学習…。
言うなれば、究極のジェネラリスト資格club
粒粒の論点を個別に覚えようとすることは、時間的にもキャパ的にも現実的ではありません。

でも、一度に7教科全てにパスするスト合格生がいることを考えると、何か”コツ”がありそうですよね。

論点を整理する時のコツって何でしょう?

私が思うところの”コツ”は、1つの科目内または異なる科目間で各論点の関連性を意識することですshine

この関連性はルールですので、さほど数が多い訳ではありません。
一度ルールを理解してしまうと、Aという論点から関連のあるBという論点が連想され、少ない暗記量で多くの問題に対応できるようになりますflair

関連性を意識するにあたり、私が心がけていたのは以下の2点です。
① 論点の比較
② 論点の汎用化

①は「AとBとでは何が違うのか?」に着眼し、違いを捉えることでAもBも同時に理解しようという試みです。
②は「Aは要は何を言っているのか?」に着眼し、それをBに展開して同時に理解しようという試みです。

具体例を見て行きましょうhappy02upwardright

■ 論点の比較(具体例) ■

2次試験でも非常に重要なウェイトを占める、財務会計の経営分析指標を例にします。(TAC:財務会計基本テキスト3章ご参照)

色々な指標がありますが、代表的な以下3種類についてそれぞれの特徴を比較してみますbell

(1) 収益性分析(売上高利益率)
(2) 効率性分析
(3) 安全性分析(短期安全性・長期安全性)

上表のように、「何を分析したものか?」を比較していくと違いに着目することができます。
違いが分かれば、あとは分母・分子にそれぞれの値を同じルールで当てはめていくだけですrecycle

このように、比較を行う時には表を作成することが有効です。
TACテキストにもよく表が登場すると思うので、表を見つけたら、比較して整理することに適している論点であると意識すると理解が深まるのではと思いますscissors

■ 論点の汎用化(具体例) ■

現在みなさんが取組まれている経済学のミクロ経済:市場均衡を例にします。(TAC:経済学基本テキスト3章ご参照)

完全競争市場における需要曲線Dと供給曲線Sの均衡では、需要曲線Dが右シフトすると均衡価格が上昇するとありますupwardright
要は「欲しいと思う人が増えると、(価格上昇という形で)物自体の価値が上がる」ということです。

これは身近なことに置き換えても、十分合点がいく論点ですよね。
人気のあるレストランは、決して低価格ではないのに行列ができますよねrestaurantshadow

このルール、実は他の論点にも応用できます。

経済学のマクロ経済:国際収支と為替レート、フローアプローチです。(TAC:経済学基本テキス10章ご参照)

現在、1ドル82円と破格の円高ですが、円高だとドルに比べて円の価値が高いため、ドル建ての商品を買おうとする動きになりますよね。(=輸入が増える)
輸入が増えるとドルが沢山買われ、ドルの需要が上がります

先ほどの論点を当てはめると、「ドルを買う人が増えると、ドルの価値が上がる」ため、ドル高(=円安)になってレートが均衡するという結論ですthunder
(実際の市場では、もっと事象が複雑で全く円安になりませんけどね…shock)

フローアプローチは、為替レートがドルの需給均衡で決定するという考えであるため、まさに完全競争市場における均衡の論点を応用させたものなのですよね。

これは1つの例ですが、このように、一見違うようで共通点がある論点は結構あります。
汎用化されたルールを見つけることを意識して点と点であった論点を線でつなげていくと、極力暗記量を減らしていくことができると思いますok

■ まとめ ■

長くなりましたが以上をまとめますと、
・論点を整理して暗記量を減らすためには、「各論点の関連性を意識」することが大切である
・関連性を意識するには、「AとBとでは何が違うのか?」「Aは要は何を言っているのか?」に着眼するとよい
・この考え方は1つの科目内だけでなく、異なる科目間にも応用できる
です。

来週以降から始まる、情報・法務・中小の暗記3兄弟punchbomb
膨大な論点を上手に整理して、効率よく暗記を行っていきましょうnote

では、また来週smile

by. aki

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