スト本科生の2次対策 – 経営・財務・運営を終えて

こんにちは、らいじんthunderです。早いもので年明けから半月以上が経ちました。今年の冬は寒さが厳しいですね。でも寒い冬があるからこそ、やわらかな春の気候の素晴らしさを感じられます。学習も同じですね。厳しく辛い努力があるからこそ、合格の喜びがある筈です。頑張っていきましょう。

さて、TACのスト生向けカリキュラム上では、2次につながる重要科目の経営・財務・運営が終了。一方経験者向けには2次本科生コースがスタートし、我が道場でもくれよん2次道場がスタート。ストレート合格を目指すスト生は、やっぱり2次対策が気になりますよね。

ということで、今日は2次関連科目の学習が終わった時期のスト生の2次対策の話ですが、結論から言ってしまうと、

特別な対策は必要ない。

やっぱり・・・。そうです、ふうじんがつい先日ここで指摘したとおり。
結論としては繰り返しなんだけど、依然2次への不安を持つスト生が多いのも事実なので、私の思うところをちょっとだけ。

まずは現状認識

「敵を知り、己を知らば、百戦危うからず」は有名な孫武の言葉。
以下、2次試験に関するいくつかの事実。

・2次試験は上位20%が合格する相対試験
・現時点で既に合格に足る実力を有する未合格者が2011年度試験の予想合格者数以上存在
・現時点で上級生とスト生の2次試験対応能力は大人と子供のレベル差
・今後スト生と上級生の差は1次試験終了後まで開き続けていく

次に予想されるスト生の現状。というか昨年の私の状態。

・2次試験は記述式であること以外、特別な知識はない
・過去問を見たことも無ければ、当然分析などしたことがない

さあ、どうですか?確かにヤバそう?

2次試験の難しさ

さらに不安に拍車をかけるのが2次試験のつかみどころのなさ。受かってしまえば「なんだそんなものか」な2次試験も、その本質を他人に伝えることが難しい。おそらく殆どのスト生は、その難しさすらわかっていない。

事例は「要求に沿って回答することにつきる」

2次試験は「出題者の意図をあてに行くゲーム」

など、2次試験を表現した数々の金言があるけれど、その意図するところを理解できるのは、やっぱり合格者と未合格者。つまり合格に足る実力を有するためには、2次試験が何たるかについて、自分なりに開眼する必要がある。理解できないまま本試験を迎えるようでは、ほぼ合格は厳しい。

さあ、ストレート合格がいかに難しいか感じていただけました?
事実、昨年同時期の私、診断士試験合格のポイントは2次だと感じ、恐れ、まわりの学習仲間に「2次ヤバイ、やんないと受からないよ~shock」と騒いでおりましたし、上級生向けの2次対策講座を受けるか真剣に悩んでおりました。

それでも、敢えて断言。punch

1次対策が不十分な時期の2次対策は不要

言葉を変えると

1次対策が不十分なまま2次対策をしても、思うような効果が期待できないばかりか1次対策に悪影響を及ぼしかねない

戦うべき時と、戦わざるべき時を見極めよ

道場ではJC橋げた理論として繰り返し主張されていることであるが、あくまで重視すべきは1次試験7科目を万全に仕上げること。しっかりした橋げたがあってこそ未来への橋が完成する。

1次試験後、本格的に取り掛かってみればわかることだが、2次試験の勉強は時間の使い方が難しい。具体的には短時間でできる勉強が限られる。1事例をしっかりやると4、5時間かかってしまうことも普通。橋げた作りに忙しい時期に、これができるのか、真摯に自分に問いかけてみると良い。

もちろん、ふうじんのように前倒しのスケジュールで1次対策を万全に仕上げ、余裕時間に2次対策を組み込むことは、合格を勝ち取るための戦略としては至極まっとう。でもその前提条件がクリアー困難だから、現実的には難しい。私は結局上級生向けの講座を受けるのはやめたが、その選択は正しかった。このあたり選択については、きょくしん試行錯誤していたから、そのうち彼の見解も出てくるでしょう。ただ一言だけ

講座を受講すれば、その能力が必ず身につくに違いないという錯覚

これには気をつけた方がいい。

そもそもTACなどの学校が提供している学習スケジュールは、その学校が受講生を合格させるために最適と考えたもの。効率的に合格を勝ち取らせるノウハウを売りにしているのが資格学校なら、そこのスケジュールを素直に信じるのがベスト。余計な心配は時間の無駄以外の何者でもない。

安心材料を少しだけ

ここまで読んでも、スト生の不安は解消どころか増幅しているかもsweat02。だって最初にあおった不安を払拭するようなことは何も書いてないからね。
ということで、少し安心材料となる事実を。

・2次試験合格レベルに食い込むことは1次試験終了後からで十分に可能
・合格レベルから、確実に合格するレベルへの実力アップは極めて困難
・追う立場の方が追われる立場より精神的に楽
・09/10年の1次合格者数から推定すると2次オンリーの受験生は多くない
・スト合格者の多くは1次試験終了後まで特別な2次対策をしなかった
・短期間に集中して取り組む方が、ひらめきや気付きを得やすいflair

それから今年からの特典

くれよん2次道場を読める

もちろん上記安心材料には、いろいろと条件がつくのだけれど、それは1次試験終了後にバッチリ書いていくのでお楽しみに。ちなみに、スト生にとっての2次道場を読めるメリットは、上級生の様子が推測できることであって、内容を実践しなさいという意味ではないですからね。くれぐれもご注意を!

2次試験におけるスト生と上級生の関係は「うさぎとかめ」のお話に近い。違いは、頂上がゴールではなく時間内に八合目についた全員でサイコロ振って合否を決めるということ。うさぎはちゃんと目覚めさえすれば十分に勝機あり。しかも今年の干支は・・sign03

ちなみに、TACのカリキュラムでは2次対策スタートが遅すぎると指摘する声もありますが、私の場合2次試験対策開始から一ヶ月後には、clock目覚めていました。逆にラスト一ヶ月は勉強が練習の繰り返しという感じでキツかった。さらに言えば、他のスト生が開眼する前にさっさと試験日になって欲しいと願ってました。半年前から2次対策をやっていたらイヤになってましたね、きっと。

ところで、うさぎの鳴き声ってどんなか知ってますsign02え、鳴く事すら知らないsign01世の中以外と知らないことって多いんですよね~。

では、今日はこれでおしまいmotorsports

by らいじん

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