【合格体験記】マイペースで効率的に合格! ksknさん &【道場9代目からの重大発表!】
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✿:❀ 道場ロケットスタートセミナーのお知らせ ✿:❀
一発合格道場 診断士ロケットスタートセミナー2019 in東京
2019年1月12日(土)12時半開場、13時開始。15時半~16時終了 @勝どき区民館
・2018年の診断士2次試験合格者向け対象
・参加費:1000円(別途、17時~19時にて懇親会)
・定員:50名予定 (好評につき再増枠しましたが、残り僅かです!)
・申し込みはこくちーずにて
実務補習・実務従事、企業内、転職、独立…など診断士活動のリアルをお伝えします!
活躍する診断士になりたい方、同志を探したい方はぜひお越しください!!
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zenzenです。
親愛なる道場読者の皆様、あけましておめでとうございます!
今年も一発合格道場をご愛顧いただけますようよろしくお願いいたします。
さて、年明けからは恒例とも言える体験記の紹介となっております。
今年は過去最多49件の体験記を寄稿いただきました。
お寄せいただいた皆様、誠にありがとうございました。
これから全ての体験記を紹介していきますので、
楽しみにお待ち下さいね!
(※ 日曜更新や1日2本紹介を予定していますので見逃さないで!)
さて、一発目は道場事例Ⅵにも参加してくれたksknさんからの寄稿をご紹介します。
ksknさんは試験に対しても自分に対しても適切な距離感を保ちつつ、効率的に合格されています。
では、どうぞ!
==========ここから寄稿==========
(0)受験生情報
名前(HN):kskn
年齢:31歳
(1)診断士に挑戦した理由・きっかけ
診断士に挑戦した理由は、大きく2つです。
①現在働いている会社の経営が順風満帆というわけではないので、本格的に経営が傾いたときの安全弁として
②妻が国内、海外への出張がある仕事に就いているため、育児のために自分が融通の利く仕事(自営) をする、という選択肢を持つため
(2)学習開始時の知識・保有資格、得意科目・不得意科目
保有資格:特になし
得意科目:一次試験→経済、財務、運営管理 二次試験→事例Ⅳ
不得意科目:一次試験→法務
もともと理系出身ということもあってか一次試験は理解系科目に強く、暗記系科目に弱かったのですが、その中でも特に法務は苦戦しました。(最終的には50点目標で足切りにならないことを目指し、加点前で40点ちょうどでした。。。)
二次試験はあまり得手、不得手はなかったのですが、試験の特性上、事例Ⅰ~Ⅲで安定した高得点を見込むことは難しそうと感じたので事例Ⅳを重点的に対策し得意にしました。
(3)学習スタイルとそのメリット・デメリット
・TACの通信講座(一次・二次上級本科生)
受験2年目からの受講だったため、ストレート講座(初年度向け)ではなく上級講座(多年度向け)を受講しました。ストレート講座は受けたことがないので、ストレートと上級の比較ではなく、上級講座に対する主観的な感想です。
TACに通うメリット
・最終講義レジュメがもらえる(一次)
個人的にはこれが最大のメリットでした。各教科、重要論点だけまとめられた冊子なので直前期の学習にとても役立ったと感じています。
・アウトプット教材が多い(一次、二次)
問題集だけではなく模試や答練が定期的に実施されるのでアウトプットとインプットのバランスがよく取れているなと感じました。また内容も充実しているので、少なくとも一次試験はTACのアウトプット教材さえ網羅できれば十分合格ラインに到達できます。
TACに通うデメリット
・二次演習の採点がアテにならない
デメリットとは少し違うかもしれませんが、二次演習の採点は「模範解答に沿った内容かどうか」で判断されているようなので、妥当性がありそうな内容でも模範と違えば点は付かず、結果として点数が低くなりがちだと感じました。(演習や模試で30点代を連発していました)
また試験の特性上しょうがないですが、採点者によるバラつきもあるように感じます。なので、受けられる際はあまり点数を気にしすぎない方が良いと思います。
通信のメリット
・好きなときに受講できる
通信は完全に自分のペースで進められるので、例えば仕事の忙しさに波があったりする方は通信を検討しても良いと思います。私は6月から育児休暇を取得することに決めていたので、それまではスローペースで進め、6月からギアアップしました。
・講義の不要な部分を飛ばせる、講義を途中で止められる
自分が得意な範囲や雑談パートは飛ばして時短できます。また、好きなところで講義を停止・再生することができるので、まとまった時間を取るのが難しい方でも30分や1時間単位で講義を進めていくことが可能です。私は育児をしながらの受講だったので、子どもが泣く度に停止してあやしに行っていました。
・通学時間がかからない
当たり前ですが、移動にかかる時間はないので勉強の効率を上げられます。通学されている方も大半は通学途中に勉強されている方が多いと思いますが、それでも自宅で勉強する方が電車の中でするより質の良い勉強が可能です。私は電車に乗るとついスマホゲームをしてしまうので通学には不向きでした(笑)
通信のデメリット
・勉強仲間ができない
これに尽きます。私は2年弱の学習期間を通して誰とも知り合うことなく試験が終わりました。仲間がいないとモチベーションが上がらないという方には不向きです。試験会場で仲良さそうに話している人を見るととても切ない気持ちになります。ただ、道場のセミナー等に参加すれば仲間を作ることはできるので、あまり大きな問題ではないかもしれません。
(4)合格までの受験回数、学習時間とその作り方
<学習開始時期>
2016年11月頃
<受験回数>
1次試験:2回
2次試験:1回
<学習時間>
1次学習時間
総学習時間:約600時間
2次学習時間
総学習時間:約150時間
受験初年度は独学で学習を始めるも、モチベーションが続かず記念受験に近い形で終了(情報システムのみ科目合格)
第2年度は前年の反省を踏まえ、11月頃にTACへ入学(通信)。学習時間を長く取ることよりも、睡眠時間を十分に確保し、学習時間の質(集中力)と効率を高めることを意識しました。
(5)合格までの学習法
<一次試験>
復習重視
学習の流れとしては、
【講義を受ける(インプット)→問題を解く(アウトプット)→復習をする(再インプット)】
という流れで進めていましたが、私はこの中でも特に復習(再インプット)を重視して学習を進めました。間違えた問題は理解できるまで学習し続け、TACのテキストで分かりづらいときはインターネットで検索して詳しく載っているサイトを探したり、それでも分からないときは詳しい人に質問したり、とにかく自分の中でしっかりと腑に落ちて理解できるところまで深く学習しました。
範囲を絞り込む
診断士の学習範囲はとても広いですが、その中でも効率よく点数を稼ぐために「学習時間を割かない分野」を下記の3点を基準に自ら設定しました。
①すでに解ける分野
②手間に対してリターン(得点)が少ない分野
③合格後に実務上で使うことがなさそうな分野
①すでに解ける分野
すでに解ける分野はわざわざ勉強する必要はありません。当たり前のことを言っているようですが、テキストを読む際に解ける範囲にも「念の為」目を通していたり、問題集を解く際に解ける範囲も「念の為」解いていたりすることはあると思います。ただ私は、その分も自分が解けない分野に時間をかけた方が効率良く得点をアップできると考え、学習範囲から完全に除きました。
②手間に対してリターン(得点)が少ない分野
例えば運営管理におけるサーブリッグ分析は比較的よく出題される分野ですが、18項目もあって記憶に定着させようと思っても1日では難しいと思います。私はこのように1問の正解に対して手間が多くかかる分野(コスパが悪い分野)はあまり時間を割かず、直前期の短期記憶(テキストに折り目だけ付けて試験直前の休み時間に目を通すだけ)で対応しました。
③合格後に実務上で使うことがなさそうな分野
これもサーブリッグ分析を例にとると、私はおそらく診断士の実務としてサーブリッグ分析を使うことはないだろうと考えました。もし仮にあったとしても、実務上は表を見ながら当てはまる物に分類していけば良いので、時間をかけて記憶に定着させる必要がないと考え、他の分野に注力しました。
<二次試験>
ふぞろいな合格答案の活用
通称「ふぞろい」と呼ばれますが、このふぞろいは事例毎に様々な方の答案を丁寧に分析されており、非常に役立ちます。活用のし方は人それぞれかと思いますが、私は「解答内容」よりも「答案の書き方」を参考にし、限られた文字数の中でより多くの内容を詰め込む方法を学びました。
演習の模範解答を読み込む
二次演習や模試には必ず模範解答が付いてきます。模範解答といっても、試験の特性上、それが100%正しいとは言えないのですが、しかし模範解答だけあって解答の組み立て方は非常に論理的になっています。学習を始めた当初は問題毎の解答の切り分けや根拠の抜き出しで失敗することも多かったので、模範解答がどういう理屈でそれらを行っているかをよく読み、参考にしました。
(6)学習時・受験時のエピソード
<学習時>
2017年の11月頃より本格的に学習をスタート。2017年の12月に第一子が誕生し、12月から翌2月、さらに2018年6月から現在に至るまで育児休暇を取得。「仕事と学習」の両立と「育児と学習」の両立を経験。特に「育児と学習」の両立において、育児は事前計画を立てることが難しく計画通りに学習を進められないことも多々ありましたが、「学習期間の長い試験だから、どこかできっと取り返せる時期が来るはず」と信じて自分のペースで進めました。実際、月齢が進んで子どもの睡眠時間が固定化されてからは順調に進めることができ、無事に最後までやり切ることができました。
<受験時>
普段の演習問題ではだいたい20分くらい余るペースで解けていたのですが、初めての二次試験で緊張もあり、普段の演習や模試に比べて丁寧に解きすぎたために事例Ⅰ、Ⅲではやや時間が不足気味になってしまいました。
振り返ると、演習に慣れてきて与件文や設問の読み込みや記述のし方などが雑になってきていたように思うので、演習の時から「これが本試験だ!」という気持ちで丁寧に解くことが大事だと思いました。(それで時間が足りないなら、何か工夫が必要だということが分かる)
(7)これから合格を目指す方へのアドバイス
自分のやる気スイッチがどこにあるかを見つけておいてください!
学習期間が長くかかる試験ですので、いつか必ず停滞期が来ます!そのときにモチベーションを高めるための、自分の中のやる気スイッチを早いうちに見つけておいてください。
私の場合はとても良い格好しぃな性格なので、周囲の友人に受験することを話して絶対今年合格する宣言をして回りました。こうすることで、高らかに宣言したのに落ちたらかっこ悪すぎる!絶対に合格せねば!という気持ちを高め、学習意欲へと繋げました。
息抜きしたいときは気にせずしましょう!
よく「頑張ったときのご褒美」や「月に1度のリフレッシュ」で思い切り息抜きをされる方がおられると思うのですが、私はあえて「日常的な息抜き」を推奨します。実際、私は学習期間中も毎日欠かさず携帯ゲームをし、毎晩晩酌をしました(笑)
仕事や育児をしながら学習をしていると、どうしても気持ちを張っている時間が長くなってしまいますが、張り続けることは非常に疲れます。そういった状況が続くと、張っている間にも「緩み」が起こってしまい、仕事や勉強がはかどらなくなってしまいます。はかどらなくなると、どんどんモチベーションが下がってしまい、さらにはかどらなくなります。
こういった負の循環に陥らないようにするため、日常の中に意図して「緩み」を作り、「張り」をより際立たせることが重要だと、私は考えています。
自分を信じて、マイペースに進めましょう!
学習を進めていると、やろうと思っていたのについサボってしまったり、計画したところまで進まないことがあったりすることは必ずあると思います。しかしそんなときも自己嫌悪になったり焦ったりせず、どこかで必ず取り返す時間があると信じて、自分のペースを維持して進み続けましょう。
==========ここまで==============
いかがでしたか?
1次試験600時間、2次試験150時間と、一般的な水準より随分短い学習時間で合格されています。
効率的に質の高い学習を行われたことの現れですね。
ksknさんの体験記で特筆すべきは、「自分の軸が全くブレていない」ことでしょう。
学習範囲の絞り込み、毎日の携帯ゲームに晩酌、睡眠時間を確保、そして育児も積極的。
意識的に「緩み」を作り「張り」を際立たせる・・・。
何というか私よりずっとお若いですが、戦い方が「上手」ですね。
手練れ感を漂わせています。
どうすれば自分を上手く動かせるのかをよく理解されていらっしゃるのが何よりも強みでしょうね。
油断するとすぐサボる私とは雲泥の差ですね・・。
とにもかくにも合格おめでとうございます!
きっとksknさんなら、診断士になってからも戦略的にかつマイペースで新しい成果を上げられることでしょう。
ksknさん、寄稿ありがとうございました!
そして、そしてそして!
昨年末からチラチラ匂わせていた、9代目からの重大発表です!
ドゥルドゥルドゥルドゥル・・・・・・・・・・
バーン!
2019年1月末、
我々道場9代目メンバー11人は・・・・
電子書籍を出版します!!
タイトルは、
「中小企業診断士試験 一発合格」
書影はこちら。(一部デザインは変更になる予定です)
気になる章立てはこちら!
第1章:はじめに
第2章:中小企業診断士試験とは
第3章:1次試験の勉強法
第4章:2次試験の勉強法
第5章:口述試験対策
第6章:合格後
第7章:受験生支援団体の紹介
第8章:中小企業診断士の魅力
第9章:道場人気記事紹介
第10章:応援メッセージ
第11章:9代目メンバーお勧め書籍紹介
この盛りだくさんの内容にさらにコラムを9本追加して、
なんと、お値段税込み980円!
どーですかお客さん!
特に4章は大ボリューム!
この書籍の約半分のページ数が
4章だけで費やされているという
積極的にバランスを欠いた構成
2次試験偏重スペックとなっています!
診断士試験のことを
網羅的に知って頂ける上、各試験対策記事も超充実、
さらには合格後の活動についてもフォローしているという
お買い得感極まりない「渾身」の一冊となっております。
という訳で、我々9代目の活動の集大成として
Amazon Kindleから電子書籍を出版します!
それに伴い、出版記念セミナーを東京・大阪の2カ所で開催します!
東京:2019年2月2日(土)
大阪:2019年2月9日(土)
詳細決まり次第このブログでお知らせします!
道場フリークのそこの貴方も、
最近この一発合格道場を知った貴方も、
今年の合格を目指すなら来て損はありません!
是非、予定をあけておいて下さいね!
以上、zenzenでした。
zenzenさんの祈願企画好きでした
次世代にバトンタッチしても、特別参加していただきたい!
今年も一次からリベンジです
独学にしたこともあり、アクセルいまいち
zenzenさんは、そんな怠けメンタルどう吹き飛ばしましたか?
やまめさん
コメントありがとうございます。
祈願企画を気に入っていただけたようで、重ねてありがとうございます。
思えば去年は人生で一番絵馬を書いたような気がします・・・。(笑)
さて、怠けメンタルをどう吹き飛ばしたか?
というご質問ですが、難しい問題ですよね。
”ゴリゴリストイック”だいまつや、
”やりこみ世紀末覇者”きゃっしいのように出来れば良かったのですが、
残念ながら、本当に残念ながら、「自分はそんな風に出来ていない」のですよね。
ストイックにやっていた時期も少しはありますが、
これは長続きしなかったのです。(2か月持たなかった)
そこである意味では、「諦めた」という節はあります。
勿論、勉強するのを諦めるとか、試験を受けるのを諦めるということではありません。
ストイックにやることを諦めた、ということです。
あまり良い考え方では無いかも知れませんが、
「とにかく学習を継続すること」を最上位に考えていました。
しがみついていれば勝ち目は出てくる、と。
1日の学習量が少なかったとしても、続けていればそれなりのところまでは辿り着けるはずだと。
やまめさんは既に学習経験がおありですから、
絶対量という意味ではある程度のところまではきているはずです。
既に一通りは学習範囲を網羅されているはずなので、
ここは細かく分野ごとにリストを作って、
一つ一つ潰していくという計画を立てられると良いのではないでしょうか。
あまり細かくやると苦しくなるかも知れませんので、1か月単位ぐらいでおおまかな目安を付けられると良いでしょう。
後は、学習する時間帯を変えるとか、場所を変えるとか、マンネリ感を避ける工夫をされると
少し気分が変わるかも知れません。
怠けることそのものよりも、怠けてしまったことによって自分を責める方に
マインドが向かってしまう方が危険なのかな、とは思います。
今はアクセルいまいちとのことですが、
必ず全開にしたくなる時が来ます。
その時のために出来る準備をしておく、というのも有効な時間の使い方だと思います。
長丁場の試験ですから、常に一定のペースで進める人ばかりでは無いでしょう。
良いときは良いときなりに、悪いときは悪いときなりに凌いでいく、
というイメージを持たれると少し気持ちが楽になるかも知れませんね。
良い回答が出来ていないかも知れませんが、
私からの返答とさせていただきます。
昨年は、お世話になりました。
今日から、再受験に向けて勉強開始。
(冷静に見ると、足りなかったところが少しわかるような気がしてきました、、)
9代目メンバーにお世話になった身としては、電子書籍、興味ありありです。
販売開始したら、読ませていただきます。
ヨシさん
コメントありがとうございます。
「足りなかったところが少しわかるような気がしてきました」
いいですね!そこを掴めばもう半分勝ったようなものです。
電子書籍、ご期待いただきありがとうございます。
また感想をお寄せいただければと思います。
こんばんは
昨年は大変お世話になりました。
本年もよろしくお願い申し上げます。
さて、診断士受験生支援への情熱が詰まった電子出版が決定されたとのこと。
心よりお慶び申し上げます。
私がそうであったように迷いのなかにある受験生にとっては、きっと合格への確実な道標となる事を確信しております。
ステキなニュースを新年早々ありがとうございました。
ブブさん
コメントありがとうございます。
こちらこそ本年もよろしくお願いいたします。
手前味噌ではありますが、
この一冊で診断士試験に関する疑問は大部分解消するのでは、
と言える内容になっております。
これから合格を目指す受験生にとって、
何らかのお役に立つことを願って作成しております。
ブブさんの仰るように、「合格への確実な道標」となれたのなら、
望外の喜びです。