【合格体験記】目標は合格・勉強はツール – 自分にあった勉強法で一発合格 – ~現代のサムライさん~

明けましておめでとうございます!うちあーのです。
今年も何卒もよろしくお願い致します。

 

一年の計は元旦にあり

みなさんは今年一年間の計画を立てられましたか?
一発合格道場の読者の多くが挑戦されるであろう中小企業診断士試験。例年通りだと、下記のスケジュールになります。

5月15日
第1次試験案内公開 & 受験申込受付開始

8月3日・4日
第1次試験

8月23日
第2次試験案内公開 & 受験申込受付開始(第1次試験免除者のみ)

9月3日
第1次試験合格発表 & 第2次試験受験申込受付開始(当年度合格者)

10月20日
第2次筆記試験

12月6日
口述試験を受ける方の発表

12月15日
口述試験

12月25日
合格発表

※あくまでも例年ベースの予想です。正式には5月中旬ごろ中小企業診断協会のHPにてアップされますので必ずそちらをご確認ください。

 

元旦はそもそも1月1日の朝を指しますが、今からでも遅いことは全くありません。上記にご自身が利用されている受験校のカリキュラム模擬試験(他校含む)の予定を加えて、今年の診断士試験挑戦の骨格を真新しい手帳に書き込んで、一年の計を立ててみては如何でしょうか?

さて、昨年末からこの道場に続々と合格体験記・未合格体験記が寄せられています。本日の合格体験記は、2012年度に見事ストレート合格を果たされた現代のサムライさんです。
早速ですが、まずはお楽しみください。

 

===寄稿ここから===

1、      はじめに

はじめまして、「現代のサムライ」と申します。TACの1・2次ストレート本科生に12月から途中合流をし、そのまま平成24年度中小企業診断士試験に合格しました。さて私の勉強方法は他の方と比べとても変わっていると思います。なのでこんな勉強法もあるんだという意識で眺めていただければと思います。

ではこれから実践していたことをいくつか紹介していきますが、全部に共通した課題がありました。それは「理解する」ということです。これから紹介する方法はそのためのツールという位置づけでお読みいただけると幸いです。

 

2、      私の勉強法 ― 1次試験 ―

Ⅰ、予習は色分けの時間

予習は気合をいれて行っていました。予習の内容は一言で言ってしまうと次の講義で扱うテキストの該当部分を読み込むことをしてました。しかしその読み方は普通ではありません。テキストの文章構成を意識したかったので、まず全体を見てから部分を読み込むということをしていました。具体的に申しますと、例えば企業経営理論の目次を見ていただくと、大きく「戦略・組織・マーケティング」と3編に分かれており、各々の編は4~9程の章からできています。さらに各章もいくつかの要素から、そしてさらに細かい要素というように構成されています。なのでまず同じレベルの要素を確認してから1段小さい要素を確認し、この文章は全体から見てどんな位置づけあるのかを考えるようにしていました。

また文章の読み込みでもメリハリをつけていました。イメージとしては骨組みを確認して、その後に肉部分を見ていくことをしていました。骨組みとはその文章の最も言いたいこと、肉部分は骨組みを説明している箇所です。例をあげると、「デファクトスタンダードとは○○のことである。その例として~」という文章のとき句点までが骨組み、「その例として~」以降が肉部分です。

そして要素をピンク、骨組みをオレンジ、肉部分を黄色というようにそれぞれを色分けしていました。

その後、予習時に理解できなかった部分を理解することが講義での目的でした。

Ⅱ、答練では語尾を予想する

特に経営・法務での話になりますが、問題をスピーディーに解くために、一つ一つの肢を読むときには語尾が何だったら正しい肢になるかを予想するようにしていました。具体的には、「語尾が肯定なら正しい肢だな」と予想しながら読んでいきました。そうすることで①スピーディーな判断の練習②予測することができるレベルの知識が身についているかの確認をしていました。

 

3、      私の勉強法 ― 2次試験 ―

2次試験の準備としては、問題を解くことを重視し、その中でプロセスの確認を行っていました。およそ3ヶ月の期間でしたがその中で2つやり方を修正して本番に臨みましたので、そのうち1つをご紹介したいと思います。

Ⅰ、「与件文からメモ書きに転記」→「転記するのを止める」

回答案を考える際に与件文からキーワードを抜き出し、矢印でつなげ因果関係を視認できるようにしようと試みていましたが、メモ書きの作成に時間が想像以上にかかっていたため、回答時間を80分に収めるためにメモ書きを作るのを止めました。その代わりに与件文に直接に書き込むようにしました。例えば、問題点と対応策を聞かれていたら、与件文の問題と思われる箇所に直接「問題」と書き込み、その原因部分に「改善」と書くなどしていました。

 

4、      試験直前期、意識的にオン状態にする

これは1次にも2次にも共通して言えることですが、文章の理解力にギャップが生じた経験はないですか?調子がいい時は文章が頭の中にスーと入ってくるが、一方で何度も読んでも理解できない時もあるなどです。私の場合そのときの時間効率の差が顕著でした。なので、どうしたら本番で調子がいい状態、いわゆるオン状態にできるかを考え実行しました。それは“本番前にある動作をする習慣”を作ることでした。具体的には「開始時刻の前に30秒目をつぶる」というものです。これを過去問を解く前に必ず行っていました。おかげで答練時と普段とでメリハリをつけることに成功しました。

 

5、      終わりに

私がストレート合格できた1番のポイントは、“腹を据えた”ことだと思います。昨年の今頃を振り返ってみると目の前の科目を理解することに一生懸命でした。そしてこの1年間は空いている時間のほぼ全てを勉強に費やしていたと自信を持って唱えることができます。その積み重ねが合格に結びついたと思います。

いま勉強をされている皆様へ、最後までお読みいただきどうもありがとうございます。1年は決して長くないです。合格を勝ち取るためにはいかに効率良く勉強するかにかかっていると思います。是非頑張ってください。

 

===寄稿ここまで===

 いかがでしたでしょうか?

こぐまがこちらの記事で指摘している通り、お寄せ頂いた合格体験記を読んでいると合格者に共通したコンピテンシーが見えてきます。現代のサムライさんの場合、ご自身が言っている通り勉強法については独自の方法かもしれませんが、

・何のための予習か、講義に出席する目的は何か、を明確にした。
・選択肢を見分けるための仮説を立て、愚直に実行した。
・2次試験の解答プロセスを見直し、80分を最大限活用できるように修正した。
・1年間空いている時間を地道に勉強に費やし続けた。

などは、ある意味合格者特有の行動パターンでしょう。

加えて、現代のサムライさんが語ってくれたのは「本番力」いかに本試験で自分の持てる力を最大限に発揮できるか。私もこれは本当に本当に大事だと思います。みなさんも過去問や答練に臨む際に、どういう準備をすればオン状態になるのか、ならないのか、を今から色々と試して、ご自身なりの「本番力」を研鑽していくとよいでしょう。

現代のサムライさん、成功への示唆に富んだ貴重な体験談を寄稿頂き、本当にありがとうございました。

 

Ciao!
by うちあーの

 

 

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