都市伝説だらけの2次試験

こんにちは、JCです。

2次試験は正解は発表されませんので、本当の答えは何なのか
結局わかりません。
受験機関が発表する模範解答も学校によって大きく
異なっていることも少なくありません。
極めて都市伝説が発生しやすい環境にあるようです。

採点のプロセスなんかも謎に包まれていてほんとにわかりません
自分が受験生の時には受験機関以外からいろんな情報を集めるような余裕がなかったのですが、むしろ道場を開いてから、いろんな意見を目にすることが多くなりました。

なかにはまことしやかに語り継がれているものもあって、
まるで都市伝説みたいです。
本当だと思うものもあれば、
これはちゃうやろ~!というものもあります。
僕の勝手な意見も交えながら、今日はちょっと見てみることにしましょう。

■都市伝説1■
白紙の解答欄を残すことは、経営者の質問に答えると
言う診断士としての姿勢に反するから不合格になる。

JCの考え⇒これは違うと思う。
もっとも大問まるまる1個白紙だと、その部分が0点になっちゃうので、結果として合格に至らない確率が高まるということはあるかとは思う。
でも、合否だけじゃなくて、ABCDの判定もつけなきゃいけない採点者が
設問白紙即不合格!な~んていうやり方は、どー考えてもできないよね。
そんなことしたら採点者の方が姿勢を問われるような気がする。
そもそもひとりの採点者が全問遠しで採点してるかどうかもわかんないし。
(分担して設問①だけの担当を作った方が効率はよさそう)

更に言えば、国家試験なんだから、診断士としての姿勢なんていうあいまいなものを問うのはかなり難しいと思うし、もし本当にそういう姿勢の部分をしっかり問う機会を求めているのであれば、口述試験こそ、その最大のチャンスなんだから、927人中925人合格!なんてことにはならないはず。

■都市伝説2■
各設問の解答は明確で論理的につながった解答でなければならない。

JCの考え⇒これは半分ほんとだと思います。
だって、採点者だけが見ることのできる本物の模範解答は絶対そうなってるはずだから。
それに近い解答が書けたとすると、各設問が論理的につながっていて、最終問題まで明確な流れの中で解答が作成できているということになる。

でも、逆に最終問題まで論理的に結びついた解答ができていなければ、事例全体が×になるかというとそんなことはないよね。
なんか、「でなければならない!」と言われると、そうでないと絶対合格できない…みたいに読めちゃうんだけど、満点をとらなきゃいけない試験でないのは2次も1次と同様なので、すべての設問をきれいにとれるとは限らないし、その結果、論理的につながってない解答になったとしても、それで全体が×なんてありえないと思う。
それだったら設問毎に配点を公開している意味がないから。
というわけで半分ほんとというのが僕の考えなんだけど、「明確で論理的につながった解答が書けたら、かなりの合格に近い!」という言い方だったら、ほんとです!と言いたくなっちゃいますね。

■都市伝説3■
模範解答とは異なっていても、良い解答なら合格点がつく。

JCの考え⇒うそだと思う
この場合の模範解答とは、試験委員が作った、採点者だけが見ることのできる本物の模範解答のことですよ。
試験委員から与えられている模範解答と全く異なっているのに○を付けられる採点者って、
相当レアでオレ様なやつだと思います。

だって国家試験ですから、合格者の一定の品質が求められているはず。
各採点者が勝手に自分の感覚で○×を付けていることって、
非常に考えにくい
「そう言っている採点者の話を聞いた人の話を聞いたことがある…」
というような人もいるというのが、ものすごく都市伝説っぽい。

国家試験の品質を保つためには、平等かつ透明な(少なくとも主催者側にとって)判定が求められなければおかしい。
なので、本物の模範解答はかならず存在すると思うし、ここまで書けたら部分点の明確な基準もきっとあると信じています。
だからこそ、「ふぞろいな合格答案」にみんなが納得してるんだろうとも思っています。

■都市伝説4■
ロイヤルティは愛顧と和訳して使ってよい。

JCの考え⇒これは超危険だと思います。
長い用語が与件文に出てきた際に、限られた字数で論述しなきゃいけないから、短い言葉で書き換えたくなるのは良くわかります。
僕も2次の勉強を始めた頃には良くやっていました。でも、これってめちゃくちゃ危険だと思うんですよね。

採点する方も限られた時間の中でたくさんの答案の採点をしているわけで、ロイヤルティ=愛顧とピンと来てくれるかどうかわからないよね。
この「採点者もきっとわかるよね!」という思い込みリスク、相手の理解力を期待するリスクはできるだけ避けた方がいい。
もちろんH21年事例Ⅱのように設問文中にロイヤルティ(愛顧)と書かれている場合は別ですよ。

でも、H21年で書いてあったからH23年でも愛顧でいいか?というと
僕は疑問です。
たまたま自分の答案を採点してくれる人がH21年も採点者として働いていたら、ピンとくるかもしれませんが、今年初めてで、過去の問題なんて、
全然見てましぇーんというような方が採点者だったらたぶんアウトだと思う。

H20年の事例Ⅰでも「アントレー」という用語が出て来て、僕は過去問の演習をするときに、「機内食」と2文字稼いだ積りでいたんですが、「アントレーというピンポイントの商品」と「機内食という商品」は違うものであると採点者に思われちゃったら、その問題すべてが×になりかねないですよね。
ですので、リスクはできるだけ排除する意味からも与件で出てきた単語は言い換え・置き換えせずにそのまま使う方が良いと思いますね。

■都市伝説5■
受験番号は若い方が合格率が高い
JCの考え⇒これは嘘くさいけど、どうも本当です。
この記事とか、あの記事とかでハカセが分析してくれた結果です。500番ごとに集計してみると結構あてはまる傾向のようです。
まあ、単に2年分だけの分析なので、たまたま偶然なのかもしれませんが、そんな結果がでています。
僕が思うにやはり、合格したい!という強い気持ちがある人は出来るだけ早く申込を行うものっていうことじゃないかしら?

実際に同じ年度に受験したふうじんとハカセと僕では、申込順の受験番号は500番も変わりませんでした。
別に申し合わせたわけではないんだけど、申込用紙が届いたら3人とも当たり前のように即、申込みをしてたんでしょうね。
この点は上記記事の中でハカセがそれなりに分析してくれているので、そちらにお任せしましょう。

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まあ、そもそもどれも都市伝説ですし、
本当の正解や採点のプロセスは診断士になってもわからないですから。

国家試験なので、わかっちゃうことはとてもマズイわけだし。それが当たり前ですよね。

あまりつまんないことは気にせずに、がしがし事例を解きまくった方が良さそうですね。 

by JC

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