【合格体験記】当たり前のことをしっかり出来る訓練を積むことが合格への近道~Ozさん~

こんにちは、平平です。

気が付けば1月ももうすぐ終わり。ついこないだまでお正月だったのに、あっという間に1ヶ月が過ぎてしまいそうです。
2014年合格目標で頑張っていらっしゃる皆様、勉強は順調でしょうか?
一次試験本番まではあと6ヶ月と少々。時間があるようで、実際はあまりありません。
講義の済んだ科目については、強固な橋げたを作っておかないと、これからどんどん苦しくなっていきますよ。

今日は、当たり前のことをしっかり出来るよう訓練を積んだことで見事合格を果たされたOzさんの合格体験記をご紹介します。私の考えと近い部分が多く、個人的にはとても共感できる内容でした。
是非、参考にしてみてください。

★★★寄 稿 こ こ か ら★★★

初めまして。Oz(オヅ)と申します。年齢は30歳、某CVSチェーンで店舗指導員をしております。道場ブログは勉強当初から読んでおり、いつかは私も道場ブログに合格体験談を寄稿したいという夢をようやく叶える事が出来ました。

診断士の勉強は2011年の10月からスタートし、今年合格通知を受け取る事が出来ました。勉強はTACの通学講座。2年前、TAC窓口で25万円を「ちょっと勿体無いなぁ…」と思いながら支払った事を覚えています(苦笑)

私の受験歴は12年の1次試験413点(平均59点)不合格。13年の1次試験292点(平均73点)合格。そのまま2次試験突破する事が出来ました。私の勉強方法は一年目と二年目において取り組みが違いましたので、その違いを中心に紹介させて頂きたいと思います。

 

■1年目の場合
右も左も分からない状態から大学受験以来、約10年振りに勉強を始めました。
当初より一発道場で掲げられていた『養成答練80点』を目標に掲げ各単元の学習を進めておりました。ただ、養成答練では50点~60点前後しか取れず、勉強時間だけが過ぎていきました。

このままでは合格できないと不安になった結果、GW前後から参考資料を買い漁り、テキスト・スピ問の細かい論点までチェックするようになりました。今振り返ると完全に容量オーバーな勉強をしていたと思います。

そして各科目55点以上63点未満、総合413点。経済、情報、中小の科目合格という中途半端極まりない成果で1年目の夏を終えるのでした。

 

■2年目の場合
【1次対策について】
一次試験直後の私は主要3科目である企業経営、運営管理、財務を落とした事、またストレート合格の夢が破れた事に相当落ち込んでいました。そこで1年目の反省を行い、勉強スタイルを改めました。下記がそのポイントになります。

 

① 要求範囲を確かめる
私は法律については全く勉強をした事がなかった為、1年目はどこまで勉強すれば分からず、どんどん手を広げてしまい、最後は司法書士・行政書士受験生向けの会社法の解説本まで行き着いてしまいました。程度の差はあれどの科目でも同じ事が発生していたので2年目以降はテキストの内容以上は踏み込まないように心がけ、テキストの理解に努めました。自分がやらなければならない範囲が明確になった結果、勉強効率飛躍的に向上しました。

 

② 効率を重視する
1年目は手当たり次第に勉強範囲を広げた結果、頻出論点すら曖昧な状態で試験に臨んでしまいました。次年度合格に向け、限られた勉強時間を結果に結び付けるためにはインプット(勉強)に対してアウトプット(得点)が高いものを優先する必要があります。1次試験ではマークシート毎での配点差は微々たるもの。優先すべきは頻出論点過去問A,Bランクの問題を徹底的に潰しこむ事だと開眼。道場では当たり前のように言われている事にようやく辿り着きました。

 

③ なぜ間違えたかを考える
1年目はとにかく点数だけに一喜一憂していました。答練、過去問、スピ問、模試で何点取れたかが最優先確認事項であり、振り返りもせず、そのまま次のテストを迎える事の繰り返しでした。2年目からは間違えた問題に注目し、自分の間違えた思考プロセスを修正する事に注力しました。また一度間違えている問題は思考に癖がついていると考え、間違えた問題の要点だけを集めたノート作成し、常に携帯し隙間時間に見直しを行いました。

余談ですが、この考え方は仕事でも応用が効きました。①はマーケティング、②はROI、③はPDCAですね。診断士の勉強をする事により、それまでの気合いと根性的な仕事の仕方から脱却できました(笑)

 

【2次試験対策について】
7月までは一次試験に集中していた為に本格的な2次対策は8月以降からとなりました。
8月から2次試験日までの間、私が意識していたポイントをまとめてみました。

 

① 他の受験生の解答を知る
仕事柄、不規則な就業時間が続く為、私には2次試験の勉強仲間がおりませんでした。そこで朝早くに予備校へ立ち寄り、他の方の答練解答をこっそり読ませて頂きました。始めは数十枚の解答を読んでいましたが、次第に高得点を取る常連の方の文章をピックアップし、自分の解答と比較するようになりました。この作業により、自分の解答にはない考え方表現方法を学ぶ事が出来ました。読ませて頂いた皆さん、ありがとうございました。

 

② 文章の骨組みを意識する
答練の立ち読みから気づいた事として、読みやすい解答は一貫した論理展開シンプルかつ無駄のない情報提供、この2点を意識して記述されている事が挙げられます。私が心掛けていたのは20~25字ワンフレーズの感覚を意識する事です。日本語は文章を簡単に繋げられる為に、冗長な文章が書きやすい事が特徴です。私は20~25字が短すぎず、長すぎず、読み手が理解し易い適度な長さであると考えています。これにより60字~80字の問題文は3要素での論理展開、100字~120字は4要素での論理展開を意識的に作成しやすくなりました。

 

③ 読み手の立場からの視点
2次対策を進めると、他人が記述した文章にはいろいろな要素が抜け落ちている事に気付くようになりました。私の場合、この気付きは日々送られてくる後輩の業務日報を見直す作業から得ることが出来ました。誰と会ったの?どうして取引先がノーと言った?で、結論は何なの?と突っ込みどころ満載の日報に日々返信していきました。この作業により、書き手は前提条件や思考プロセスを省きやすくなっている事、読み手からは簡単に欠落部分の指摘できる事が分かりました。この業務日報見直しを応用して、問題を解いた後は2、3日空けてから見直すようになりました。自分が読み手の立場になって自分の解答を見直すと、より客観的に自分の解答の添削、分析を行う事が出来ました。

 

以上が私の勉強に対する考え方および行動の変化になります。
診断士試験で求められている能力は明示されたテスト範囲で6割解答する知識と聞かれた事に素直&伝わりやすく答える回答能力です。決して特殊な能力を求められているわけではありません。1年目の私はテストで1番を目指す小学生のような勉強法でした。2年目は求められている事に正しく返答出来る事を最優先に考えました。某アイドルグループが歌っていたナンバーワンでもオンリーワンでもなく、当たり前の事をしっかり出来る訓練を積む事が合格の近道だと信じています。

具体的な内容が少なく且つ稚拙な長文となり申し訳ありません。しかしながらこの記事が少しでも皆様のお役に立てば幸いです。最後まで読んで頂いた方、ありがとうございました。

★★★寄 稿 こ こ ま で★★★

以上、いかがでしたでしょうか。

Ozさんの素晴らしいところは、1年目の失敗をしっかり反省して、2年目は当たり前だけど重要なことをしっかりやり切って合格を果たしたところです。これは言葉にするのは簡単なのですが、実際にやり切ることはなかなか難しいです。また、仕事でも診断士試験の勉強で得たことを活かしておられるところがさすがだなと思いました。
Ozさん、素晴らしい体験記の寄稿、ありがとうございました!

それでは皆様、引き続き頑張っていきましょう!

 

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