モチベーション向上・維持について【春セミナー振り返り】

こんにちは、どいこうです。過去記事はこちら

4月6日と18日に実施した春セミナーにて、モチベーションに関するお話をしましたので、それについて振り返りたいと思います。

モチベーションの5つのステップ

セミナーでは、5つのステップに分けて解説しました。

Step1は、将来像を思い描くことです。みなさんは楽しく幸せな未来のために、中小企業診断士試験を受験されるはずです。試験に合格した後に手に入れる楽しく幸せな未来を具体的に思い描き、常に意識することで楽しく勉強できると思います。

私は車の運転がへたっぴなのに運転を例にあげますと、運転中に近くばかり見ているとフラフラしますが、遠くの目標を見据えていれば安定しませんか?あれと似ていると思います。将来像を具体的に思い描けないと、勉強が無味乾燥であったり、苦痛な作業になってしまいかねません

Step2は、ゴール設定です。どこまで到達すればよいのか、目星をつけることで優先順位をつけられるようになります。逆に、ゴールが見えないと暗闇を歩くようなものですから、不安になったり完璧主義になってしまいます。

Step3は、学習計画です。何を、いつ、どれだけ学習するかを計画することで、進捗管理が可能になります。計画がないまま勉強していると、遅れていることに気づけません

Step4は、学習プロセスの設計です。意欲を維持する仕組みづくりです。これがうまくいくと、楽しく着実に学習を進められますが、失敗すると勉強が楽しくなくなったり、続かなくなったりします

Step5は、モチベーションの回復です。人間は感情のある生き物ですから、どうしても落ち込んだりやる気を失ったりする場合があります。モチベーション回復の方法をもっていると立ち直りが早くなります。一方、モチベーション回復の方法を持っていないと、一旦やる気が落ちるとなかなか戻らなくなります。

以下、道場10代目メンバーのアンケートから見いだせるモチベーション維持・向上方法の実例をご紹介します。

将来像

将来像に関する項目を、5種類に分類しました。

仕事の質向上・範囲拡大
多くのメンバーが仕事の質を高め、幅を広げることを意識していました。
「経営者の視点を得る」「企業の成長をアドバイスする」「顧客基盤を中小企業に広げる」「コンサル業を立ち上げる」などです。

他者や社会への貢献
他者や社会に貢献したいという思いも、多くのメンバーが持っていました。
「身近な人の事業を支援する」「経営者に中長期目線の経営を促す」「地元に貢献する」「国の産業基盤を維持・強化する」など、様々なレイヤーでの貢献意欲がみられました。

ライフスタイル実現
このほか、望むライフスタイルを実現したいというメンバーもいました。
「好きな仕事をする」「一緒に働きたいと思える人と働く」「働く場所と時間に融通をきかせる(特に子育てに関連して)」などです。

職場を変える
①~③に出た将来像を実現するために、「部署異動」「転職」「独立」等を選択肢に持っているメンバーもいました。

新たな出会い
意外と見落とされがちだと思うのが、出会い要素です。
中小企業診断士になると、「診断士つながり」ということで異業種の方との出会いが非常に増えます。これを期待していたメンバーもいました。

ゴール設定

ゴール設定については、過去記事をご参照ください。
バックキャスティング思考法

学習計画

学習計画については、過去記事をご参照ください。
〈永久保存版〉1次試験までの学習計画
学習計画の立て方&今から2次試験の過去問をやるべき?

学習プロセスの設計

勉強を生活に組み込む
勉強を生活に組み込んで習慣化することは非常に大切です。
「決まった時間(早朝、通勤時間、昼休み等)を勉強時間として確保してしまう」「教材を常に手元や身近におく」「道場ブログを毎日読む」などがありました。

将来像を想像する
描いた将来像は、忙しく過ごしていると忘れてしまうものです。そこで、将来像を考える時間をとることもまた重要です。
「常に将来イメージを思い出す」「活躍している診断士のブログ・SNS等を読んで将来像を進化させる」などがありました。

他者との関係性を活用する
勉強は一人でもできますが、勉強仲間が入れば、相談したり、教え合ったりできて学習効果も高まります。
「勉強仲間を(StudyPlus、勉強会、道場セミナー等で)作る」「家族・友人に学んだ内容を語る」「職場や友人に公表して背水の陣を敷く」などがありました。

勉強を楽しむ
勉強時間をより楽しい時間にするために、工夫しているメンバーがいました。
「勉強を好きなこと(コーヒー、音楽、アロマ等)とセットにする」「学習計画の達成をチェックしてゲーム化する」などの方法をとっていました。

能動的に学習する
受動的にテキストを眺めるだけではなかなか知識が定着しないメンバーもいました。。
「問題を解いたり書き込んだりすることで脳を活性化させる」「自分にまたは相互にクイズを出す」などの方法をとっていました。

辛くならないようにする
勉強が辛くならないような工夫をしたメンバーもいました。
「気分が乗らない時は無理をしない」「息抜きをする」「自分へのご褒美(晩酌等)をあげる」などの方法をとっていました。

モチベーション回復

視点を変えて気分転換
ムリに同じことを継続せず、視点を変えて他の勉強形態に変えるという手法をとったメンバーがいました。
「得意な科目に変更」「関連する資格試験(簿記など)にも挑戦」「違った作業(コラムを読む等)をする」等の方法がみられました。

ゼロリセット
どうしてもやる気がでないときには、その日の勉強を終了してしまう方法をとるメンバーもいました。
「無理せず寝る」「お風呂に入る」などです。

外圧利用
自分一人ではなかなか気分がのらないときには、他人の存在(外圧)を利用するメンバーもいました。
「通信カリキュラムの〆切を活用する」「友人・知人に受験のことを話す」「他人のいるカフェで勉強して緊張感を高める」などの方法がありました。

将来像と意志の力
「初心にかえって将来像を確認する」「意志の力で乗り切る(注:特にストイックなメンバーです)」という方法をとったメンバーもいました。

モチベーションシート作成のすすめ

あなたのモチベーションはどこからくるのでしょうか。モチベーションの源泉は1つではなく複数あるかも知れません。

ある時、めらめらと燃え上がったモチベーションも、日常の雑事にまぎれて薄れてしまうことがあります。このため、ぜひ、あなた自身のモチベーションの維持・向上方針を一度紙に書き出して整理し、目につく場所に置き、実行することをオススメしたいと思います。

参考までに、セミナーで使用したシートへのリンクを貼っておきます。

それではまた~


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