【未合格体験記】常に前を向いて~yosshiさんより~

こんにちは。wackyです。

今回はyosshiさんからの未合格体験記をお送りしたいと思います。

つべこべ言いませんので、まずはyosshiさんの魂のこもった体験記お読みください。

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【ご挨拶】

道場読者の皆さま、はじめましてyosshiと申します。

2011年度のストレート合格を目指し学習してきましたが、残念ながら2次試験で敗退という結果に終わってしまいました。

この度、合格体験記募集とともに未合格体験記の募集を拝見し、道場執筆陣の皆さまにはセミナー他で普段からお世話になりっぱなしなので、ここは1つご協力出来ればと思い、拙い文章を寄稿させて頂きます。

読者のみなさんにどれほど有益な情報になるかは分かりません(実際、振り返りという名の愚痴でしかないかも)。でも何か1つでも「参考になるかも」しれませんので、お付き合い頂ければと思います。

【学習方法(1次試験)】

1次試験に向けた学習詳細は以下の通りです。

・月~土で予習、日に講義受講してその日に復習。日曜日に懇親会等ある場合は、月に復習。

・予習の内容は、週末の講義範囲に対して以下を行っていました。

・テキスト「音読

・トレーニング×2周

・スピ問×2周

スピ問は選択肢の正誤含め「何故これが正解なのか」の理由付けが説明できるまで実施しました。テキスト音読は五感の内、目、口、耳を使う事でInput → Output → Inputする事ができるため、効率は悪かったですが効果はあったと考えています。また、眠気防止にも一役買ってくれました(笑)。また、過去問はテキストの横に書いてある問題のみ上記期間に確認しましたが、本格的に解き始めたのは5月からです。これは「基礎が出来上がらない限り応用に手をつけるべきではない」と考えていた為です。

結果的に週の学習時間は25~30時間程度(講義の5時間含む)となりました。「結果的に」と書いたのは、そもそも学習時間を目標とはしていなくて、自分で「やるべき」と思う事をやったらそれくらいの時間が経過していた、という意味です。

内訳は、平日3時間、土曜日5~7時間、日曜日7~8時間で、平日の3時間の内、1.5時間は電車の中で学習していました。残り1.5時間は帰宅後です。

【1次試験までで思う事】

① PDCA(PDS)はやっぱり大事

私が特に重要視していたのがC(Check)の部分です。つまり「現状分析が出来なければ対策の打ちようがない」からです。計画立案や実施も勿論大切ですが、現状分析→対策立案→検証がPDCAサイクルを回す最大の利点であると考えています。難しい言葉で書きましたが、要は

・今、どういう状況なのか?(学習進度は適切か?答練で目標点数クリアしたか?)

・どうすれば解消、改善できるのか?

・やってみて効果はあったか?もっと良い別の手はないか?

を問い続ける事で1次試験の合格を勝ち取れたと思っています。

② 焦りは何も生まない

私自身、1次試験の目標得点を455点(平均65点)に設定して学習をしていました。養成答練では553点(平均79点)、完成答練では483点(平均69点)という結果を残せた事もあり、油断しなければ大丈夫!と思っていました。

ところが、6月末の1次公開模試でなんと381点という想像だにしない得点を取ってしまった事で歯車が狂い始めました。この時点で残り1ヶ月強。普段なら客観的に現状分析を行うところ、何が悪かったのかも導き出せず、ただひたすら模試の誤答を見直したり過去問を解きまくったりしていました。そして気持ちの上でも焦りが出始め「とにかく420点でいいから受かりたい!」と、今から考えると弱気になってしまいました。結果は・・・ジャスト420点(苦笑)。正に思考が現実化した典型例ですね。

勿論、試験会場独特のプレッシャーはあります。個人的には、このプレッシャーによってどんな試験でも通常より1割は得点が下がると思っています。ですが、そうであるからこそ、今まで自分がやってきた事を信じ、現実を直視し、正しい方向にPDCAを回し続ける事が肝要だと思います。

【学習方法(2次試験)】

1次本試験より前に唯一やった事は「2次試験ってどんなもの?」という事を認識する為に2010年の過去問を解いた(見た?)くらいです。在籍していたクラスの有志で2月~4月にかけて月1回ペースで勉強会も実施しましたが、目的はあくまでも「2次試験の実体を把握する」事であり、学習とは呼べないレベルでした。ただし「実体を把握できた」事で気持ちの上で安心できましたし、結果として1次試験の学習に専念出来た事も確かなので、実施した効果は間違いなくありました。

1次試験終了後、本格的に2次試験の学習に着手しました。ここでもPDCAを回しつつ学習を進めました。基本的な学習方法は、

・帰宅後、1事例を必ず解いて正答&解説を確認。振り返りまで実施して就寝。

・事例4だけは別枠としてTACの集中特訓を電車の中で解いて日々鍛える。

という至ってシンプルなものでした。

【2次試験の振り返り】

1次試験では焦りこそありましたが、学習自体は楽しくやっていました。しかし2次試験の学習においては、やれどもやれども演習の結果が伸びない。公開模試もC判定。正答&解説を読めば得心するのに、次の演習で分析/振り返り結果が生きてこない。10月の声を聞いても事例1は平均点にも届かない。本当に最後の最後まで苦しみました。

でも、振り返ってみると「本当に苦しんでいたのだろうか」と思います。「苦しみながら学習している自分に満足していただけなのではないだろうか」と。

結果はBBAA。どこで得点しどこで失点したのか、ギリギリAなのか、限りなくCに近いBなのか、何も分かりません。しかし不合格になる理由は必ずあるはず。学習のどこかに、本試験までに解決できなかった問題があったはず。そう思い、冬休みに入って本試験をもう一度「眺めて」みました。すると「あれ?この設問ってこういう事を問われていたんじゃ・・・」とか「この解答って冗長になっていて肝心な事が書けてない・・・」などなど「眺める」だけで気づいた点がいくつも出てきました。「読み取る力」「分析する力」「書く力」のすべてが出来ていない訳ではない。しかし、設問単位に見ていくと、ある設問では「書く力」が不足し、ある設問では「読み取る力」が不足している事に気づかされました。

【まとめ】

今年は、すべての設問に対して全ての力が平均的に加重できるように訓練する所から始めようと思います。やっていくうちに次の課題が出てくると思っていますので、正しい方向にPDCAを回し続け、年末には美味しいお酒を飲みたいと思います。

最後に大変失礼な物言いかもしれませんが、自分自身への叱咤も含めて、思っている事を1つだけ。

待っていても何も生まれません。何も得られません。立ちあがったら、次は歩きましょう。こけたら、また立ちあがりましょう。立ちあがった結果、診断士と違う道に進むもアリだと思いますが、とにかく「諦めたら負け」です。諦めない限り、失敗はあっても負けはないと信じています。

今回、私は悩みながらも再チャレンジの道を選択しました。単に資格取得の為だけでなく「診断士として活動したい」「もっと自分は成長出来る」という気持ちが消えていなかったからです。あと10ケ月。去年掛けた「橋」を更に強化して、川の向こうに渡りたいと思っています。

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いかがだったでしょうか?

yosshiさんは道場のセミナーに何度も足を運んでくれていたことから、道場メンバーも彼の動向を気にかけていました。それだけに今回の結果は本当に残念でなりませんsad。私個人としてはTAC横浜校つながりということで交流もあり、彼の学習過程を見ていました。彼は非常に優秀な方でまた人を引き付ける魅力のようなものもあり、彼の周りには多くの学習仲間が集まっていました。学習方法も「効率ではなく効果を求める」事に重点を置き成果にトコトンこだわるなど、ストイックにそして確実に学習成果を積み上げていました。

しかしながら本人も書かれているように、昨年6月の1次模試の結果から歯車が少しずつ狂ってしまったのかもしれません。

彼の本当にすごいところは、どんな結果でも受け入れてそして必ず前を向くところです。彼はすでに前を向いて動き出しました。あなたはどうですか?

yosshiさん、貴重な寄稿本当にありがとうございました。今年栄冠を勝ち取ることを祈念しています!!

by wacky

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