20%の真実(後編) ~naoki-yさんの未合格体験記

 この度、受験体験記を書かせて頂くことになりました、naoki_yと申します。
一発道場に相応しい内容ではありませんが、受験体験記(未合格体験記)と銘打った反省と誓いをここに残すことで、同じ境遇にある方へのメッセージになればと思っています。宜しくお願いします。

以下に、この文章が出来るまでの、TACの先生方、勉強会等でお世話になった方々からの指摘や、私が感じたことをまとめました。


 

■属性や1次試験まで■

属  性:製造業の研究所で企画部門(元エンジニア)にいる社会人10年目
専  門:計算機科学分野
主な資格:経産省情報処理技術者試験(多数)、技術士補(情報工学部門)
学習方法:TACストレートクラス(通学)、勉強会など 
受験結果:1次443点/6科目(平均73.8点)、2次BABAのB

1次はTACのカリキュラムをこなし、スピード問題集をやればおつりが来ます。GW前に1次は合格できると思い、他社模試なども受けず、最後までTAC教材の理解向上に努めました。1次本番は経済で焦りましたが、後半科目の大幅貯金で逃げ切りました。
 

■1次終了後から2次試験まで■

TACのカリキュラムをこなしつつ、勉強会で過去問を中心にディスカッションをしていました。勉強会では、合格間違いない方をメンバーに誘い、自分自身がモチベーションを上げ、追いつけるように努力していました。

状況ですが、直前には伸びるだろうと思い、最初は黙々とノルマ(過去問)をこなし、演習をやり直して不安とかは持たないようにしていました。10月初旬に出来るようになった感覚がついた時がありましたが、

2週間前から深くというか欲が出たりして、思考プロセスが崩れることが何度かありました(崩れると点がまとまりません)。

しかし、最後のイスに座れると信じてやっていました。

勉強としては限られた時間でしたので、新聞の要約練習とか、100字を80字で書くという勉強は短期間で成果の出ないと考えやりませんでした。要するに

コアワードが入ることが重要で、
コアワードが入らないのに編集を磨くのは意味がない

と考え、編集能力は今までの人生経験でなんとかなると考えていました(この考えは今でも正しいと思っていますが、時間があればいい勉強になると思います)。

2次試験当日は思ったほど緊張しませんでした。とにかく無難にやれば良いと思っていました(今度は大変なことになると思います)。

事例Ⅱが想定より出来ず(Aでしたが)、
事例Ⅲは難しいのになんとかまとまったと思い(あとで見たら外しまくっていたけど)、
事例Ⅳも予定通り出来たので(受験票で線を引きましたが)、

結果は5分5分と思っていました
 

■発表当日■

会社からWebで見ました。合格したら発表を見にいくつもりでした。覚悟は出来ていましたが、ないと分かるとショックで泣いていました。これからどうやっていくか考えることも出来ず、家に帰ったのですが、お疲れ様会があると知り、すがるような気持ちで参加しました。
 

■反省(合格に足りなかったもの)■

まとめると、本番への意識が足りないことと、クライアントを思う力がないことです。

(1)タイムマネージメントを意識した復習が出来ていない
 勉強時間確保や内容はコントロール出来たが、回答作成後の復習段階で解を探る丁寧な復習になり、これが本番のタイムマネジメントにならない勉強になり効果を下げた。試験中のタイムマネジメントはそこそこ出来るのだが、本番に繋がる対策が出来ていなかった。
 
(2)本番(試合)の前に演習(練習試合)をするのに、その課題設定が不明確
■一貫性がないこと~1問1問集中で余裕がなかった。全体の設問の流れが把握できていない。
■答練を練習試合のような意識でやっていないきちんと課題設定できずに練習して(or練習に参加せず、試合をやりにきているだけ)いた。数をただこなして、点を取った取れなかったでは実力がつかないということです。 
 
(3)クライアントを思う力
 読む、書く、聞く、話すというコンサルタントの資質に加えて、クライアントを思う力が圧倒的に足りなかった(ある意味冷めてました)と感じています。そこが、なんとなく合格者にあって私に全く足りないものだと思います。

 

■合格への誓い■

落ちた当初は、本番を意識した勉強と熱い気持ちで各事例ワンセンテンス取れれば、なんとなく合格は出来たと思い、悔しさがこみ上げていました。

私より優秀だと思っていた人でも残念な方もおりましたし、
その逆も正直いました
(あくまで主観ですが)。

だから、運がないと決めつけていたところがありました。

しかし、時間が経つにつれ、きちんとプロセス通りこなせていないことも分かりましたし、答案のダメさも分かってきました。助言でそこそこ点数はとっても大事なコアワードが全体的に不足していることも分かりました。やはり、落ちるべきして落ちたと思っています。この試験は、合格点付近の方は皆同レベルだというのは事実ですが、結果が全てです。

そして、やはり、まだコンサルタントの資質が精神的に備わっていないと強く感じています。もう1回出直して、合格の仕方も知り、資質も備えてから合格せよという意味と解釈して出直します。

今年は必ず合格します。結果が出るまで不安だとかたまたま合格とかではなく、

少々失敗しても合格できる力を着実に身につけます。

今年も一発道場にお世話になることもあると思いますが、見捨てずにお付き合い下さい。長くなりましたが、お付き合いありがとうございました。
 

—–寄稿ここまで—–
 

naoki-yさん、ご寄稿大変ありがとうございました。
昨年初挑戦の2次評価はBABA。C・D評価がないということは、今年合格する実力を十分備えていたということ。しかし2次の合否は、

当日出会った事例に対し、どう対処したか

の結果でしか評価されないから運不運の要素は否めない。言い換えれば、挑戦初年度に合格する実力を備えることはできても、五分五分以上に合格確率を高めることが難しいのがこの試験の特徴。

<naoki-yさん未合格体験まとめ>
・1次を軽々と通過したが、2次の解答プロセスを安定させる時間が足りなかった。
・昨年の2次対策上、自分に何が足りなかったかを認識した。
・今年の2次試験には、運不運に影響されない確実な実力を備えて臨む。

byふうじん

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