【2次試験】私のファイナルペーパー by どらごん

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どうも、どらごんです。
FPといったらファイナンシャルプランナーやファンクションポイントではなく、ファイナルペーパーを連想します。
2次試験まであと32日になりました。
今日は私のファイナルペーパーについて。ファイナルペーパーとは?についてはこちらの記事を。先代のファイナルペーパーもまとめてあります。
といっても私のファイナルペーパーは、道場ブログ記事や他のWebページや書籍などの金言をパクってカスタマイズしただけのものです。全ての行に©マークを付けたいくらいです。(少しだけ自分の言葉もあります)
各所のありがたいお言葉を、私は以下のようにルーズリーフにしたためて、日々の過去問演習の前や試験直前に確認していました。
3ページ目なんかはあの伝説記事を短くまとめただけです。当時、感動のあまり模写してしまいました。
パクリ元への感謝の気持ちを胸に、尊敬の念をもって、私のファイナルペーパーを以下に示します。
(一応私なりに丁寧に手書きしていますが、そのまま披露しても理解が深まらないと思ったので今回タイピングして整理しました)
皆さんにも響く言葉があれば、私と同じようにパクってください。それではどうぞ。
全事例共通
解答の記述について
- 題意を理解し、設問要求に沿って解答すること。
- 問題の制限事項は強く意識して解答する。(~以外で、現在の状況について、)
- 回答内容は与件文を根拠とし、当たり前に考えられる内容を書く。(変にひねらない、飛躍しない)
- 因果が重要。必要に応じて因を明確に。(原因、理由、(効果に対する)施策etc)
- 多面的に書く。ひとつの論点をダラダラ書かない。シンプルにバランスよく。
- コンパクトに。冗長な表現はしない。与件文をそのまま写さずに簡潔に。(意味はそのままで)
- 独自のアイデアはダメ。因果に基づくアイデアはOK。
- 盛り過ぎるよりも日本語として主述がはっきりしている方がよい。
- 80字以下の場合、主語(「強みは、~」)は不要。
- 設問で問われていない前提条件などの記述はコンパクトorゼロに。
- 制限文字数が少ないときは優先順に。
- 文字数に余裕があれば設問文のキーワードを盛り込む。
解答の分類について
- 「問題」と「課題」は明確に区別すること。
- 「助言」「施策」は「効果」まで書き、余裕があれば「根拠(因)」も書く。あと強みや機会を活用すること。
- 「助言」する際は企業理念や社長の思いを念頭に。
- 「中小企業診断士として」とあったら特に「効果」と「根拠(因)」を意識する。
解答フォーマット
- 助言せよ→「□□すべきである。理由は〇〇(因)であり、これにより△△(果)となる。」
- 分析せよ→「〇〇(因)であるため、△△(果)となる。」
- 留意点を述べよ→「□□は〇〇(因)なので△△(果)に留意する。」
- 問題と改善点→「〇〇(因)によって△△(果)なので□□である。改善策は☆☆(△△を改善する施策)により□□を解消する。」
- メリット→「〇〇(因)より△△(果)できる。」(〇〇は売上増加やコスト削減など具体的・多面的に)
※ただし、型にはまらず、臨機応変に、詰め込まず、因果を意識して。
解答した後のチェック
- 変な言い換えをしていないか?
- 因果がおかしな文章になっていないか?
- 国語的に大丈夫か?
- 主述がはっきりしているか?
- 設問要求には答えているか?
全体的に
- 与件文には社長の思いや向かいたい方向が書いてある。そのために何が足りなくて何が課題なのか?解決するために使える経営資源や捉えるべき機会は何か?これらは全て与件文に書いてある。
- 設問で聞かれたことに対して、与件文から誰もが「ああそうか」と普通に考えられることを答えれば点数が入る。
- みんなができる問題で題意を外さない。手堅く解ける問題で着実に点を積み重ねる。
- やれることを可能な限りミスなくそつなくこなす。
- 分からない時ほど与件文にしがみつく。
- 事例Ⅰで事例Ⅱのことを書かない。事例Ⅱで事例Ⅰのことを書かない。事例Ⅲで事例ⅠⅡのことを書かない。
- タイムマネジメントが重要。一つの問題にこだわりすぎない。
- わかりやすく伝わりやすい答案を心がけ、80分間で60点を取るだけでいい。
そもそも中小企業は…
中小企業は経営資源(人、モノ、カネ、情報など)が限られている。その上で競争優位に立てる戦略、戦術が必要。つまり、
①限られた経営資源を有効活用するため『差別化集中戦略』で競争優位に立つのが定石
②強みを活かす、強化することを最優先に、外部環境の機会を捉える
③価格競争を避けるため、製品やサービスを高付加価値して差別化する
④足りない資源は連携で補い、ノンコア業務はアウトソーシングも活用する
⑤常にシナジーを考える
その他いろいろ
- 受験番号は忘れずに
- 消しゴムは丁寧に扱う
- 電卓は常に机の上に
- 配点によってギアを上げる
- 焦らず、冷静に、いつものルーティンで、最後まで諦めない
- 落ち着いて頭がまっしろになったら、お茶を飲んで深呼吸
- 休憩中は余計なことを考えずに次の事例に全集中!
- 合格できる力があるから緊張する
- 今まで積み上げてきたことは簡単には裏切らない
- 学習した結果(350時間、80事例)を解答用紙に書き込むだけ。簡単なこと
- とにかく、最後まで諦めない
- 絶対に、最後まで諦めない
使いたくなるワード
- 訴求する
- 是正する
- 誘客
- 円滑な
- 価格競争の回避
- 顧客の囲い込み
- 参入障壁を構築する
- 事業承継
- 権限移譲
- 愛顧
- 士気向上
- 認知度向上
- 関係性強化
使いたくなるワード?あんまり意味がないような…
でも「円滑」とか「愛顧」とか使いたくなるんですよね。

事例Ⅰ
基本
組織は「組織構造」と「組織文化」の2面で分析する。
「組織構造」は構造が効率的か?「組織文化」は文化が浸透しているか?どこかに課題があるはず。
人事は「能力開発」と「モラール向上」の2面で分析する。
「能力開発」は育成のための体制は整っているか?「モラール向上」は採用・配置・評価について社員の納得を得られる制度か?
事例Ⅰの典型的な構造
事例Ⅰの典型的な構造は「A社のコア・コンピタンスに対して経営資源を投入する。外部環境の変化に対して戦略、組織、人的資源管理を変える」というパターン。
第1問では、この構造を念頭に置いて、A社の経営状況をうまく捉えることがポイント。(第1問は経営戦略レイヤーの問題が多い)
A社のコア・コンピタンスはだいたい「技術力」(メーカータイプ)か「他企業や顧客とのネットワーク」(商社タイプ)。
事例Ⅰあるある
- 潜在要求を発掘するために提案型営業の推進、顧客ニーズを収集する。
- 特定事業部に売上が集中したら、他の事業の売上を拡大して経営リスクを分散させる。
- 適正な人的資源の管理と配分、そして組織と人の活性化が重要。
- 大口取引先は依存度が高いから経営リスクが大きい。交渉力が低下する。営業力が低下する。

事例Ⅱ
基本
- 強みとなる経営資源は重要。それを機会や課題に合わせて活用する。
- インターナルマーケティングのセオリーは、「研修による能力開発」「表彰制度や権限移譲による士気向上」→従業員満足度の向上→サービス品質の向上→顧客満足、顧客愛顧の向上。
- コミュニケーション戦略のセオリーは、双方向のコミュニケーション活性化(SNS等の活用)→顧客関係性強化→口コミ促進→新規顧客獲得。
- 高得点を狙おうとしない。「他の受験生が書かないであろうことを書いて、差をつけてやろう」と考えた時点で既に差をつけられている。
- 事例Ⅱの本質は、環境変化に応じて標的市場を設定し、最適なマーケティングミックス(4Pの組み合わせ)を行うことが繰り返し問われている。
- 与件の初めに書かれている地域資源やターゲットに注目。
- とにかく、売上アップ、客数・客単価アップ、あとコスト削減も。
与件文読み込みでマーキングする箇所
- ターゲット(デモ、ジオ、サイコ)
- ニーズ
- 強み
- 機会
にしっかりアンダーラインする。

事例Ⅲ
基本
- 事例Ⅲは難しく考えないで、できないこと、やりゃなきゃいけないことをただやってくださいと言うだけ。
- あとはOJTして、標準化して、マニュアル化して。

事例Ⅳ
基本
- タイムマネジメントが最重要。
- みんなが解ける問題をミスなく絶対に取る。
- 難しい問題を無理して解く前に、簡単な問題を確実に取る。
- 記述問題はとにかく埋める。空欄をなくせば点数が入る。
- 途中式でも思いついたら式だけでもよい。安定して6割(まずは)確保する。
- 解釈に迷ったらみんなが答えるであろう選択を(複雑な計算はない)。
- 設問文をよく読むこと。「なお、~」や「ただし、~」に要注意!
変動費について
- 売上単価が変わっても変動費は変わらない!
- 売上数量が変われば変動費が変わる!
※単価変われど変動費変わらず
最初にマーキングする箇所
- 単位(千円と万円が混在する問題もある)
- 小数点第〇位を四捨五入
- 税率→40%の場合と30%の場合が混在するから注意!
- 「設問1で求めた数値を使用する」という前提条件部分
- 残存価額

さいごに
道場フリークの方であれば「ああ、あの記事のアレね…」とパクリ元がすぐに分かるかと思います。
ネタ元を覚えていない部分もあるのですが、結構タキプロブログや個人のブログ、ふぞろいのコラムなどからもパクっています。
ただ、これだけ頑張って作ったのですが、当日の試験会場では全事例共通の「その他いろいろ」のところしか見ていませんでした。「最後まで諦めない」「最後まで諦めない」「最後まで…(ぶつぶつぶつ)
結局、直前では技術的なことより精神的なことを重視していたのかもしれません。まあここまで来ると全部頭に入っていたので。
今回、私のルーズリーフの汚い字を娘にタイピングしてもらいました。好きなアイドルのグッズを報酬に。Special Thanks 娘&キンプリ。
明日は誰だろう?お楽しみに。
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