実務補習から学ぶ、日々の勉強方法の立て方

こんばんは、ひめです
昨日のコニケンに続き、私もひっそり夜中にエントリーしてみます

私は、先週まで実務補習(5日間コース)というものを受けていました。

診断士として登録をするためには、合格後に15日分の実習を受けなければいけないのですが、その実習のひとつに、診断協会の主催する実務補習というものがあります。今回「15日間コース」と「5日間コース」がありまして、私は「5日間コース」を受けました。

で、実務補習の最終日にこんな流れで社長にお話をしました。

企業が経営理念・ビジョンを実現するまで
①A社様を取巻く外部環境と、内部の経営資源についてSWOT分析を用いて「現状分析」をしました。
②①をもとに、A社の「あるべき姿(経営理念・ビジョン)」を描いてみました。
③②を実現するための「課題」について、「具体策」とともに提言いたします。

・・・とここまで読んで、2次試験対策の話かな、と思われた方。
今日はちょっと違います。

この話を試験に置き換えるこんな表現になるでしょうか。

受験生が合格するまで

 

もし②に到達できなかった時に、どこに問題があったのか振り返る切口にもできそうだと感じました。

①ポジション(学習到達度)の把握
→自分の学習到達度の把握ができてなかった。つまり、どの科目、どの分野を理解して、理解できていないのはどこなのかが把握できていなかった。
→今後自分に起こりうるアクシデント・トラブル(例:急に仕事が忙しくなる)を、予め想定できていなかった。

②合格
1次試験合格ラインを間違った。(1年目に1次不合格だった私の失敗の要因の1つ。合格率が22~24%だったH21、H20基準で合格バーを設定していたため、合格率15%だったH22で、合格のバーを超えることができませんでした)
2次試験合格答案のレベル・内容を間違えた、わかっていなかった。 「誰もが考えない素敵な助言を解答するのが合格答案」だと勘違いしてしまうと、いつまでも②にたどり着けなくなってしまいます。

③課題
→①と②のギャップを埋めるために設定した課題・やることが間違っていた。または課題まではあっていたけど、日々のワークとして落とし込んだ勉強方法が間違っていた。
→課題も日々の勉強方法も間違ってはいなかったけれども、絶対量が不足してたどり着けなかった。
→課題も日々の勉強方法も間違っておらず、絶対量も足りていたけれど、試験当日で実力を発揮できなかった

これは、裏を返せば、上記の問題をひとつひとつつぶしておけば、合格にたどり着けるとも言えます。

学習計画を立てたり、勉強方法を見直すときに

そろそろ中長期的な学習計画を立てたり、勉強方法を見直しされている方もいると思います。巷にあふれる情報を集めて、「なんとなく良さそうかも」なんていう勉強方法を見つけた時に、ちょっとだけ立ち止まって、ご自身にとっての①と②を考えてみて下さい。自分の経験上、①も②も意外と難しいです。

その勉強方法が①と②の間を埋める、有効な③であると思えたらなら、ぜひ取り入れてみて下さい。この点を意識し始めると、1点も得点が増えない枝葉の勉強に丸1日を費やす、なんてことがなくなってきます。

過去、多くの合格者たちがやってきた勉強方法が有効な理由は、①多くの人がいるポジションと、②多くの人の描く合格ライン、の間を埋める③課題として、有効な確率が高いから、なのではないかと思います。
なので、ご自身の①や②がいまいち掴めていない方(私も、わかっていたとは言えません)は、確率論的な効果を期待して「真似る」ことから始めてみると良いかもです。

えっ最後は「真似ろ」 だなんて、強引な締めじゃないの~って

まぁ、そうなんですけど(笑)、上記の①と②(現状把握と、ゴールラインの設定)を普段から意識しておくと、間違った方向に進んだり、効果の低い勉強を取り入れてしまった時に、気づきやすいし軌道修正しやすいな、と自分の経験上思ったんです。

勉強方法は、最初は既製品から始まっても、必ず最後にカスタマイズが発生します。自分にフィットする服を着るためには、自分を知ることから

by ひめ

 

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