使って覚える!非IT業務でUMLを使ってみよう!by sevensea

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はじめに

無事正式に中小企業診断士を名乗れるようになりました!
sevenseaです!

先日、中小企業庁のHPにて、5月1日付で登録された方の名前が掲載されており、無事自分の名前も掲載されていました。これから中小企業診断士を名乗ることができるわけですが、その名に恥じない働きができるように頑張っていきたいと思います。

📢おしらせ📢

令和7年度中小企業診断士試験1次試験について、インターネット申し込みが受付されています!申し込みがまだの方は、忘れないようにこの記事を読む前に申し込んじゃいましょう!

https://www.jf-cmca.jp/contents/007_shiken.html

試験日程

中小企業診断士試験

試験実施試験案内配布・申込受付期間合格発表日
1次試験令和7年 8月2日(土)・3日(日)4月24日(木)~5月28日(水)9月2日(火)
2次筆記試験令和7年 10月26日(日)9月2日(火)~9月22日(月)1月14日(水)
2次口述試験令和8年 1月25日(日)2月4日(水)

暗記3兄弟を2兄弟にしたい

診断士試験では、経営法務、中小企業経営・政策、そして経営情報システムが「暗記3兄弟」として多くの受験生に恐れられて(?)います。ただ、私には声を大にして言いたいことがあります。

経営情報システムは他2つに比べたらそんなに暗記科目じゃなくない???

確かに、用語の意味を問うような問題もそれなりの数出題されますが、先日のデータベースの正規化や、計算問題などは理解していれば確実に点数に繋がりますし、用語の意味を問うような問題についても、用語の背景知識を理解していれば、容易に正解を類推できる問題もあると思っています。そのような問題を確実に積み上げていけば、合格ラインの60点には届くはず。私の記事を通して、暗記ではなく理解をして経営情報システムで点数を取れるようなお手伝いができれば幸いです。

理解はどうやってすればいい?

そんな簡単に理解できれば苦労しないよ

情報が得意だからそんなこと言えるんでしょ?

って思った方、いると思います。でも大丈夫。一つとても良い方法があります。それは…

実務で使ってみること!!!

普段の仕事=実務の中で実際に使ってみると、いろいろな気づきがあると思います。例えば、ここ1年くらいはChat GPTをはじめとする生成AIが台頭してきて、仕事や試験勉強などなどの場面で使ったことがある人も多いのではないかと思います。実際、他のメンバーの記事で生成AIの話題が書かれることも多く、現時点でひでまるは道場びらきを除く3回中2回が生成AIをテーマにした記事になっています。

生成AIマスター
生成AIマスター

AIのことなら任せて!!

そんな形で生成AIを使っていると、しばしばAIが「それっぽいけど事実ではない、間違っていること」を答える「ハルシネーション」という現象を目にする機会が出てくるはずです。そのような現象に何度か出会い、対策を考えているうちに、生成AIというもの自体や、「ハルシネーション」などの専門用語を徐々に理解していき、短期的な暗記に頼ることがなくなっていく、というような形で知識を体得できるのではないでしょうか。

前置きが長くなってしまいましたが、要するに、

実際に使ってみれば、ちゃんと理解できるんじゃない?

ということで、今回は経営情報システムの論点の一つである、「UML」を実務で使ってみませんか?とみなさんに提案していこうと思います。

UMLってなんだっけ?

UMLは略さずに表記すると、「Unified Modeling Language」で、日本語に直訳すると、「統一モデリング言語」となり、業務やシステムの機能や構造などを表現する図の書き方を示すものです。

「統一」とは、もともと人によって書き方が違った図の書き方を体系化して、誰でも読めるようにされていることを示しています。
「モデリング」とは、業務やシステムの機能や構造などを抽象化したり、整理したりすることで、全体像を把握することです。

モデリング、難しい…

上の説明だけだと「モデリング」がわかりにくいと思うので、身近なもので「モデリング」されているものの例から考えてみましょう。その例が「世界地図」です。
一つ目のメルカトル図方は、航海をする際に用いられ、角度の正確性を重視した地図となっています。その一方で、面積や距離の表現は苦手で、北極や南極に近い高緯度になればなるほど、面積が大きいように見えてしまう、と言う欠点があります。また、地図内の2点を結んだ直線は球体の地球に当てはめてみると最短距離にはならないことでも有名です。

二つ目のモルワイデ図方は、球体上の面積比と図上の面積比が極力等しくなるように作成されており、面積の表現は得意です。その一方で、角度や距離の表現は得意ではありまん。

3つ目の正方位図法は、図の中心から別の地点までの方位と距離を正しく表現することに特化しています。やはり、面積の表現は苦手であるほか、角度や距離が正しいのは地図の中心を起点とした場合に限られるため、汎用性に乏しいのが弱点です。

参考:https://chitonitose.com/geo/geo_lessons_projection.html

以上のように、上記のような地図は3次元の地球を2次元で表現するために、それぞれの図の目的を達成するために抽象化し、図の形で表現されています。これこそが「モデリング」であり、UMLでは地球ではなく業務プロセスやシステムなどに焦点を当て、さまざまな目的を達成するために考えられた図に落とし込むことで全体像を把握する手助けをしてくれるのです。

各UMLの使い道

UMLでは、地図に「メルカトル図方」や「モルワイデ図方」、「正方位図法」などさまざまな表現手法があるように、目的に合わせて「クラス図」や「ユースケース図」、「アクティビティ図」などの手法が用意されています。今回はその中から、令和以降の診断士試験で出題実績のある図に絞って、どのような場面で使えるのかを紹介していきますので、是非使ってみてください。(なるべくITでない使い道を示しますが、難しいものもあることをご了承ください…。)なお、詳しい図の書き方まで記述しようとすると、1つの図だけで一つの記事分の文量になってしまうため、わかりやすい外部サイトの紹介に留めますことをご了承ください。また、正確な書き方にこだわりすぎると、IT以外の分野では使いにくいこともあるかと思いますので、一部省略して使っても良いでしょう。

ようやく本題!使いやすいUMLから紹介していくよ🎵

各図の使いやすさの表記はsevenseaの独断と偏見で、4段階で表現しています。参考程度に捉えてくださいね。

ユースケース図(使いやすさ:⭐️⭐️⭐️)

引用元:https://www.ipa.go.jp/archive/publish/qv6pgp0000000xkx-att/000005113.pdf

図の目的:誰が、システムのどんな機能を使うか示すこと。「システムの機能」を他のものに置き換えれば、応用しやすい。

使い道:部署内の業務と、その関係者の整理など、人に着目して整理を行いたいときに有効。

書き方:https://qiita.com/szn-t/items/66308396377aa7ae5245

アクティビティ図(使いやすさ:⭐️⭐️⭐️)

引用元:https://www.ipa.go.jp/archive/publish/qv6pgp0000000xkx-att/000005113.pdf

図の目的:業務や処理の順序を示すこと。

使い道:特定の業務フローの整理などに使います。フローチャートを書いたことがある方も多いと思いますが、アクティビティ図の書き方に従って書くとより書きやすく、読みやすい図が簡単に書けるようになる気がします。
人間に近い視点で書くことができるため、現時点での業務を整理する目的ではとても使いやすい一方、業務を俯瞰した目で見直し、より良い方法を探りたい時には少し使いにくいように感じます。

書き方:https://products.sint.co.jp/ober/blog/activitydiagram

コミュニケーション図(使いやすさ:⭐️⭐️・)

引用元:https://www.ipa.go.jp/archive/publish/qv6pgp0000000xkx-att/000005113.pdf

図の目的:オブジェクト同士の相互作用を表現すること。

使い道:ある業務を実施した時に、別の業務にどんな影響が発生するかをざっくりと整理・俯瞰したい場合で、順番があまり重要でない場合に有効です。業務の全体像を把握するために使えます。

書き方:https://boardmix.com/jp/skills/what-is-the-communication-diagram/

シーケンス図(使いやすさ:⭐️⭐️・)

引用元:https://www.ipa.go.jp/archive/publish/qv6pgp0000000xkx-att/000005113.pdf

図の目的:オブジェクト同士の相互作用を時系列に沿って表現すること。

使い道:ある業務を実施したときに、別の業務にどんな影響が発生するかを整理したい場合で、順序が重要な場合に有効です。今ある業務の流れを記述するのであればアクティビティ図の方が向いていますが、「なんでこの順番で業務をやっているの?もっといい順番はないのかな?」と俯瞰して考える上では、シーケンス図の方が向いている気がします。

書き方:https://cacoo.com/ja/blog/what-is-sequence-diagram/

ステートマシン図(状態遷移図)(使いやすさ:⭐️⭐️・)

引用元:https://www.ipa.go.jp/archive/publish/qv6pgp0000000xkx-att/000005113.pdf

図の目的:なんらかのイベントが起こった時に、システムなどの状態がどのように変化するか示す

使い道:アクティビティ図同様に特定の業務フローの整理に使いますが、明確な始まりや終わりがない業務のフローを示したい時に使えるかと思います。例えば、銀行などの窓口で仕事をされている方は、お客さんが来店するまでは待機し、お客さんが来たら適宜対応し、終了したらまた待機をする、というような流れを繰り返していると考えることができます。お客さん対応単体の流れはアクティビティ図で表現できますが、より俯瞰して1日の業務を表現しようとすれば、ステートマシン図の方が向いているのではないでしょうか。

書き方:https://www.skygroup.jp/media/article/3876/

クラス図(使いやすさ:⭐️・・)

引用元:https://www.ipa.go.jp/archive/publish/qv6pgp0000000xkx-att/000005113.pdf

図の目的:対象となるシステムを構成する概念・事物・事象とそれらの間にある関連を表現すること。

使い道:(少し無理があるかもしれないですが、)部署の業務全体の関係性を俯瞰する時などに使えるかと思います。例えば、企画書を書く業務と稟議書を書く業務があったとして、二つの業務はどちらも「書類を書く」と言う業務として抽象化することができます。そうすることで、「書類を書く」場合の共通ルールと、それぞれの書類独自のルールに分けてルールを定義することができるようになり、ルールを覚えやすくなったり、ルールの見直しを行いやすくなったりする、、、ような気がします。

書き方:https://cacoo.com/ja/blog/how-to-write-class-diagram/

オブジェクト図(使いやすさ:・・・)

引用元:https://www.ipa.go.jp/archive/publish/qv6pgp0000000xkx-att/000005113.pdf

図の目的:システムのあるオブジェクト間の関係を示すこと。

使い道:非ITでの使い道が思いつきませんでした…。クラス図とオブジェクト図は似た用途で用いられる図ですが、クラス図がシステムの構造を記述する図である一方、オブジェクト図はシステムのある時点に着目し、その時点でのオブジェクト同士の関係を示しています。どちらの図もプログラミングにおける設計では非常に有用(特にクラス図はそのままコードに変換できちゃうほどに)ですが、他の分野への応用にはあまり向かないような気がします。

書き方:割愛

まとめ

UMLを理解するために、実務で使ってみよう!という提案をさせていただきましたが、いかがでしたでしょうか?UMLに限った話ではありませんが、診断士試験で学ぶこととなる知識は、診断士として中小企業に助言をする上で必要な知識であると判断されているからこそ学ぶことになっているはずです。ということは、きっと普段の仕事でも使えるエッセンスはたくさん含まれているのではないでしょうか。是非、「あ!これ診断士試験で出たところだ!」と日頃の実務で言えるように、単に知識として勉強をするのではなく、「この勉強の中で実務に使えるところはないかな?」という視点で勉強をして、実務に活かしていく、ということを反復していこうとする姿勢で取り組めば、日頃の勉強が楽しく、より有意義なものになるし、暗記に頼らない根本的な理解を得られると私は思っています。

明日はまさき!同じく一次試験の経済の話をしてくれるみたいだよ!

任せとけ!!!

文系のまさき
文系のまさき

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