合格のカギは現状分析(自分も与件も)—ゴンさんの合格体験記

明けましておめでとうございます。ZonEです。
今年もよろしくお願いいたします。

さて、本日はゴン さんの合格体験記をご紹介いたします。

—–寄稿ここから—–

合格体験記 ~鍵は現状分析(自分も与件も)~ ゴン

はじめまして『ゴン』と言います。実は中小企業診断士という資格を知ったのは10年以上前になります。就職活動を控えた大学生の時に資格があると就職に有利かな?なんて色々と資格を調べていた記憶があり、言葉として『コンサルタント』に憧れていました。その時はその程度で受験どころか勉強もしませんでした。そして2008年、経営について勉強がしたいと、この資格を目指すことにしました。

①1次試験での挫折

2009年ストレート合格を目指し、横浜にあるT○Cに通い始めました。正直1次試験については、それほど不安はありませんでした。と言うのも1次試験は知識試験であるため受験者の経験に大きく左右されます。会社で就業規則の見直しなど人事的なことや、第一種衛生管理者の資格のための勉強、簿記2級の知識、また実務で運営管理に触れているなど、勉強していて知識を体系的に再確認していく感じでした。苦労したのは暗記系3科目(情報システム、経営法務、中小政策)です。それでも暗記系は用語を暗記すれば良いってどこか安心していたと思います。

さて、蓋を開けてみたら総得点で450点を超えていたのですが情報システムで36点まさかの足きりとなり、自己採点をしていて絶望いたしました。不合格後も惰性で2次演習には参加しており、上位者に名前が出ていると言われても受け入れることが出来ずに過ごしました。同じ同期の受験生がストレート合格を果たしましたが、非常に嬉しかった反面、自分の中で悔しさがこみ上げてきました

②立ち直り

新年になると、ようやく自分を冷静かつ客観的に判断することが出来るようになり、1次敗退の分析と学習計画の確立に着手しました。その中で、1次敗退の理由は『うろ覚え記憶』であることに気が付きました。若干苦手意識があった経営情報システムの用語など、理解をしようとせずに暗記に頼り、暗記も正確にしていなかったのです。例えば『デュアルシステムとデュプレックスシステムの違い』これを明確に答えられなかったわけです。理解してしまえば簡単なのですが、暗記に頼ると似ている言葉に惑わされます。そのため情報システムは徹底的にテキストを読み込み理解するように勤めました。学習計画については2010年の2次本科生コースに申す込み、2次主体で行っていくことにしました。

③2次の開眼

1次試験は一度経験しているために自分でも、乗り越えられるイメージが付いていましたが、2次の勉強をしていても、まるで霧の中を彷徨っているような掴みどころのない不安感に包まれていました。各専門学校の模範解答に納得が出来なかったし、T○CのWEBで某講師が2次試験の事例Ⅲが終わった辺りで合格を確信できる受験者がいると言うのですが、どうしたらそうなれるのか、まるでイメージ出来ませんでした。

そんな不安の中でもらった言葉が晴天の霹靂と言うか、衝撃的でした

出題趣旨に書かれている現状分析能力だけで合格できる。』つまり課題解決能力や助言能力に焦点を当てると各予備校の模範解答のようにバラバラになり、どれも正しいだろうが、本当に合っているか判りません。でも現状分析にそれほど差はありません。これを実践していくと、キーワードに気が付くようになります。今年の事例Ⅰだと40~50代の社員がいないという記述は、『どこかで使ってください。』って言っているように見えてきます。助言の内容で得られる得点は、おまけであり、助言の内容が正しいとする因果の因で得点を狙うように意識するというわけです。

おかげで基礎点が安定するようになり、時間が足りなくなることもなくなり、演習でも上位に名前が連なるようになりました。実際、某講師の言った本番が終わった瞬間に合格を確信することができました。

④最後に

私は朝起きて勉強することは出来ませんでしたし、通勤も車で10分なのでほとんど活用できませんが、色々な方法で勉強時間を確保しました。その中で私の思う合格の秘訣は、毎年難易度や傾向が必ず変わるので、1次試験は暗記に頼らず理解するように心がけたこと、2次試験は『現状分析』に力を入れたことです。

皆様の参考になれば幸いです。

ゴン

—–寄稿ここまで—–

ゴンさん、ありがとうございました。

さて、一発合格道場では、引き続き皆さんからのmemo合格体験記・受験体験記をお待ちしております。
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