【法務】過去問の回し方・ビジ法問題集の活用

こんにちは、ひめです

少しずつ春めいてきましたね♪4月から新年度を迎える会社も多いと思います。
私の方は先日、来期部署の内示を受けました。希望が通り、半分お仕事内容が変わることに。社長や人事役員も、「診断士の資格を取ったこと」を勘案して希望を叶えてくれたので、資格を取ってよかったなと思いました

さて、法務WEEKのお題に合わせて。私は法務は2年間お勉強しました。 苦手意識はなかったのですが(不合格だったH21は58点)、理解が深まればまた違うポイントで選択肢に悩むので、なかなかやっかいな科目だなーという印象です。

初学者の方向けと、上級者の方向けに分けて、自分がやってみて効果が高かったと感じたことを書かせていただきます。

■初学者向け:過去問の回し方

毎回の講義の復習時に、テキスト脇に書かれている過去問を解く。(年度ごとに解くのではなく、テーマ・領域ごとに解く)

本番でどんな問われ方をするのか、早いうちに感覚(シズル感)を身につけるため

☆解いた際、過去問題集の各問の左上に以下をメモしておく。
●T○Cリサーチによる回答率を示すランク
 (A=正解率80%以上 ~ E=正解率20%未満)
どの程度自信を持って解答できたか
◎=自信をもって正解
○ =ちょっと迷った(二択まで絞れた)けど正解
△=たまたま当たった感じ
× =不正解

養成答練の前に、直近5年分をひととおり解きなおす。
・上記☆印と同様、メモを残す。(時間がない時は、ランクABCのみ。年度ごとに解く)

完成答練の前に、直近5年分を解きなおす。
・上記☆印と同様、メモを残す。

3回過去問を解くと、自分の弱点が見えてきます。基本的にはこんな感じで、今後の対応を分類しました。
<マーク別:今後の対応>
◎◎◎
・・・ばっちり覚えている論点だから、もう解かなくてOK

×××かつD・Eランク
・・・頻出出題領域だったら、がんばって理解する。たまたま出た論点だったら思い切って捨てる

×××かつA・B・Cランク
・・・まわりの受験生が比較的解ける問題。特にA・Bランクは悩まずに解けるまで理解する

○や△が並んでいる
・・・要注意。本番で一番失点しやすいパターン。まず全ての選択肢を文節ごとに区切って、どこが迷うポイントだったのか犯人を追及。その論点を表にまとめる等で、自分の言葉で再整理する
その次に、自分が作問者のつもりになって「この選択肢を○→×にしたかったらこう書き換える」ということを考える。

試験前に、上記をもとに優先順位の高いものから解きなおす。

T○Cの答練・模試の復習よりも過去問に触れることを優先
答練の問題は本試験問題の「レプリカ」であり、「本物」ではありません。本試験でどういう論点が良くでて、どういう問われ方をするのか、どういう間違い選択肢の作り方をするのか(ひっかけてこようとするのか)、を知るのは本物(過去問)に触れるのが一番良いと考えたからです。

【まとめ】初学者の過去問の使い方
・最初:領域毎に解いて、本番での問われ方を知る
・解く際に、回答率のランク、自分の理解度のログをつけておく
・直前期:論点の出題頻度、回答率のランク、自分の理解度の傾向を踏まえ、
優先順位をつけて解きなおす



■上級者向け:本試験をにらんだ理解の広げ方・深め方

正直に言うと、去年の今頃は震災直後で公私ともにいろいろありまして、正直1か月ほどあまり勉強できていませんでした・・。
GWまでにやったこととしては以下です。

完成答練の前に、基本テキストを読み直す。
T○Cでは、上級生にも基本テキストが配布されるのですが、講義で触れることはありません。なので、これをひととおり読み返しました。昨年のテキストと比較して抜けた論点、加わった論点を眺めることで、T○Cが今年の本試験でどこが出ると予想しているのか(*)を把握しました。

*プロの講師の集まる予備校の予想なので、これはこれで貴重な情報。でもそこに頁を割くことで抜いた論点から出題されるかもしれないので、抜けた論点の出題可能性を自分なりに予想し、必要だと思ったら個別ケアしました。

単語帳(8cm×15cm位)を作る
きっかけは、渋谷校の御大M先生の上級講義を受けた際に、「春くらいまでに、試験前日に見直せるような1,2時間でその科目の論点を振り返れるツールを作りましょう。」と言われたからです。1年目は「一次完成講義レジュメに全部書き込む&付箋を貼りつける」というスタイルでしたが、2年目で時間にもゆとりがあるのでツールでも作ってみるか、と。

表面に自分で作問し、裏面に解答とポイントを書きました。二度とテキストを読まなくても80点取れる良いように、という意識を持って、基本&上級テキストの主論点を全部単語帳に落とし込みました。GW前の完成度は、正直5割程度(40枚くらい。超頻出論点はほぼカバーされている状態)

答練や模試が終わる毎に、少しずつ肉付けしていきました。自分でまとめると、理解が深まるなというのを改めて感じました。2次対策も平行学習している中で、すき間時間に見直せるツールがあると効率良く暗記できて便利でした。

ビジネス実務法務2級(以下、ビジ法)の勉強をする
上級クラスのスタートした頃の12月に、ビジ法の資格を取りました。その理由は①関連資格の勉強をすることで、理解を深める、②難易度の低めの資格を取って勝ち癖を取り戻す(笑)、③試験慣れをする、ためです。

私は、やってみてよかったです!ビジ法は大会社向けの論点が多いかな、という印象でしたが、経営法務と被っている論点は感覚的に6~7割。ビジ法では特に「倒産・債権回収」と「国際紛争」の論点が充実していたように思います。この2つの論点は、今後出題されてもおかしくないな、と自分では思っていたので、理解を深められてよかったです。

ただ、次回のビジ法の試験は7月と、1次試験の直前なので、ここにリソースをかけるのは得策ではないかも。もし受けてみようかな、という方はGW前までに「過去問2回分+下記の一問一答」を解くだけにとどめておき、その後はビジ法の勉強は特段せずに7月の試験を受ける、という程度が良いように思います。

ビジ法のテキストを辞書代わりに使う
単語の意味がイマイチわからないな、と思った時にはビジネス実務法務検定試験2級公式テキストを辞書代わりに使ってました。WEBで検索すると、私はあちこち探してあっという間時間を浪費してしまうので、この公式テキストに書いてある範囲に制限して理解を広めました。上級生のワナとしては、知識を無用に広げてしまうことなので、広げすぎないように要注意。

■過去問も見飽きたし良い問題ないかな、と思っている方
とても役立った問題集はビジネス実務法務検定試験2級「一問一答エクスプレス」(TAC出版)です(※私が購入したのは2011年度版)。よかったら手に取ってみてくださいね。私は、ビジ法の勉強をした際に「経営法務の試験前に見直したい論点」に印をつけておいて、一次試験の直前に印の部分を中心にパラパラ読み返しました。

【まとめ】上級者の本試験をにらんだ理解の広げ方・深め方
・TACの出題予想を把握した上で、自分でも出題予想をする(=主要論点を把握)
・効率よく全体俯瞰&暗記できるツールを用意する
・関連資格の問題集・テキストを活用。その範囲に限って理解を広げる&深める
(※無用に広めすぎない)

ではまた来週♪

by ひめ

 

 

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