学習仲間と共に
みなさん、こんにちは!
明後日のウズベキスタン戦では宮市のゴールが見たいうちあーのです。
先週水曜日、TAC池袋校Y先生クラスの懇親会に行ってきました。
Y先生は、私が受験生1年目に大宮校でお世話になった先生で、同じく教え子@新宿校、(今は飲み仲間)らいじんを介して懇親会の開催を知り、少しでも受講生の方々のお役にたてればとの思いで参加させて頂きました。
平日クラスは土日クラスと比べ、講義後の交流も疎遠になりがちらしく、「クラスの交流を活発にしたい」という目的もあったようですが、その目的は十分すぎるほど達成された和気藹々とした懇親会だったと思います。
私自身も合格体験談を中心に色々とお話しさせて頂きましたが、参加受験生のみなさんがとても真剣な眼差しで聞いて頂き、こちらも身が引き締まる思いでした。
また、中には私のブログや道場記事をよく読み共感頂いている方もいらっしゃって、とても嬉しかったです。
楽しい時間を共有させて頂いたY先生はじめ参加受講生の皆様にこの場を借りて御礼を申し上げます。
今回の懇親会参加で改めて「学習仲間の大切さ」を実感しました。
長丁場の受験勉強期間中にモチベーションを維持しながら、効率的かつ楽しく学習していくために仲間の存在は欠かせないと思います。
その意味で、今回の懇親会では「今まであまり交流が活発ではなかった」とは思えないほど参加受講生のみなさん同士でいい関係が築けた様子だったので、大きなメリットを得たのではないかと思います。
私自身、「学習仲間がいたからこそ合格できた」と心底から言えます。そこで、今回は私にとっての学習仲間について書きたいと思います。
◆学習仲間と共に楽しむ◆
TACに通い出して間もない時期に、奇しくもY先生のお声掛けで開催された懇親会に参加し、一気にクラスメイトと打ち解けました。
考えてみれば、義務でもなく自発的に学習しようという意識の高い人たちと知り合える場というは、普通に生活していたらなかなか得難いシチュエーションですよね。しかもそのメンバーの職種も業界も年齢も様々とくれば、話をしていてもすごく楽しいし、お互い刺激になります。自分の中で常識だったことが実は非常に非常識だったりして(笑)。そんなこんなで、いつしかTACの仲間に会える土曜日が待ち遠しいと感じるようになりました。また土曜日だけでは飽き足らず、SNSでコミュニティを立ち上げて土曜日以外でもコミュニケーションを取れるようにしました。
2年目の池袋校T先生クラスでは、2次本科だったこともあり、より密度の濃いお付き合いでした。特に同じ勉強会グループの仲間とは毎週講義後に行うインフォーマルグループ学習の後、夜な夜な池袋ラーメン屋巡りをしていました。
そんな素晴らしい仲間たちが周りにいたからこそ、2年間向上心を絶やさず、モチベーションを維持できたのだと思います。
◆学習仲間と共に競う◆
学習仲間はライバルでもありました。答練や模試が終わるたびにお互いの結果を晒し合い、お互いをベンチマークとして競い合っていました。
答練や模試のデータを見れば、全体の母集団での自分の位置は分かりますが、同じ講義を受けているクラスメイトとの勝負というのはやはり刺激になりました。どんなに高い点数をとっても、ライバルに負けたらやっぱり悔しいと思い、更に努力をしました。単純に点数を比べて勝った・負けた、というだけでなく、どの問題が取れた・取れなかった、何故・どのようなプロセスで解答を導出したか・できなかったか、どこをどう迷ったか、時間配分がどうだったか、等を話し合うことで切磋琢磨していました。気心が知れた身近な仲間と競い合い、そしてその結果を情報共有することでお互いを高めることができたと思います。
また、相対的な試験である2次試験対策においては、そうすることにより、だんだんと合格の相場観みたいなものを養うことができたと思います。
◆学習仲間と共に利用し合う◆
ライトなケース(初学者向け)であれば、メールで質問し合うっていう仲間がいました。平日の仕事中にいきなりの着信で「流動性選好理論って何だっけ?」みたいな。送った本人は、テキストが手元になくてもネット上で検索すればテキスト以上の情報が手に入るのですが、あえて不意な質問をすることで、答えを期待するのみならず、受信者に「覚えてるか~?」って呼びかけているようにも思えます。お互いに不意をついた質問を重ねることで、楽しみながら瞬発力を上げたり、知識の曖昧さを軽減したり、また特殊体験による長期記憶化を図ったり、といった効果が得られます。
またJCは、こちらの記事で「説明できる力」を説いています。
あと、ちょっとディープなケース(上級生向け)ですが、私が2年目の1次対策応用力強化のためにやっていた「作問合戦」(「私の合格体験記」ご参照)なんかも、学習仲間の利用と言えます。例えば、経済学だったらこんな感じ。
=================================================
(問題)
2008年9月、リーマン・ブラザーズの破綻後、FRBは思い切った経済政策を行って世界的な大恐慌となるのを防いだ。
(設問1)
時の判断を行ったFRBのベン・バーナンキ議長は、「_____は正しかった」と感謝した。
下線部_____に当てはまる人物名を答えよ。
ア. カール・マルクス
イ. ジョン・メイナード・ケインズ
ウ. ダニエル・カーネマン
エ. ミルトン・フリードマン
(設問2)
この時行われた具体的な政策を答えよ。
ア. 税率の引き下げ
イ. 通貨供給の拡大
ウ. 金利の引き下げ
エ. 財政支出の拡大
=================================================
私のこの出題に対して、学習仲間が解答とその選択肢を選んだ理由を返信。それに対して、私が解答と解説を返信。作問者側は、作問し解答解説を作成するだけでもかなり理解が深まり力が付きます。更に出題のネタ探しや選択肢の作り方等を通じて出題者の意図等を理解できるようになるというメリットもあります。一方、解答者側は初見問題やスピ問等の改題により多く触れられるというメリットがあります。これを繰り返すことにより学習仲間同士で基礎力から応用力までを高め合うことができました。
2次対策における「学習仲間の利用」というのは、ちょっとやそっとじゃ語り尽くせないので、また別の機会に書きたいと思います。
いずれにせよ、JCも書いているようにGive&TakeというかGiveが大事です。
◆学習仲間と共に支え合う◆
先に「2年間向上心を絶やさず、モチベーションを維持できた」と書きましたが、実際にはスランプもあれば、気分が乗らない時など当然短期的な波がありました。そんな時に励まし合ったり、気分転換に飲みに付き合ってくれたりして、戦意を掻き立ててくれたのもまた学習仲間でした。
学習仲間と共に支え合うことで、モチベーションを維持し、それが継続的な学習に繋がり、最終的には本番で「絶対に負けない」と思える精神力を得ることができ、平常心で戦うことができた。これがまさに冒頭に述べた「学習仲間がいたからこそ合格できた」と考える論拠であります。
================
前出のJCの記事の他、wackyのこの記事や、多くの合格体験記でも学習仲間の重要性は語られています。
一方、を~のように独学でも突破する強者もいるわけで必ずしも合格のために必須条件とは言えませんが、学習仲間を作り、共に競い合い、利用し合い、支え合えれば、長丁場でストイックさを要求される診断士試験もより楽しく乗り切ることができると考えます。
受験校を利用されているけど学習仲間がいない方、是非次の講義で近くの受講生に声をかけてみてください。あなたのすぐ隣に人生を変えるような出会いが転がっているかもしれませんよ。
通信生や独学の方、ブログやツイッターでの交流に積極的に参加してみるのもいいかもしれません。当然「一発合格道場」のその一つです。
診断士の仕事は、診断先の経営者や社員であったり、診断士仲間であったり、いずれにせよ人との繋がりで成り立つ仕事です。
であれば、その前段階である診断士試験も人との繋がりを利用して克服することも意義があることだと思います。
では今日はここまで。
Ciao!
by うちあーの
うちあーのさん,こんばんは。
Y先生を囲む会@池袋では,うちあーのさん,らいじんさんとお会いでき,本当に一発道場のメンバーが実在しているんだと実感し,ブログの記事を読むときもより現実感を持って読めるようになりました。お忙しい中,貴重なお話を聞かせていただいて,いろいろと参考になりありがとうございました。
機会がありましたら,またご一緒させて下さい。
猪鹿様
コメントありがとうございます!
また池袋では楽しい酒席に参加させて頂きありがとうございました。
はい、実在していますよ!(笑)
ヴァーチャルな世界で知っている人・繋がっている人と実際のリアルな世界で会うというのは、ある意味不思議な感じがして楽しいですよね。
我々にとっても、受験生支援サイトを運営している中で、現実の受験生の方々とお会いし、色々とお話を伺うことはとても参考になります。
今後とも末永いお付き合いを頂ければ幸いです。
おおY先生、おなつかしや^^ 次回は大宮でやりましょう!
ふんわり名人様
コメントありがとうございます!
いいですね☆Y先生を囲む会@大宮、やりますか?
別途連絡しますね。
うちあーのさんこんばんは。
NACATといいます。わかりますか!?
中々思ったように行かない事ってやっぱり受験生になって色々と経験します。そんな時同じ目標の仲間とモチベーション上げあったりってたしかに相互の価値が高まるし、知識定着も進んでいくのかなぁと思います。
勉強に取り組んでいて自分自身ギスギスしないようには一番気をつけているのですが、中々社内で受験の話はできないし、、、友人にはもっとしづらいし、、、
うちあーのさんの仰るとおり、Give&TakeというかGive」の姿勢を意識していくのにすごく好感を持ちます!!
自己中心的では無く人に与えてくことから始められ、喜びを感じられ、最終的には幸せに成るよう意識してみようと思っています。なんか隠蔽的なのも僕にはあってなさそうですし、、、
これからもがんばってください!!応援してます!!
NACAT様
コメントありがとうございます!
もちろんわかりますよ。(笑)
懇親会でのお話し、そして頂きましたメールを拝見し、NACATさんは非常にストイックに診断士試験と向き合っていて、既にとてもいい経験をされていると思います。
また性格的にも非常に素直でまっすぐさを感じました。診断士試験にあたり、また診断士実務にあたり、もっとも大切な資質のひとつが「素直さ」ですので、その長所を活かしこのままの姿勢でまっすぐ目標に進んでください。必ずいいことがありますよ!
勉強に取り組んでいてギスギスしてきたら、道場宛コメントでもメールでも構いませんので気分転換に連絡くださいね。
私もNACATさんを応援しています!
うちあーのさん、こんばんは。
全く同感です。
ざうるす自身も学習できなかった年とできた年の大きな違いの一つは、学習仲間の有無にあるのではないかと思っています。
ざうるす様
コメントありがとうございます!
1年間一緒に勉強させて頂いた中で、ざうるすさんはいつも「Give&TakeというかGive」の姿勢でグループに貢献していて、尊敬していました。
そのような方が1人いると、だんだんと他のメンバーも献身的になり、結果的に良いグループになる、という過程を目の当たりにしてとても勉強になりました。
今後とも末永くよろしくお願い致します!!