【模試活用】合理よりも情理の方が大事

こんにちは、マイスターです。

さて、「複数の視点から模試活用を見てみよう」ということで、始まったこの「模試活用」シリーズ。本日は私マイスターの視点から模試についてどう捉え、取り組んでいたかについてお話したいと思います

 

■模試から得られるものは何か? 「合理的な見解」

以前にこの記事でお伝えしたように、私は受験生時代に「毎週25時間は勉強する」とか「模試では上位10%を取る」といった定量数字をKPIとしてベンチマークして学習の進捗を図っていました。

そのため、模試の位置づけは

1、全受験生の中での自分の立ち位置を”定量的に図る”ためのチェックポイント

と捉えていました。

 

また、模試というのは受験校や市販のテキストだけでは網羅されていない「試験に出そうな論点」が盛り込まれてきます。何年も経験があり、少なくとも受験生よりも診断士試験を知っている受験校の講師の方が考えて出す問題なので、受験対策に意味のない論点は出してこないでしょう。そのため、2つの目のポイントとしては

2、受験対策上、必要な論点を補完する

という機会とも捉えることができます。

 

また模試は1次試験模試も、2次試験模試も本番と一緒のタイムスケジュールで行われます。本番さながらの制限時間の中で、科目ごとの「タイムマネジメント」を体得したり、実際の疲労感などを感じ取ることができます。という点から

3、7科目420点以上を確保するための本番シュミレーション

という場にもなります。

 

 

 

■模試はたくさん受けるべきか? 「情理的な見解」

一方でもっと情理(心理)的な面から模試の効果を述べてみたいと思います。

模試を受験するには確かに費用もかかりますし、直前期の丸一日をこの模試を受験することで失ってしまう・・・という考え方もあるでしょう。実際に、模試を全く受けずに合格された方もいらっしゃいますし、一方で私のように沢山受けて合格した方もいます。この質問に対しては人それぞれいろいろな考え方があると思いますが、私は以下の観点からたくさん受けることをお勧めしたいと思います。

 

<練習試合に出て試合の”勘”を磨く>

1つ目はとにかく「経験不足を埋める」ことに繋がる、からです。。特にストレート生は初めての本試験ですから「試合慣れ」をしていないのです。

例えば、野球のバッターは練習試合で色々なタイプのピッチャーと対戦して経験値を上げていきます。「頭」ではなくて、「身体」が投げられたボールに自然に反応できるように”勘”を磨いていくんですね。 練習試合に1回も出たことが無い人がいきなり公式戦で活躍できるでしょうか?

(というか、そもそも監督が出場させてくれないですよね^^;)

”というのは非常に曖昧な言葉ですが、ようは「頭でなくて身体で感じて覚える」みたいなことに繋がると思っています。

 

<場数を踏んで”揺さぶられた経験”を積み重ねる>

本試験を終えた後、多くの受験生は「やはり緊張して・・・」とか、「想定していたより・・・」といった言葉とともに感想を語ります。私もそうでした。はっきり言って、本試験が「スムーズ」に終わるなんていうことは、まずありません

十分に合格の実力がある人でも、多かれ少なかれ全受験生が絶対に何かしらの科目で
「嗚呼・・やってしまった。」
「もっとこうすれば良かった・・・」
「もう絶対足切りだ・・・(天を仰ぐ)」

とか思う(思った)ものだと思います。

基本的に診断士の本試験は「想定していなかった問題」だらけになります。知っている論点だけど今まで見たことのない出題形式が出てきて時間を食わせたり、全く知らない論点が第1問とかに出てきて受験生を焦らせるのです。しかし、一発勝負の試験。強い揺さぶりをかけられたとしても「その場で最大限の結果を出す」ことが求められます。

事前に模試で数多く失敗したり、後悔して、本試験への対策をイメージできるまで考えることができたかどうかが、一発勝負の本番で力を発揮できるかどうかを決めます。沢山の揺さぶりをかけられて失敗した経験をどんな状況にも対処できる現場対応力を上げていかなければいけないことを示しています。

 

<模試を受けることで、この試験が競争試験であることを認識を深める>

最後に、模試は結果と順位を数字として受け取ることで、ハッキリとこの試験が「競争試験」であることを認識させてくれます。

診断士試験は毎年合格者の上限が決まっているので、毎年一定数の方しか合格することができません。世知辛いのですが「少数の誰かが合格して、多数の誰かが不合格になる」のが事実です。

私は、本試験が終わる瞬間までこの認識を持ち続けることができるかどうか、が大切だと思います。

・直前期のある日に、もうプラス1時間頑張って勉強できるかどうか
・本試験当日に最後まで必死にファイナルペーパーを読み込めるかどうか
・「 この問題は難しいから、解けなくても問題ない」と本試験中に冷静に判断できるかどうか

この試験が”競争試験”であるという認識を強く持てるかどうかで、自分の行動も変わってくるのではないかと思います。

 

 

さて、つらつらと書いてきましたが私の場合は、

・実力チェック用にに4月に2次試験、5月に1次試験 (L●C模試) 

・直前対策でL●C模試、T●C模試

・2次試験対策でにL●C模試、T●C模試、マン●ワー模試

などを軒並み受けてきました。「あまり点数に一喜一憂するな」と言われますが、実際はものすごく一喜一憂していました。
もちろんお金もかかりましたが、自分にとっては意味のあるプロセスだったのだと思ってます。

 

 

少し個人的に情熱ほとばしるエントリーになってしまいましたが、ここから先の時期は頭で考えるより、がむしゃらに強い気持ちを持って本試験まで走れるかどうか、ではないでしょうか。

といった想いも込めてのエントリーになります。もし皆様のご参考になるようでれば幸いです。

 

それでは今日も一日コツコツと。

マイスターでした。

 

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