【もやもや解消セミナー】開催報告 & 【1次模試】GWもう一つの模試

こんにちは。こぐまです。

昨日は、「第2回道場セミナー もやもや解消セミナー」を開催しました!
天気の良くない中、またお忙しい中、ご参加くださった皆様、ありがとうございました。

今回は、道場としても初めての取り組みとなる「上級生向け2次試験」に関するセミナーでした。
2次試験まで半年弱のこの時期、道場メンバーが実際に利用した各種ツールのご紹介で「拡散」し、その後、うちあーのひめによる、解法プロセスの実演と解説を行うという、かなりチャレンジングな取り組みでしたが、皆様から活発な質問や前向きの反応をいただきました。

セミナーのメインコンテンツは、実際の問題用紙を使って、2人が本試験で行っていた80分のプロセスの主要部分(設問解釈、与件読み、対応付け等)における対処の仕方をそれぞれの動画でお見せしながら、やっている作業の意味や内容を説明するという比較プレゼンでした。

解法プロセスをはじめ、2次試験への対応方法は人により様々であり、各受験校がそれぞれの考え方のもと、指導に鎬を削っています。

そのような中、今回は、昨年度の2次筆記合格者794名のうちの2名の実例をお見せすることで、プレゼン中、何度も繰り返し申し上げていましたが、

「 やり方(how)はまったく異なるが、なぜそれをやっているのか(why)はほぼ共通している

ということがお分かりいただけたのではないかと思います。

そして、試行錯誤で築いた自分の解法プロセスを、PDCAを回しながら改善を加えつつ、いつでも安定して再現できるまで反復練習し続け、自分固有のプロセスに磨き上げて本試験で安定して合格答案を作り上げるレベルに持って行ったということをお伝えしました。

懇親会も盛り上がり、あちこちで事例文を取り出しながら議論をしていたグループもあり、道場メンバーの一人ひとりがそれぞれ違ったhowを持っていたことをご理解いただけたのではないか、と思います。
でももっと重要な「why」には、結局のところそれほど大きな相違はないと 、我々自身も改めて感じることも多々ありました。

今回は従来と異なり、「これ」という一つの結果を示すことはしませんでしたし、またできることでもありません

セミナー冒頭でらいじんハカセが頭痛薬の例で申し上げたように、「処方箋は人それぞれ、その人にしかわからない」からです。

「拡散型」のセミナーでしたので、参加された皆様が、ご紹介した解法プロセスや各種ツールの中から、ご自分の処方箋に合ったものを取捨選択し、ご自分のスタイルへ「収束」していくためのヒントになれば、道場メンバー一同、これに優る喜びはありません。

ご参加いただいた皆さま、本当にありがとうございました。

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◆1次模試について◆

さて、今日のもうひとつの本題は、ゴールデンウィーク中に実施される模試についてです。

TACの2次チェック模試は他の執筆陣がやる気満々で書いてくれているので、私はもうひとつの、5/3~4に実施されるLECの1次ステップアップ模試について「この模試から何を得ることを目的とするか」書いてみます(ちなみに、私はストレート生に関する2次チェック模試は「個々人の判断、できれば受けておいた方がよい」派です)。

LECのHPを見る限りでは、本試験並みの出題内容のようです。
受験生がトータルで何人くらいになるのかわかりませんが、周囲にもストレート生でLEC模試を受ける方がいますので、特に初めて7科目を2日間で受ける方を念頭に置きますね。


◆ストレート生の方の目標設定◆

基本講義と養成答練の終了直後のこの時期に、本番同様の模試を受けようと考えた理由・動機は各人様々でしょうが、7科目という広大な範囲の試験に対する漠然とした不安感から、どれだけ対応できるものなのか試しておこうという方が多いのではないでしょうか。

この模試から何を得られるかは、やはり事前の自分の受験意義の再確認と目標設定をしっかり行っておくこと次第だと思います。

すでに過去問に取り組んでみてレベルを体感している方でも、本番同様の時間帯と緊張感の中で7科目を連続して解くと、普段はできるはずのことができず、ポカやど忘れが出てくるはずです。

時間に追われる中では、特に、問題や選択肢を構成している基礎的なパーツを上手く頭の中から取り出したり、組み合わせたりすることができなかったりします。

いずれにせよ初体験ですので、2日目15時までの戦い抜き方とそのハードルの高さを知る良い機会であることに違いありません。

ご自分の現在の実力を冷静に見つめ直し、

・何点くらいを目標にするか
・何を試してみるか
・何をやらないようにするか

など、 決めておきたいです。

そして、2点、3点、4点と、1問でも多く正答を積み上げる執念を持って臨みたいですね。

 

◆模試で試すべきこと◆

本試験とまったく同じスケジュールで実施されますので、受けるからには自分のやり方、過ごし方を試してみて、精神状態がどんなものか、どれだけ疲れるものなのか、2日間で経験してみてください。
例えば次のようなことです。

①朝、何時に会場に着いておくか。
②試験開始までの過ごし方…メモを読む、スピ問を解く、ぶらぶらする等。
③休み時間30分の間にやること…トイレ、タバコ、次科目の詰め込み、目を休ませる等。
④問題への取り組み方。1問目からひたすら解くか? それともちょっと時間を食うがざっと最後まで眺めて、できそうなところから解くのか
⑤問題を後回しにしたことによるマークミス(行ずれ)を防ぐためのポカヨケ
⑥不適切肢選択問題で、適切肢を選ばないようにするポカヨケ
⑦昼ごはんに何をどの程度食べるか。科目間の休みに、甘いものなど何か口に入れたほうが良さそうかどうか。
⑧1日目が終わった後の夜、2日目3科目の勉強をどれだけやるか。

自分の実力、性格、体力も勘案して、いろいろと試行錯誤ができる機会です。
完成答練にも生きていきますので、これ以外にも気付いたことがあったら、講師や先輩の助言を仰ぎながら、「何を目的にして何を得たいか」をきちんとイメージして受験しましょう。

 

◆問題の目利き力◆
どの科目も、1問当たり平均2~3分しかかけられません。
また、見たこともない論点が出題されることもあります。受験校のカラーが微妙に反映されたりもします。
従って、問題の目利き力が重要です。

・問題を見て、後回しにする(上述)、捨てるなどの判断。
・解けると思ったができない場合の対応判断 →拘らないで次へ進む(特に財務・会計)。

このような割り切りは結構難しいものですが、完璧主義は不要。
自分がどういうタイプなのかを分析し、模試での対応方法を決めて試してみましょう。

 

◆選択肢の絞り込み◆
判断に迷う問題は、4~5択を何とか2択まで絞る。その際、必要になるのが基本講義、養成答練、スピ問等で養われた基礎力と、大いなる常識。
現在の力でそれがどこまで対処可能か?

「~する必要はない」、「~しなくてもよい」、「~するだけでよい」、「~するつもりはない」などの極端な言い切りや断定は不適切な内容である可能性が多いです(全てではない)。

また選択肢の文章の前半と後半で矛盾している内容が忍び込んでいることもあり、要注意です。

 

◆ポカヨケ考案と設置◆

以前よりポカヨケの重要性を何度かお話ししてきたと思います。
1次試験については、私も答練でポカが結構多かったので、次のように少しずつポカヨケを作って修正していきました。

・設問順に解かずに飛ばした場合: 飛ばした設問左側(問題用紙)に大きくをつけておく。
・一応マークしたが、後で見直したい問題は設問(問題用紙)にレ点をつけておく。
・マーク行ずれを防ぐため、5問ごとにチェック
・不適切肢選択問題: 問題用紙設問文の右横に大きく×をつけておく。
・全部マークした後、最後のマーク番号が設問番号と合っているかどうか確認する(違っていたらどこかで行ずれが発生している!)。

 

◆模試の結果◆

5月15日には結果が判明するようです。
本試験並みであれば、平均50~55点取れれば十分なレベルだろうと推測します。

正答率が高いのに間違った問題 →最優先の復習課題
・母集団の人数にもよるが、上位20%に入れなかった科目 →合格レベルまで遠い

自分の弱点分野を明確に把握し、すぐに始まる怒涛の7週間(完成答練)に生かすチャンスとすべきです。

2日間という貴重な時間を費やす模試ですので、受験前の目標設定を行い、結果を自己分析して、怒涛の7週間を駆け上がる原動力としてください。

 

by こぐま

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【もやもや解消セミナー】開催報告 & 【1次模試】GWもう一つの模試”へ6件のコメント

  1. こぐま より:

    ばんちょう様

    コメントありがとうございます。お久しぶりです。
    一次模試受験、たいへんお疲れさまでした。

    この段階で疑似本番を体験されたことで、課題がより明確になったのではないでしょうか。
    肩こり対策もそのひとつですね(笑)。

    ここからが本当の勝負ですので、完成答練の坂を高得点で駆け上がってください!

  2. ばんちょう より:

    LEC模試初日の4科目を終えました。意外と集中力を保つ事が出来たのですが、運営管理を終えた後にとんでもなく肩がこっている事に気付いてびっくり。これから二日目直前の詰め込み開始します。完成答練、TAC模試に活かせるよう、色々と「試行錯誤」してきます!

  3. こぐま より:

    はまっち様

    ご理解賜り、ありがとうございます。

    次回のセミナー、是非お越しいただけるよう、道場一同、知恵を絞ってまいります。

  4. はまっち より:

    こぐま様

    回答ありがとうございます。残念ですが、趣旨は理解できます。次の2次のセミナーを心待ちにしております。

  5. こぐま より:

    はまっち様

    コメントありがとうございます。

    申し訳ありませんが、動画はアップはいたしません。
    セミナー全体の流れの中でのプレゼンであり、動画だけを切り離してしまうと、今回のセミナーの趣旨・目的が伝わらないということが理由です。

    ご理解賜りますよう、よろしくお願いいたします。

    次回、はまっち様とお目にかかれることを楽しみにしております。

  6. はまっち より:

    参加できずに残念でした、、、。動画をアップする予定とかありませんか?ぜひ、ひめさんとうちあーのさんの解放プロセスを見たいです

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