【合格体験記】今回で最後の受験、50歳の節目に4度目の挑戦で合格!タカヒロさん
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ロケットスタートセミナー@東京
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あらかじめご了承ください。
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おはようございます。makinoです。
本日も読んで下さって、ありがとうございます。
読者の皆様からたくさんの合格体験記を頂きました事を、まずもって御礼いたします。どうもありがとうございました。本当に嬉しいです。
そして本日もおふたりの体験記を紹介いたします。
お一人目はタカヒロさんです。
ご家族と仕事のバラスを取りながら、3回の2次試験挑戦の後、改善を積み重ねて、今年50歳という節目のお歳、見事に結果を掴んでおられます。
40代50代の多年度受験生の皆様にはもちろん、継続するためのメンタル維持の方法も大変参考になりますので、是非ともご参考になさって頂きたい合格体験記です。
========ここから寄稿========
(0)受験生情報
名前(HN): タカヒロ
年 齢:50歳
(1)自分の診断士受験スタイルを一言で表すと
プライベート最優先スタイル
家族に迷惑を掛けないというポリシーで学習した。そのため、隙間時間の活用に工夫をした。
(2)診断士に挑戦した理由・きっかけ
社会保険労務士で開業を検討していた際、相談した方から経営について勉強しないとすぐ廃業になるとアドバイスを受けたことがきっかけ。
(3)学習開始時の知識・保有資格、得意科目・不得意科目
保有資格:社会保険労務士、FP2級
得意科目:なし ただし、マークシートには自信あり。不得意科目:経営情報システム、経営法務、財務会計
(4)学習スタイルとそのメリット・デメリット
2次受験4回目での合格なので、4年連続の受験となります。
1~3年目独学
① メリット
お金がかからない。自分のペースで、講義を受ける時間も節約できる。また、自由に参考書などを追加できる。
② デメリット
客観的な実力が分かりにくいこと。受験仲間がいないこと。
4年目通信(2次対策のみ)
① メリット
カリキュラム順に学習すればいいので、特に何も考えなくてもよいこと。
② デメリット
2次試験に役に立たないと思われる部分もあるので、カリキュラムを妄信すると無駄な学習となってしまうこと。
(5)合格までの受験回数、学習時間とその作り方
①学習開始時期と受験回数
平成28年2月 受験回数は1次2回、2次4回
②一次学習時間
平成28年:400時間
平成30年:300時間
③ニ次学習時間
平成28年:100時間
平成29年:300時間
平成30年:300時間
平成31年:400時間
学習時間とその作り方
隙間時間の積み重ねです。家族に迷惑を掛けないというポリシーでしたので、試験直前の週末にも海に連れて行ったり、ショッピングセンターに連れて行ったりしていました。
そのため、とにかく30秒でも時間があれば勉強しました。例えばレジに並んでいる時間やトイレ、信号待ちの時間までも勉強時間に使っていました。
(6)合格までの学習法
①1次
平成28年:TACのスピードテキスト、スピード問題集、過去問題集を使用。
テキストを1回読んで、スピード問題集を3回くらいやり、その後過去問と問題集をひたすら繰り返すやり方。
平成30年:TACのスピード問題集と過去問題集をやる。苦手意識のある経営情報システムと経営法務、しっかりと理解したい運営管理と企業経営論についてはTBCのテキストを購入し、一巡させた。また、経済学については、公務員試験対策の本を参考書として活用した。
②2次筆記
平成28年:1次で不合格であると思い込んでいたため、合格発表後に学習スタート。そのため、TACの過去問をひととおり学習するのと、事例Ⅳについては1次のスピード問題集をやるのが精いっぱいであった。
平成29年:ふぞろいシリーズを読んで、「こんなのでいいのか」と理解したつもりとなり、中途半端な実力と気持ちで挑んでしまった。事例Ⅳの全知識&全ノウハウをひととおり学習して事例Ⅳが理解できたと勘違いしていた。
平成30年:1次から受け直して、周辺知識が強化されるとともに、事例Ⅳについては、イケカコや簿記1級の問題集、過去問を平成13年度から全てやるなど、気分的にはやりつくした感があったが、一通りやっただけで実力がついていなかった。また、事例ⅡとⅢについては、テクニックの理解に重点を置きすぎたため、アウトプットの学習が足りていなかった。
平成31年:今回で最後の受験と決意。昨年勉強した内容を精査し、理解不足を無くすように努めた。そのうえで、一発合格道場のセミナーに参加し、情報収集を行った。その結果、必要だと思って合格したいと考えていた気持ちが、本当に診断士の仕事をしてみたいという気持ちになり、違う意味で合格したいという気持ちが強く芽生えてきた。基本にかえり、ひたすら過去問を繰り返し、8月頃には過去に作成した自分の答案を見て改善点が浮かべるようになってきたので、実力はついたと確信できるようになった。直前期には、1日中筆記することのできる腕の筋肉のスタミナ対策も含めて毎日3事例を9月から解いていた。
(7)学習時・受験時のエピソード及びこれから合格を目指す方へのアドバイス
合格の要因をあげるとすると、事例Ⅳの勉強をしっかり行い、いつでも60点以上とれる実力をつけたことだと思います。そのうえで、事例1からⅢまで苦手意識のある事例をなくすことができたことだと思います。私の場合は事例ⅡとⅢに苦手意識があったので、過去問を徹底的に分析して苦手意識をなくしました。また、私は過去問を平成13年度から全てときましたが、傾向も変わっているので、そこまで必要はないと思います。ただし、事例Ⅳの計算力をつけるためには有効であり、他の事例についても要約系の問題だけ抜粋して解いてみると要約力が飛躍的に伸びると思います。
試験当日は、事例Ⅱ、Ⅲともに自分では出来が最悪だと思ってしまいました。試験の時間中も何度も鉛筆を置いて今年もダメかと思いました。頭が真っ白になりましたが、深呼吸して落ち着いて読み返し、使えそうな与件文を見つけたり漢字の書き間違いを修正したりできたことはよかったと思います。ちなみに試験会場が大阪経済大学だったのですが、柔道家の野村忠宏さんの講演会のポスターが貼ってあり、「折れない心」について講演するとあったので、休憩時間に「折れない心」「折れない心」とつぶやいていました。
========ここまで========
いかがでしたでしょうか。
「家族に迷惑を掛けない」素敵なお父さんの頑張る姿に、私は深く共感しました。お父さんの頑張る背中をみて、きっとお子さんも感じるものがあったと思いますし、将来お子さんが挫けそうになった時に、励ますことができる「父親の姿」になるのではないでしょうか。
4度の2次試験挑戦の中で、独学から通信への変更をしたり、事例Ⅳの強化をしたりと、試行錯誤と改善を積み重ね、ついに大きな喜びの地にたどり着かれました。
そして「折れない心」。受験会場に貼ってあるポスターのこの言葉に気が付く事は、きっと偶然ではありません。ご自身の努力が引き寄せたのだと、私は思いました。
特に40代50代の、ご家族のいらっしゃる読者の皆様のご参考になれば、とても嬉しいです。
タカヒロさん、どうもおめでとうございました。素敵な合格体験記に深く感謝いたします。