診断士1年目の実体験から語る「診断士のリアル」
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昨年の私は、家族の平和を維持するため参加できませんでしたが、「診断士の歩き方」を学び、診断士1年目をロケットスタートしたいあなたのためのセミナー。近日受付開始!
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一発合格道場ロケットスタートセミナーin東京
2018年1月12日(土)昼 @勝どき区民館
・2018年12月25日(火)発表の診断士2次試験合格者向け対象
・参加費:1000円(別途、懇親会を計画中)
・定員:30名
・後日、こくちーずにて受付開始予定
実務補習・実務従事、企業内、転職、独立…など診断士活動のリアルをお伝えします!
活躍する診断士になりたい方、同志を探したい方はぜひお越しください!!
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おはようございます。ゆうです。
バックナンバーは、こちらから。
2次合格者の皆さんは、口述試験を終えて、結果発表を控え、さて来年はどんな1年にするかな?と考えている頃でしょうか。
昨年の私は、21日にふぞろいに再現答案を提出し、26日に合格発表を確認し、27日に道場合格体験記を書いていましたね。一昨年の今日は、運営管理をひたすら勉強してました。
日々忙しく、濃厚な診断士ライフを過ごせていることに感謝です。
さて、今回は、今年2次合格予定の人も、惜しくも不合格だった人も、来年合格目指す人にも、読んでほしい共通のテーマ。
私ゆうが、診断士1年目を過ごす中で、見て、感じた、「診断士のリアルな世界」をシェアします。
ただし、これは、私ゆうの独断と偏見が混じった見解であることをあらかじめご了承ください。道場はじめ、特定の団体を代表した見解ではございません。
とはいえ、ポジショントークは一切無しで。ダークサイドも交えながら。
どうしたって、予備校であれば「診断士っていいぜ!」と言わないことには商売になりませんし、多くの診断士も、診断士の価値向上をしたいので、やっぱり「診断士っていいぜ!」になるわけですが。
私は、診断士のリアルをあらかじめ知っておくことは、その後の診断士満足度にとても重要だと考えます。まさに企業経営で学んだ、「RJP理論」です。
よって、
診断士のリアルな世界を皆さんに伝え、診断士になってからのギャップを解消する。
そして、診断士になって、ぜひハッピーになってもらいたい!と願って、7つのテーマで書いていきます。
あなたにとって、診断士資格を取得する目的は何でしょうか?
独立?
キャリアアップ?キャリアチェンジ?
自己啓発?
どれも手にすることは十分できると思います。
9代目であれば、独立したchikaちゃん。コンサルに転職したヒロちゃんが、大きな変化ですし、
それ以外の9代目メンバーも、それぞれ大なり小なり「チェンジ」を仕掛けています。
ただ、「自己啓発」は取り扱い注意。「自己啓発」はゴールにならないと考えます。
大事なのは、自己啓発してどうなりたいか?
ちなみに、「自己満足」はゴールになりえると思っていますが。自己啓発は手段であって、ゴールではない。
もし、自己啓発が診断士取得の目的だとしたら、必ずしも資格取得は必要ないかもしれません。
例えば、2次試験で残念ながら不合格で、翌年に2次試験対策を1年かけてやることは、主観ですが、それほど自己啓発になると思えません。
ただ、1次試験の7科目を合格するだけの知識や努力したことは、おおいに自己啓発だと思います。
診断士資格を取得しなければ実現しないゴールであることが、診断士受験の目的である必要があると思っていて。だからこそ、1年かけてでも、2次試験対策をやる価値が出てくるのだと思います。
なぜ、このことを書くかというと。この後にも触れるとおり、診断士資格を維持し続けることは、それなりの覚悟とコストが発生するからです。
ちなみに自分にとっての診断士受験の目的は、プロフィールにも書いていますが、自社の成長・発展のためです。
私は、美容系会社の役員をしていますが、
今年度、3月決算ですが、足元までの業績は、売上が昨年対比で、約10%アップ、営業利益が約3倍になりました。売上に対して利益の伸びが大きいのは、限界利益率が高く、固定費があまり増えていないため、です。
社員のみんなの活躍がほとんどですが、中小企業は社長で決まる、事業責任者で決まる、と言われていますから、
私自身のレベルアップも成果につながったのではないかと自負しています。年俸もあがるといいな笑
診断士の資格は、維持保有するのにコストが発生する資格です。
簿記や宅建のように、試験に合格すれば、永年無料で所持できる資格もありますが、診断士は、更新するのに更新要件があり、要件をクリアしないと失効します。5年毎更新。
更新するには2つ要件があり、
①実務従事を30日間(30ポイント)行うこと。
②理論政策更新研修に5回以上参加すること。
①実務従事は、コンサル実務をやっている人であればコストは発生しませんが、企業内診断士で実務をやる機会が無い人は、協会や民間企業が提供する実務従事サービスに参加して実務従事ポイントを取得する必要があり、その多くは有料です。
②も多くの場合が有料で、1回あたり6千円が相場です。
例えば、あまりお金が掛からない場合あっても、理論政策更新研修には参加する必要があるので、
協会に所属せず、自分で実務従事ポイントを稼ぎ、理論政策更新研修のみ参加、
①理論政策更新研修 6千円×5回=3万円
合計 5年間で3万円
例えば、お金が掛かるケースとして、
東京協会に5年間所属し、自分で実務従事ポイントを稼げないので実務従事サービスを利用し、理論政策更新研修はもちろん参加の場合。
①協会入会金3万円
②協会年会費5万円×5年間=25万
③実務従事サービス1日7.2千円×30日分=約21万円(A社サービスを利用した場合)
④理論政策更新研修 6千円×5回=3万円
合計 5年間で52万円
さらに、スキルアップのために研究会やマスターコースに入ると、研究会で年間数千円~2万円、マスターコースだと、10万~30万円近いものまで、追加で発生します。さらに、交通費や懇親会などの費用も発生します。
つまり、明確な目的や狙いを持って、コストを上回るベネフィットを獲得する活動をしないと、コスト倒れになる可能性があります。
ちなみに私の場合は、初年度で入会金+年会費+マスターコース+研究会で、軽く15万円は超えています。
個人的には、実務従事サービスを30日間全て有料で実施しないといけない人は、そこまで無理して診断士資格を維持しなくてもいいのでは?という想いがします。
プロコンとして診断士活動をしていてクライアントを持っている人であれば当然無料で実務ポイントは手に入りますし、
企業内診断士でも友人や取引先企業の診断助言、自社が中小企業であれば自社内の診断助言など、ポイントを手に入れる方法は自分で作れます。
とは言え、全く活動をしておらず、更新できる見込みがない人は、
奥の手!休止という選択肢もあります。
診断士登録後に、休止を申請することで、最長で15年間休止する、という方法があります。妊娠出産、海外勤務、など様々な事情を想定しての特例措置ですが、むざむざ資格を失効させるよりは有効な手だと思います。
ただ、診断士更新が厳しいから休止するとなると、なかなか再開のモチベーションは高まらないと思うので、15年後に失効する可能性が高いですよね。
そのことも覚悟の上で、それまでの間に診断士資格保有者であることを活かしてキャリアアップやキャリアチェンジをして、15年後に、「失効しちゃいましたけど、もう関係ないですよね笑」という作戦で行きましょう。
診断士の資格を持っているだけで、仕事が舞い込んでくるでしょうか?
残念ながら、診断士資格はそのようなウハウハな資格ではありません。
資格試験の最高峰である弁護士ですら、資格を持っているだけでは十分食えないと言っているわけですから、診断士資格も推して知るべし、です。
そんな中で、診断士として尖っていくには、他人とは違う自分の強みを発揮する、ことが大事です。
差別化戦略。まさにあなた自身が2次試験の事例企業のように、強みを活かすことが大事です。
そのために、自分の強みを整理しておきましょう。強みを整理するには、大きく以下の2つの軸です。
①業界軸
製造、流通、飲食、ITなど
②機能軸
営業、生産、人事、財務、IT
機能軸には、さらにテーマ性として、以下のような知識や経験も武器になります。
事業承継、M&A、創業支援
自分が、どのような業界に強いのか、どのような機能に強いのか。
また、その内容について、「診る」「書く」「話す」ことができるように、自分の人間性や技術を高める必要があります。
ちなみに私の場合は、以下のような強みの構成です。意外と診断士で中小企業の会社役員はレアキャラです。
美容・女性活躍 × 経営者 × 若手診断士
上記の(4)でも書いているとおり、診断士の資格を持っているからと言って、口をあけて待っていても仕事は来ません。
誤解を恐れずに言えば、「顕在化した診断士の仕事」は決して多くないと感じます。
つまり「診断士」という供給に対し、「診断依頼」という需要が少ない状態です。
しかしながら、企業経営者で、企業を存続発展させたいと思っていない人はほとんどいないわけで、
あなたがコンサルすることで、企業が存続発展することができれば、企業からの依頼が途切れることはないでしょう。
ちなみに、「診断士って儲かるの?」について、比較的母数の多い統計データがありますので、紹介します。
データを見るうえで、気をつけて欲しい点があります。
前提条件として、診断士5年目以上で、正会員(=年会費を払って協会に所属)の人は、ある程度活動している人です。
このデータに登場しない会員登録すらしていない人や資格失効している人は、それなりにいると思ったほう良いでしょう。
つまり、このデータは、診断士資格保有者の上位層のデータと考えたほうがいいです。
また、正会員でも、積極的に活動していない人は、そもそもアンケートに回答しないので、アンケートに回答している人は、さらに診断士の中でも活躍している人だということです。それをふまえて、データを見たほうがいいでしょう。
ちなみに、私の今年の診断士活動収入は、社内を副業禁止にしているため、ゼロ円です笑
診断士の仕事は、「診る」「書く」「話す」の大きく3つです。
①診る
・主に、経営相談や顧問契約のことです。
・仕事のきっかけは、以下のようなルート。
①知人や仕事での取引先を開拓し顧問契約
②官民の無料相談・お試し相談から顧問契約
③取材依頼やセミナー講演からの顧問契約
・各地域の診断士会が地元の商工会議所とつながっているケースが多く、地域の診断士会で活動すると、地元企業の支援につながりやすい。
②書く
・内容は、記事の執筆。レポート作成など。
・正直、時間単価はあまり高くないが、執筆実績など自分のブランディングに役立つ可能性がある。
・自分で単行本を出せると、収益も大きい。単独で執筆しているきゃっしぃは、診断士界でも抜けた存在。
・私は所属していませんが、「取材の学校」は道場9代目メンバーも多く参加していて好評のようです。
③話す
・内容は、セミナー講師など。
・3つの中では、比較的時間単価が大きい。また、仕事の手離れがいい(顧問契約は、その逆ですね)。
・セミナーの講師派遣会社に自分のセミナーコンテンツを売り込んで、登録してもらうのが王道。
・もしくは、自分でセミナーコンテンツを作って、商工会議所などに売り込みする。
締めくくりとして、道場のことに触れないわけにはいかないでしょう。
自分にとって、道場9代目になったことは、診断士1年目で最も充実感を感じる活動です。
最も大きな財産は、9代目という熱量があって、愛情あふれる、仲間に出逢えたことです。
もちろんブログを書くこと、セミナーを開催することも、めちゃくちゃ修行です。鍛えられます。
そして、初代のJCさんやハカセさんをはじめ先輩たちとのネットワーク、受験生の皆さんから感謝されること。どれも、道場メンバーになったからこそ味わえていることです。
また、受験生支援サークルは複数あれど。どこにも負けない圧倒的な熱量でブログを書いているのが、この一発合格道場であると自負しています。
そんな道場に私が入った動機は、自分が道場でお世話になったこと、受けた恩を「恩送り」しようと思ったからです。
9代目の活動も残り僅かだと思うと、淋しいような、一息つくような笑。感慨深いものがあります。
この9代目のアツい絆から生まれたビッグプロジェクトは、来年お披露目に向けて、ひそかに準備中です。
さて、道場メンバーに選ばれるには、どうすればいいか?
それは熱量のこもった合格体験記を出すこと+道場メンバーに立候補することです。ぜひ、節目となる10代目道場メンバーの立候補をお待ちしています。まずは、合格体験記を!
最後に、診断士1年目から見た、「診断士のリアル」について。今日の記事や他に気になることがあったら、お気軽にコメント欄に書きこんでください!!
以上、今年最後のゆうでした。最後まで読んでいただき、ありがとうございます!
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●合格・不合格問わず!受験体験記募集!!
一発合格道場の強みは「積み重ねられた数多くの体験記」です。
道場をつくるのは、あなたの体験記。また、あなたの貴重な経験が、多くの人たちのために役立ちます。
ぜひ、体験記をおよせください。
※公開先はコチラ
□募集要項□
対 象:H30年度2次試験合格者および筆記試験受験者(未合格者)
–> 年齢・受験年数・学習スタイル等一切不問
原稿量 :自由。目安として2,000字(原稿用紙5枚)程度
ファイル形式:Word(.docxまたは.doc)
特典 : 「一発合格道場」ブログ上で随時公開。
期限 :2018年12月31日
応募方法 :ippatsugoukaku9th@gmail.comまでメール
※当ブログ運営趣旨に反しない限り、原則応募全員分を公開。
※原稿の著作権は個人上は放棄頂き、当「一発合格道場」に帰すものとします。
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(2)学習開始時の知識・保有資格、得意科目・不得意科目
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・独学、通信、○○(予備校)通学
①メリット
②デメリット
(4)合格までの受験回数、学習時間とその作り方
①学習開始時期と受験回数
②一次学習時間
③ニ次学習時間
(5)合格までの学習法
①1次
②2次筆記
③再現答案
(6)学習時・受験時のエピソード
(7)これから合格を目指す方へのアドバイス
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