難病持ちでも合格できる!〜僕の病気との付き合い方〜 by sevensea

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今日はゆるわだ!
僕の難病の話をするよ!
難病?大丈夫…?


日常生活にはほぼ支障ないけど、少し気をつけることはあって…
同じような境遇の方へのエールになればと思いながら書いていくよ!
お知らせ
令和7年度中小企業診断士試験1次試験について、インターネット申し込みは5月28日16:00まで!締め切りまで1週間を切りましたので、まだの方は忘れないうちに、今すぐ申し込みましょう!
https://www.jf-cmca.jp/contents/007_shiken.html
試験日程
中小企業診断士試験
試験実施 | 試験案内配布・申込受付期間 | 合格発表日 | |
1次試験 | 令和7年 8月2日(土)・3日(日) | 4月24日(木)~5月28日(水) | 9月2日(火) |
2次筆記試験 | 令和7年 10月26日(日) | 9月2日(火)~9月22日(月) | 1月14日(水) |
2次口述試験 | 令和8年 1月25日(日) | ー | 2月4日(水) |
はじめに

今回は僕自身の病気の話をテーマに記事を書いていきます。なるべく明るく書いていますが、重く感じる方もいらっしゃるかと思いますので、苦手な方はブラウザバック推奨です。
ただ、同じような境遇の方や、病気ではないけどお腹が痛くなりやすい方などには参考になる内容かなと思いますので、もしよければお読みいただければと思います。
どんな病気?
道場開きの記事でも少し触れた通り、僕がかかっている病気は潰瘍性大腸炎という、国の指定難病です。

なんか怖い字面の病気だ…
病名の字面や指定難病であるということなどから、すごく大きな病気に思えるかもしれませんが、(ごく一部の重症例を除いて、)生命に影響を与えるような病気ではないとされています。ただ、根治させられる治療法は見つかっておらず、症状が軽くなる”寛解”と再び症状が悪化する”再燃”を繰り返す患者が多いとされているため、少しでも寛解の期間を長くするための治療を生涯に渡って継続するほか、発症から期間が経過すると大腸がんのリスクが通常の方と比べて高くなるため、定期的な大腸内視鏡検査をする必要があるとされています。
参考:https://www.nanbyou.or.jp/entry/62
https://www.uctomorrow.jp/uc/progress
元首相の安倍さんも患っていたことでも有名な病気で、2度の病気を理由とした総理の辞任はこの病気が直接的な原因であるそうです。
潰瘍性”大腸炎”という名前の通り、大腸に炎症が生じる病気で、僕の場合は症状の軽い寛解期であっても通常の方よりもお腹が痛くなりやすい、みたいな症状が常にあります。そのため、試験や公共交通機関による移動などで長時間座っていなければならない状況とはとにかく相性が悪いのが厄介なところです…。
余談①:どんな症状があるの?(食事前後の方には非推奨)
僕の場合、直近の症状が再燃する活動期には、排便時に常に下痢になり、便器内の水やトイレットペーパーが真っ赤になるレベルの血便が出る、これが1日に10回以上起こる、というような状況になりました。また、貧血のような状態が続いたり、体重が減少したりするなど、排便時以外も症状っぽいものが見られます。
これまでの病気の経過
僕の場合、最初に潰瘍性大腸炎らしき症状が現れたのは高校3年生の夏でした。高校生活最後の”うんどう会”と大学受験が重なる時期で、ストレスが多くかかっていたように思います。この当時は現在より症状が軽く、高価な薬を使う必要がなかったことや、指定難病となってしまうと医療保険に入りにくくなることへの配慮からか、確定した診断は出されませんでした。
それから約7年、日常的な軽めの腹痛はあるものの、明らかな症状が出ることはありませんでしたが、二次試験終了後の11月中旬ごろから症状が悪化し、12月には1日に10回を超える頻度でお手洗いに駆け込まざるを得ない状況となりました。その後、年が明けた1月に潰瘍性大腸炎と正式に診断されて治療を開始し、5月現在では投薬治療により相当症状は落ち着いてきました。

適切な服薬はとても大切だね!
この病気は明確な原因は判明していないものの、ストレスが再燃を誘発する1つの要因ではないかと考えられています。僕の場合、明確な症状が現れた2回はいずれも大学受験や中小企業診断士などの試験勉強によるストレスがかかっていた時期である、という共通点があることからも、やはりストレスは病気の引き金になっているのではないか、と思っています。
余談②:薬がめっちゃ高いけど、公的な支援制度に助けられている話
僕が直近の活動期に服用した薬は、①リアルダ錠1200mg、②レクタブル®2mg注腸フォーム、③ジセレカ錠200mg、の3種類なのですが、最後のジセレカは1錠あたりの薬価が4159.6円ととても高く、1ヶ月分で125,000円となります。通常の保険適用で3割負担となるため、支払いは約35,000円となりますが、それでもとても高いです…。
ただし、指定難病患者は①指定難病に係る医療費は2割負担となり、②その上で月の支払い額に一定の制限があり、それ以上の支払いは求められない、という制度が設けられており、僕のこの病気による負担は通院費と薬代を足しても月額10,000円程度に抑えられていて、残りの額は社会保障費や税金から賄われることとなって今ます。なんだかんだ言われる社会保障制度ですが、僕個人はそのおかげで元気に仕事ができて納税もできているため、ありがたいものだなあと思っています。
アドバイス1:試験前日と当日の食事には気をつけよう
ここからは、自分の経験を踏まえて受験生の皆さんにアドバイスをさせていただこうと思います。
一つ目は、主に病気や緊張などなどで普段からお腹が痛くなりやすい方はもちろん、そうではない方も、腹痛を回避しつつ、必要な栄養補給は確実に行うことで、少しでも試験に集中できるように、食事には気をつけよう!というお話です。

1つ目!前日は消化の良いものをしっかりと食べる!
僕は栄養の専門家ではないのであまり詳しいことは書けませんが、試験前日(僕のように心配な方は3日前くらいからがおすすめ)の食事は、消化の良いものを、普段通りの量を食べることを心がけましょう。食べる量を減らすのはかえってストレスの要因になったり、必要なエネルギーの補給に支障が出たりするため、あまり良くないような気がします。

逆に、消化のしにくいってどんなもの?
- 食物繊維が多く含まれる野菜など
そば、ごぼう、れんこん、きのこ、さつまいも、豆類などなど…。逆に、米やうどん、じゃがいもや豆腐、にんじん、大根、ほうれん草、バナナなどは食物繊維が少ないため、消化しやすいそうです。 - 脂分が多く含まれる肉類など
カルビ、豚バラ肉、生や半熟の卵、いか、たこ、貝類などなど…。ささみや赤身肉、白身魚などは脂分が少ないそうです。 - 刺激の強いもの
コーヒー、香辛料、柑橘類、極度に冷たいものなどなど…。当然、アルコールは論外だと思います。
詳しくは、インターネットで検索すれば簡単に調べられるかと思います。そのような情報を参考に消化の良いものを食べるようにしましょう。

2つ目!当日の朝食は消化の良いものを試験開始2時間前までに!
試験当日の朝は、消化が良いもの、という部分は1つ目と同じですが、食べる時間は試験開始の2時間前までに済ませると良いと思っています。インターネットで調べてみると、胃で食べたものを消化するために、消化の良いもので2時間程を要するとされており、私の感覚としても朝食後2時間程度は1日の中で特にお腹が痛くなりやすいと思います。その時間と試験時間が被ることを避けるために、試験開始時刻の2時間前までに朝食を済ませると良いのではないかと思います。
なお、普段朝食を食べる習慣がある方は、お腹が痛くなるのが嫌だからと朝食を抜くことは絶対に避けましょう。空腹では脳が十分に働きませんし、お腹が痛くなる時間帯が少し遅くなるだけで、どうせお腹が痛い時間はやってきます。

3つ目!試験中は極度な空腹、満腹になる時間を作らない!消化が良く、すぐにエネルギー源になるものを口にする!
まず、極端な空腹は気になってしまって集中しにくくなりますし、逆に満腹だと眠くなってしまうため、やはり集中しづらくなります。加えて、消化が良いものを選ぶことは当然として、なるべくすぐに考えるためのエネルギー源となるものが望ましいと思います。上記を踏まえ、僕の場合は以下のような食べ物を食べています。
一次試験1日目・二次試験中の食事内容
1科目目と2科目目の間:カロリーメイト2ブロックとinゼリー エネルギー ブドウ糖 ラムネ味1つ
2科目目と3科目目の間:カロリーメイト4ブロックとinゼリー エネルギー ブドウ糖 ラムネ味1つ
3科目目と4科目目の間:カロリーメイト2ブロックとinゼリー エネルギー ブドウ糖 ラムネ味1つ

極端な食事(?)だね…
上記は普段から食事量が多い自分に合うように、総カロリーが約1200kcal程度となるように調整しています。普段の昼食で摂取するカロリー量に合わせて、カロリーメイトの量を調整すると良いでしょう。ちなみに、カロリーメイトは1ブロックあたり約100kcal、inゼリー エネルギー ブドウ糖 ラムネ味は1つあたり約130kcalです。カロリーメイトは好みの味を選べば良いと思いますが、inゼリーは種類によって含まれる成分が異なるため、別のものに変えることはあまりオススメできません。いずれの食べ物も、①消化がしやすいように作られていること、②少量ずつに分けて食べることが可能であること、③考えるためのエネルギーの源となる成分が多く含まれること、④短時間な休憩時間内に確実に食べ切れること、⑤持ち運びが楽なこと、などの条件を満たしていて、試験中の食べ物としてはとても優秀だと思います。
なお、このような食事は普段の食事と全く違うはずであるため、模試などの機会に一度試してみて、自身の体質に合うか確認することを強く推奨します。普段と違うことをするのはストレスになる場合もあるでしょうし、それが原因でパフォーマンスが下がることはあってはならないためです。
アドバイス2:試験勉強中に過度なストレスを溜めすぎないようにする

僕は中小企業診断士やら、プロジェクトマネージャやらでストレスを溜め込んだ結果、病気を悪化させてしまった…。
僕の場合、「試験勉強はとてもストレスのかかることだ」と、病気の症状が現れてから初めて認識しました…。しかし少し考えれば、社会人の試験勉強は、ただでさえ普段の仕事で忙しい中、余暇時間や睡眠時間を削って勉強をしなければなりませんし、家族との時間が減ることで、家族から白い目で見られるようになってしまうこともあるでしょう…。
こんなの、ストレスにならない人の方が少ないと思います。
ですので、自覚があろうとなかろうと、自分にはストレスがかかっているものと思って、そのストレスとうまく付き合う方法を考えると良いと思います。たまには勉強から少し距離を置いて少しお休みする日を作ったり、息抜きになる習慣を取り入れたりするなどしてみてもいいかもしれません。

かく言う僕はストレスとの付き合い方に失敗していたわけなので、何も言える立場ではないのですが…。
最後に
この記事では、自分自身の病気を入口に、食事のお話とストレスのお話をしてみました。

食事の方はうまくいったからいろいろ書けたけど、ストレスの方は完全に失敗したから大したアドバイスが書けなかった…。
一つ追加で言えることがあるとすれば、「指定難病を抱えていても、その特性を理解して、ある程度対策をしていれば中小企業診断士試験にも合格できるし、それだけのことをする価値はある!」ということです。病気以外でも、さまざまな困難を抱えていることで、試験に向けて二の足を踏んでいる方もおられるのかなと思います。正直、普通の試験対策に加えて、病気の対策までしなければいけないことは不利ではあります。それでも、僕の場合は診断士試験に挑戦したことでたくさんの知識や力を身につけられたと思いますし、今こうして道場の一員になるという貴重な経験もさせて貰えていて、診断士試験を通して得られるメリットがデメリットを大きく上回ることに揺らぎはありませんでした。是非そのような境遇の皆さんも、勇気を持って挑戦してみていただけたら嬉しく思います。

明日はまさき!
任せとけ!!

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