【中小企業政策】まずは確実な知識を5政策!
こんにちは、イラサムです
さて、某予備校ではいよいよ一次試験最終科目 中小企業経営・政策の講義の終盤かと思います
この科目は暗記要素が大きいため、得点は短期間で伸びやすいと言われていますが、一方で覚えるのも決して楽なものではありませんでした
なぜなら、試験範囲内にたくさんの政策が存在特徴がわかりずらく、記憶に残らない などなど
と言いつつ、覚えないと1次試験は突破できません
なので、本日は似ている政策を比べて見ることで特徴を顕在化し、記憶に残るようにするため5つの政策をピックアップしてみました
これは、全部の政策を一度に覚えるのは無理があるため、確実な知識を1つ1つ増やすことの方が効果的との考えからです(←急がば回れというやつ)
では早速見ていきましょう
中小企業政策で似ている政策は次の3つだと思われます(代表的なもの)
1、共済制度
2、新創業融資制度 とマル経融資
3、組合制度
今日はこのうち1・2を確認!
1.共済制度
共済制度はご存知のとおり、3類型あります
まずは下記図表をご覧ください
並べてみることで、重なるところや、違うところがより見えやすくなりませんか
さらに、ダメ押しで各制度の特徴を簡単に確認です
No1、中小企業退職金共済(略して中退共)
・3つ共済制度の中で唯一取扱機関が勤労者退職金共済機構になります
・退職金は従業員に直接に支払われます(企業を通してではないので注意です)
No2、経営セーフティ共済(中小企業倒産防止共済制度)
・3共済制度の中でも、貸付制度である点が特徴。目的は中小企業の連鎖倒産防止
・貸付上限が8,000万円と決まっているため、積立額の上限が800万円までになっている(貸付金額は積立額の10倍以内なため)
・支援政策で唯一、無担保・無保証・無利子の三拍子
但し、無利子と書いていながら、融資金額の10分の1を積立金から納付するため、実質利率1割
・加入条件として1年以上継続して事業を行っていることが必要(←他の共済制度には事業期間の条件はなし)
No3、小規模企業共済制度
・小規模企業者でないと加入できない
・掛金は会社の損金はなく、経営者個人の所得から控除(経営者の個人資産から払うため)
また、掛金の範囲の覚え方はそれぞれ
中退共:5,000~30,000円
⇒ご(5)さん(3)⇒誤算
経営セーフティ:5,000~20,000円
⇒ご(5)にじゅう(20)⇒5×2=10
小規模共済:1,000~70,000円
⇒いー(1)な(7)⇒いーな
と語呂合わせを使っていました
続いて、2つ目見ていきましょう
2.新創業融資制度 とマル経融資
この2つは制度としての関連は低いモノの、内容に共通点が多いため一緒に覚えた方が効果的です
まずは、先ほどと同様に表で確認★
続いて、ダメ押しの特徴確認です
No4、新創業融資制度
・創業の促進が目的なため過去の業務経験などは必ずしも求めておらず、門戸を広く開放している
・無担保・無保証人はマル経融資と同じだが、低利でない
No5、マル経融資
・利用する際には商工会議所からの推薦が必要
・融資条件(返済期間)が覚えやすい
左上から10年7年2年1年なので、
じゅう(10)なん(7)に(2)いこう(1)
⇒”柔軟にいこう”と覚えてました
ちなみに、新創業融資も語呂合わせを作ろうとしましたが、こちらは10年7年6ヶ月なので、じゅう(10)なん(7) ム…(6)ム…(6)といくら考えても後半がしっくりこなかったのであきらめました(またマル経融資とセットで覚えたため、語呂合わせを作る必要なく覚えられたことも理由です)
今回は以上になりますが、政策がたくさんあって覚えられないという方はまずこの5政策(プラス組合制度)から始めてみたらいかがでしょうか
比べられるぶん、記憶に残りやすいと思うので
5政策を確認したら、是非過去問(スピ問)で出題をチェックすると、記憶定着により効果的です
共済制度なんて、ほぼ毎年出題されてますから!!
では、今日も頑張っていきましょう
by イラサム
おと様
コメントありがとうございます。
こちらも励みになります。
TAC模試に向けて勉強中とのこと、道場では模試を本番のつもりで受けることを薦めています。なので、是非勉強会のメンバーで協力してベースアップを図ってください!
こちらも参考になる情報を提供できるようにがんばっていきますのでよろしくお願いします。
なにかありましたら、気軽にコメントください。
いつも、非常に参考になる記事をありがとうございます。
20代中心勉強会の「おと」です。
中小企業施政策は、なかなか気が乗らない科目ですが、6月末のTACに模試にあわせて、知識の整理をしているところに、タイミング良くこの記事がありました。
今後も、引き続き参考にさせて頂きますので、よろしくお願いします。
おと